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[クラシック・ニュース 2009/10/11 - 2009/10/17]
2009年10月16日(金)
オーケストラ往来!
オーケストラの指揮者の動きをご覧下さい。
◆関西フィルハーモニー管弦楽団 
オーギュスタン・デュメイ
© Gabriela Brandenstein
首席客演指揮者のオーギュスタン・デュメイ 2011年1月1日より5年間音楽監督に就任する。

関西フイルハモニー管弦楽団
http://www.kansaiphil.jp/

オーギュスタン・デュメイの今後の公演予定
〈第218回定期演奏会〉〜古典の王道…ひとつひとつの音を味わいつくす至高の音楽家デュメイ
2010年3月11日(木) 19時  ザ・シンフォニーホール
指揮&ヴァイオリン独奏:オーギュスタン・デュメイ
メンデルスゾーン:序曲「フィンガルの洞窟」 作品26
シューベルト:交響曲第5番 変ロ長調 D.485
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品61
 
〈第223回定期演奏会〉〜創立40周年記念ガラ・コンサート〜

2010年9月10日(金) 19時 ザ・シンフォニーホール
指揮&ヴァイオリン独奏:オーギュスタン・デュメイ
曲目調整中
 
2010年9月14日(火)サントリーホール
オーギュスタン・デュメイで東京公演を行う。
◆読売日本交響楽団 
スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ
撮影:浦野俊之
指揮者スタニスラフ・スクロヴァチェフスキに2010年4月からに「桂冠名誉指揮者」(英語名:HonoraryConductor Laureate)の称号を贈る。第8代常任指揮者は2010年3月末日で退任する。

読売日本交響楽団
http://yomikyo.or.jp/index.php

スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ 今後の予定
第170回東京芸術劇場名曲シリーズ
2010年3月12日(金) 19時 東京芸術劇場
みなとみらいホリデー名曲コンサート・シリーズ
2010年3月13日(土) 14時 横浜みなとみらいホール
指揮:スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ
ピアノ=エヴァ・クピーク
《ショパン&シューマン生誕200年》
ワーグナー:歌劇〈タンホイザー〉序曲
ショパン:ピアノ協奏曲第1番
シューマン: 交響曲第1番〈春〉
 
第524回名曲シリーズ
2010年3月19日(金) 19時 サントリーホール
第120回東京芸術劇場マチネーシリーズ
2010年3月20日(土) 14時 東京芸術劇場
指揮:スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ
R.シュトラウス:交響詩〈ドン・ファン〉
プロコフィエフ:バレエ〈ロメオとジュリエット〉第2組曲から
シューマン:交響曲第3番〈ライン〉
 
読売日響 特別演奏会
2010年3月25日(木) 19時 東京オペラシティコンサートホール
第491回定期演奏会 
2010年3月26日(金) 19時 サントリーホール
指揮:スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ
ブルックナー:交響曲第8番

新譜CD
《スクロヴァチェフスキ&読売日響 ブラームス:交響曲第3番》
曲目:
ブラームス:交響曲第3番 ヘ長調 Op.90
チャイコフスキー:弦楽セレナード ハ長調 Op.48*
指揮:スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ
演奏:読売日本交響楽団
録音:サントリーホール・ライヴ/東京芸術劇場 ライヴ
番号:COGQ-39
価格:¥2,940 SACDハイブリッド
◆東京フィルハーモニー交響楽団
ダン・エッティンガー
指揮者:ダン・エッティンガー 2010年4月から2013年3月まで常任指揮者に就任する。

東京フィルハーモニー交響楽団
http://www.tpo.or.jp/

スダン・エッテインガー 今後の予定
就任披露公演
第784回定期演奏会

2010年4月4日(日)15時 Bunkamura オーチャドホール
マーラー:交響曲第2番ハ短調 「復活」
指揮:ダン・エッティンガー
ソプラノ:平井香織
アルト:調整中
合唱:新国立劇場合唱団
 
《こども音・楽・館 2010》
2010年8月8日(日)15時 東京オペラシティコンサートホール
指揮:ダン・エッティンガー
 
『第九』特別演奏会
2010年12月21日(火)19時 サントリーホール
2010年12月23日(木・祝)15時 Bunkamura オーチャドホール
2010年12月26日(日)15時 東京オペラシティコンサートホール

指揮:ダン・エッティンガー
ソプラノ:森麻季
アルト:谷口睦美
テノール:調整中
バリトン:堀内康雄
合唱:東京オペラシンガーズ

新譜CD
《東京フィルハーモニー交響楽団とタワーレコード/コロムビアミュージック コラボレーション企画第1弾!》

『R.シュトラウス: 交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」ほか』
曲目:
R.シュトラウス:交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」op.30
R.シュトラウス:交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」op.28
R.シュトラウス:祝典前奏曲
ワグナー:「タンホイザー」序曲
指揮:ダン・エッティンガー
演奏:東京フィルハーモニー交響楽団
録音:サントリーホールライヴ 
番号:TPTW-1001
価格:1000円
 
『チャイコフスキー:交響曲第5番 ほか』
曲目:
モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番 KV467
チャイコフスキー:交響曲第5番 op.64
指揮/ピアノ:ダン・エッティンガー
演奏:東京フィルハーモニー交響楽団
録音:サントリーホールライヴ/Bunkamura オーチャドホール
番号:TPTW-1001
価格:1000円
 
※ダン・エッティンガーの若々しいエネルギッシュな演奏を楽しめる。
 モーツァルト のピアノ協奏曲も自らピアノを前にみずみずさにみなぎった演奏に彼の力量をうかがうことが出来る。

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2009年10月16日(金)
オペラの枠をこえて新しいプログラムに目を向けて!バス歌手:花月 真!
花月 真
 バス歌手花月 真(かげつ まこと)は関西二期会の会員としてこれまで多くのオペラのステージに立ってきた。彼はオペラ歌手の域にとどまらず、元来僧籍にあった念仏の世界に、新しい展開を求めることになった。

 クラシックの歌手としての領域を超えて念仏によって、楽しく、美しく、感動を多くの人に与え、より豊かな人間性の回復を願いながらステージに望む。
コンサート情報
《花月 真 念仏コンサート 仏教讃歌への誘い》
2009年10月23日(金)18時30分  東京・築地本願寺 本堂

バス:花月 真
ピアノ:山本有希子
パイプオルガン:森 琢麿

真宗宗歌
四弘誓願(パイプオルガン・ソロ)
念仏
光のなかに
いのち
憶念
大心海 II(シンセオルガン・ソロ)
恩徳讃
千の風になって
オペラ『カルメン』第3幕より エスカミーリオのアリア「闘牛士の歌」
オペラ『エルナー二』第1幕より シルヴァのアリア「不幸な男」
カタリ・カタリ(つれない心)
二度とない人生だから(花月 真/新曲)
グランドフィナーレ“念仏”会場全員で大合唱

入場料:3,000円(全自由席)
お問合せ:06-7173-7259
K2オペラプロデュース 
http://www.eonet.ne.jp/~kagetsumakoto/

チラシ(表・裏)(PDF/564k)
※このPDFのファイルからプリントして下さい。チラシとして活用できます。

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2009年10月16日(金)
ピアノデュオ「瀬尾久仁&加藤真一郎」バルトーク“2台のピアノと打楽器のためのソナタ”につよい憧憬!
瀬尾久仁&加藤真一郎
 ピアノ・デュオで活躍する『瀬尾久仁&加藤真一郎』は10月29日のデュオコンサートのため20世紀の傑作:バルトークの「2台のピアノと打楽器のためのソナタ」を演奏する。とりわけバルトークに強い憧憬の念を持っている。21世紀にむけて新しい同じ編成による作品を熱望して、東京芸術大学准教授:安良岡章夫に作品を委嘱するなど意欲を示している。このコンサートではバルトークにつながるスラブ系のドヴォルザークのスラブ舞曲から、リストの悲愴協奏曲というプログラミングである。
 
 彼等は2009年8月のサントリー音楽財団“サマーフェスティバル”でペーター・エトヴェッシュの「2台ピアノとオーケストラのための協奏曲」(沼尻竜典指揮:東京都交響楽団)を初演するなどの活動が見られる。この曲はバルトークと同じハンガリーのエヴェッシュがバルトークに対する強いオマージュをこめて作曲したといわれている。
 
瀬尾久仁&加藤真一郎
http://www.seokato.com/
写真をクリックで拡大写真がご覧頂けます
写真提供:
サントリー芸術財団 
コンサート情報
《瀬尾久仁&加藤真一郎ピアノデュオ・リサイタル2009》
2009年10月29日(木) 19時 東京オペラシティ リサイタルホール

アントニン・ドヴォルジャーク:スラブ舞曲集 作品72より 第1.2.7番
フランツ・リスト:悲愴協奏曲
安良岡章夫:デカルコマニー 
 〜2台のピアノと2人の打楽器奏者のための(世界初演)
バルトーク・ベーラ : 2台のピアノと打楽器のためのソナタ

打楽器:
安江佐和子 
藤本隆文

一般券(全自由席) \3,000
高校生以下(全自由席) \1,000 (扱いは東京コンサーツのみ)
お問い合わせ:03-3226-9755
東京コンサーツ
http://www.tokyo-concerts.co.jp/

チラシ(表・裏)(PDF/360k)
※このPDFのファイルからプリントして下さい。チラシとして活用できます。

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2009年10月16日(金)
[新譜紹介]〈ヴァン・クライバーン名盤選!〉
 2009年ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクールでピアノの辻井伸行氏が優勝して一躍寵児として迎えられた。授賞式の写真で賞を渡すヴァン・クライバーンの姿があった。クライバーンは1958年、23歳の時に行われた第1回チャイコフスキー国際ピアノコンクールで優勝した。当時、ソ連とアメリカの冷戦下で第一位獲得はアメリカ中を熱狂させ大きな喜びとなって、国民的英雄として迎えられた。大スターとして華々しく演奏活動を始めた。これを記念して1962年からクライバーン国際ピアノコンクールが開かれることになる。1965年に初来日をしている。当時チケットを入手することが大変困難だったことを記憶している。
 
 そしてどのような理由からか、彼はしだいにステージから遠ざかってしまった。やがて現役のピアニストとしての彼の活躍は見られなくなった。このCDはその華々しい活動の頃作られた彼のレコードである。当時の彼の演奏を聴くと若々しいエネルギーに満ちた音楽を楽しめる。ほんとに素晴らしいピアニストであった。これらの演奏からかぎりない未来を約束されて、ステージからやがて遠ざかるということはまったく夢にも考えられないことであった。あらためて青年クライバーンのピアノを評価しなおす機会になる。心から彼の大きな才能を開花させて欲しかった。ステージの持つ秘められた謎を感じる。芸術家のもつ心情を計りしることは出来ない。
〈ヴァン・クライバーン名盤選1〉 
《ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番&ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」》
〜ライナー&シカゴ響 

曲目:
1〜3.ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番変ホ長調Op.73「皇帝」
4〜6.ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番ハ短調Op.18
演奏:ヴァン・クライバーン(ピアノ)、シカゴ交響楽団
指揮:フリッツ・ライナー
録音:1961年5月4日&12日(1〜3)、1962年3月31日&4月2日(4〜6)、シカゴ・オー ストラ・ホール
番号:BMG Japan BVCC-40011
価格:¥1890
〈ヴァン・クライバーン名盤選2〉   
《ショパン:ピアノ協奏曲第1番&ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲》
〜オーマンディ&フィラデルフィア管

曲目:
1〜3.ショパン:ピアノ協奏曲第1番ホ短調Op.11 
4〜29.ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲Op.43
演奏:ヴァン・クライバーン(ピアノ)、フィラデルフィア管弦楽団 
指揮:ユージン・オーマンディ
録音:1969年8月18日(1~3)、ニューヨーク、サラトガ・スプリングス、サラトガ・パフォーミング・アーツ・センター/1970年5月7日(4〜29)
番号:BMG Japan  BVCC-40012
価格:¥1890
〈ヴァン・クライバーン名盤選3〉  
《ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 月光・悲愴・熱情・告別》
曲目:
1〜3.ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調Op.27-2「月光」
4〜6.ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第8番ハ短調Op.13「悲愴」
7〜9.ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第26番変ホ長調Op.18a「告別」
10〜12.ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第23番へ短調Op.57「熱情」
4〜29.ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲Op.43
演奏:ヴァン・クライバーン(ピアノ)
録音:1971年(1〜6、10〜12) 1966年(7〜9)
番号:BMG Japn BVCC-40013
価格:¥1890
〈ヴァン・クライバーン名盤選4〉   
《ロマンティック・ピアノ・コレクション クライバーン》
曲目:
1.ピアノ・ソナタ ロ短調(リスト)
2.コンソレーション(慰め)第3番変ニ長調(リスト)
3.ラプソディ変ホ長調Op.19-4(ブラームス)
4.ロマンスOp.28-2(シューマン)
5.ひばりの歌Op.37b(「四季」:3月)(チャイコフスキー)
6.マハと夜鳴きうぐいす(「ゴイェスカス」第4曲(グラナドス)
7.トッカータ(「クープランの墓」第6曲)(ラヴェル)
8.なき王女のためのパヴァーヌ(ラヴェル)
9.前奏曲嬰ト短調Op.32-12(ラフマニノフ)
演奏:ヴァン・クライバーン(ピアノ)
録音:1972年−75年
番号:BMG Japan BVCC-40014
価格:¥1890
〈ヴァン・クライバーン名盤選5〉   
《月の光〜アンコール集 クライバーン》
曲目:
1.スケルツォ第2番変ロ短調Op.31(ショパン)
2.水の反映〜映像第1集(ドビュッシー)
3.練習曲変ロ短調Op.4-3(シマノフスキー)
4.練習曲ハ短調Op.10-12「革命」(ショパン)
5.レントよりおそく(ドビュッシー)
6.亜麻色の髪の乙女(前奏曲集第1巻)(ドビュッシー)
7.夜想曲第18番ホ長調Op.62-2(ショパン)
8.献呈(シューマン)
9.練習曲嬰ニ短調Op.8-12(スクリャービン)
10.月の光(ベルガマスク組曲:第3曲)(ドビュッシー)
11.練習曲「音の絵」変ホ短調Op.39-5(ラフマニノフ)
12.喜びの島(ドビュッシー)
演奏:ヴァン・クライバーン(ピアノ)
録音:録音:1970年&1972年
番号:BMG Japan BVCC-40015
価格:¥1890
DVD:2009年10月21日発売
《ヴァン・クライバーン/コンサート・ピアニスト》DVD+CD
収録内容:
Disc 1  
DVD 部分・抜粋
リスト:メフィスト・ワルツ第1番(全曲)
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第10番ハ長調K.330
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番ニ短調Op.30   キリル・コンドラシン指揮シンフォニー・オブ・ジ・エアー
ブラームス:ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.83  キリル・コンドラシン指揮モスクワ・フィルハーモニー交響楽団
ラフマニノフ:交響曲的舞曲Op.45          (指揮)   オーケストラ不明
ショパン:スケルツォ第3番嬰ハ短調Op.39(全曲)
ラフマニノフ:練習曲集「音の絵」Op.39より第5曲
ブラームス:間奏曲イ長調Op.118-2
J.S.スミス:星条旗(アメリカ国歌)[編曲:ヴァン・クライバーン]
V.ソロヴィヨフ=セドイ:モスクワ郊外の夕べ[編曲:ヴァン・クライバーン]
プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番ハ長調Op.26 ワルター・ヘンドル指揮シカゴ交響楽団
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ短調Op.23  レナード・スラットキン指揮グラント・パーク音楽祭交響楽団

Disc 2
CD
1.献呈(シューマン)
2.練習曲第3番ホ長調Op.10-3「別れの曲」(ショパン)
3.練習曲「音の絵」変ホ長調Op.39-5(ラフマニノフ)
4.喜びの島(ドビュッシー)
5.間奏曲第2番イ長調Op.118-2(ブラームス)
6.スケルツォ第3番嬰ハ短調Op.39(ショパン)
7.前奏曲嬰ハ短調Op.3-2(ラフマニノフ)
8.ワルツ第15番変イ長調Op.39-15(ブラームス)
9.メフィスト・ワルツ(リスト)

DVDとCD2枚組セット
番号:BMG Japan BVBC-1〜2
価格:\3990
※ヴァン・クライバーンの貴重な映像と代表的レコーディングから厳選したCDとの2枚組セット。

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2009年10月13日(火)
[新刊音楽書紹介]《ロストロポーヴィッチ伝》巨匠が語る音楽の教え、演奏家の魂
ロストロポーヴィッチ伝
巨匠が語る音楽の教え、演奏家の魂


著者:エリザベス・ウィルソン
訳:木村博恵
刊:音楽乃友社
価格:3400円+税
 著者:エリザベス・ウィルソンはモスクワ音楽院でチェロをロストロポーヴィッチに学ぶ。現在ロンドンで演奏活動や音楽の指導、音楽関係の執筆等を行っている。長時間マエストロから話を聞きながら執筆した図書である。

 1974年にソヴィエットを離れるところまでを描いている。ソルジェニーツィンを匿ってから、彼を取り巻く環境の変化は音楽家として大成したロストロポーヴィッチをじょじょに締め付けられてゆく様子はものすごい迫力である。我々が想像もつかないソヴィエットの体制の中での出来事だけに大変な思いをしたことだろう。

 人並みはずれた素晴らしい集中力で音楽に向かった巨匠の歩んだ道を眺め、そのヴァイタリティと行動力は桁外れの人物であったことを思わせる。

 音楽家との交流や思わぬエピソードも興味がつきない。プロコフィエフ、ショスタコーヴィチ、ブリテンなどの作曲家であり、その手による作品も身近に感じて、あらためで曲の関心も高まる。リヒテルや小澤征爾の交友関係も素晴らしい。

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2009年10月12日(月)
[CDレビュー]《ワーグナー/管弦楽曲集》ヤンソンス指揮
曲目:
1.歌劇「タンホイザー」序曲
2.歌劇「タンホイザー」〜バッカナール
3.歌劇「ローエングリン」第1幕への前奏曲
4.歌劇「ローエングリン」第3幕への前奏曲
5.楽劇「ワルキューレ」〜ワルキューレの騎行
6.楽劇「神々のたそがれ」〜ジークフリートのラインへの旅
7.楽劇「神々のたそがれ」〜ジークフリートの葬送行進曲
作曲:ワーグナー
楽団:バイエルン放送交響楽団
指揮:マリス・ヤンソンス
録音:2009年3月16日(ライヴ) スイス、ルツェルン芸術文化センター
会社:SONY Classical
番号:SICC-1172
定価:2520円
 これは本拠地ミュンヘンではなく、スイスのルツェルンにおけるコンサートのライヴというのか珍しい。このオーケストラは南ドイツ的な暖かな音色とドイツ的な重厚な音を兼ね備えているが、ヤンソンスは少しも奇を衒うことなく、落ち着いたアプローチで音楽の本質を見通している。
 
 全体にゆったりとしたテンポで音楽が運ばれるが、中でも「神々のたそがれ」からの二曲は内面からじわじわとした感動が盛り上がってくるのが素晴らしく、機能的な演奏とは一線を画した味わいの深さを持っている。
 
 ソニー・インターナショナルとバイエルン放送局との共同制作であるが、録音はいかにも放送録音を思わせる全体のバランスを重視した上品なサウンドになっている。


野崎正俊(音楽評論家)

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2009年10月12日(月)
[CDレビュー]《ショパン/24の練習曲》シェバノワ
曲目:
1.12の練習曲Op.10
2.12の練習曲Op.25
作曲:ショパン
演奏:タチアナ・シェバノワ(fp)
録音:2007年9月29日 ワルシャワ、ヴィトルド・ルトスワフスキ・ポーランド放送コンサート・スタジオ
会社:ポーランド国立フレデリック・ショパン協会
番号:NIFCCD 007
定価:オープン価格(輸入盤)
 このCDはショパンが活躍していた当時に用いられた楽器によって、彼のピアノ作品全集のCDを録音しようとするポーランドの国立ショパン協会の企画の一環である。
 
 そうしてここで選ばれたのが1849年製のエラールのフォルテピアノで、現在のピアノと同じ音域を持っているという。もちろんショパンがパリで活躍していた当時好んで使用していたのと同じタイプである。
 
 したがって古典派やシューベルトの演奏に用いられることのある、いかにも古楽器然とした楽器にくらべて、音色の上でも違和感は少ない。それだけにシェバノワのような現代ピアノで弾くピアニストにとってもこのフォルテピアノで弾くことに大きな問題はないに違いない。いかにも正統派ショパン弾きらしい格調の高い演奏を聴くことが出来る。広くショパン・ファンに受け入れられるに違いない。


野崎正俊(音楽評論家)

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