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[クラシック・ニュース 2011/9/4 - 2011/9/10]
2011年9月8日(木)
第14回チャイコフスキー国際コンクールピアノ部門優勝者! ダニール・トリフォノフが「インタビュー@クラシック」で!
右:ダニール・トリフォノフ
左:ナレク・アフ ナジャリャン
Photo:M.yabuta
 第14回チャイコフスキー国際コンクールピアノ部門第1位、ダニール・トリフォノフが「インタビュー@クラシック」で語る。9月6日に行われた記者会見をご覧下さい。

「インタビュー@クラシック」
http://classicnews.jp/interview/index729.html

 喜びのメッセージ、好きな演奏家と作曲家、コンクールの覇者としてのこれからの事、原発事故に対する考え方や日本へのメッセージを語る。

 ダニール・トリフォノフ は第14回チャイコフスキー国際コンクール《ガラ・コンサート》のあと紀尾井ホールでリサイタルがある。2011年4月にふたたびモスクワフィルと第14回チャイコフスキー国際コンクール《ガラ・コンサート》のツアーが各地で開かれる。
コンサート情報
ダニール・トリフォノフ
《ダニール・トリフォノフ ピアノ・リサイタル》
2011年9月9日(金)19時 紀尾井ホール

ショパン: 舟歌 嬰へ長調 作品60
ショパン: 練習曲集 作品25
- - - - - - -
シューベルト / リスト:
 春のおもい
 水の上で歌う
 ます
 魔王
シューマン / リスト: 献呈
パガニーニ / リスト:ラ・カンパネッラ
リスト: メフィスト・ワルツ第1番「村の居酒屋での踊り」
 
入場料:S5000円 A4000円
 
お問い合わせ:03-5774-3040
シャパン・アーツ
http://www.japanarts.co.jp/

チラシ(表)(PDF/212KB)
※このPDFのファイルからプリントして下さい。チラシとして活用できます。

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2011年9月8日(木)
第14回チャイコフスキー国際コンクール《優勝者ガラ・コンサート》まもなく!「インタビュー@クラシック」で喜びの声を!
左から
セルゲイ・ドガージン
エレーナ・グーセワ
ナレク・アフ ナジャリャン
ダニール・トリフォノフ
Photo:M.yabuta
 第14回チャイコフスキー国際コンクール《優勝者ガラ・コンサート》が開かれる。コンサートのまえに喜びの声を「インタビュー@クラシック」で語る。

「インタビュー@クラシック」
http://classicnews.jp/interview/index728.html

 今回の第14回チャイコフスキー国際コンクールは総裁にワレリー・ゲルギエフを迎えて、いままでよりいじょうのコンクールをめざした。
 審査員も世界で活躍する現役のトップ奏者たちが参加した。インターネット中継を行うなどの新しいこころみも取り入れて、世界中から素晴らしい人材が集まった。世界に大きくアッピールするコンクールとなった。
 
 2012年4月に《第14回チャイコフスキー国際コンクール《優勝者ガラ・コンサート》がモスクワ交響楽団によって、コンサートが開かれる。
 
2012年4月24日(火)福岡シンフォニーホール
2012年4月26日(木)愛知県芸術劇場コンサートホール
2012年4月27日(金)東京サントリーホール
2012年4月28日(土)大阪 ザ・シンフォニーホール
2012年4月30日(月・祝)札幌コンサートホールKitara
 
出演(予定)
ダニール・トリフォノフ〈グランプリ/ピアノ部門第1位および聴衆賞〉
セルゲイ・ドガージン〈ヴァイオリン部門第2位(1位なし)および聴衆賞〉
ナレク・アフナジャリン〈チェロ部門第1位および聴衆賞〉
管弦楽:モスクワ交響楽団(4/26、27、28、30 公演)
コンサート情報
第14回チャイコフスキー国際コンクール《優勝者ガラ・コンサート》
2011年9月8日(木) 19時 サントリーホール

第14回チャイコフスキー国際コンクール優勝者(ピアノ、ヴァイオリン、チェ ロ、声楽部門)
 ダニール・トリフォノフ 【グランプリ、ピアノ部門第1位、聴衆賞】
 セルゲイ・ドガージン 【ヴァイオリン部門第2位(1位なし)、聴衆賞】
 ナレク・アフナジャリャン 【チェロ部門第1位、聴衆賞】
 エレーナ・グーセワ 【声楽部門・女声第3位、聴衆賞】

曲目:
チャイコフスキー:
歌劇「エフゲニー・オネーギン」から手紙の場面(ソプラノ)
ヴァイオリン協奏曲(ヴァイオリン)
ロココの主題による変奏曲(チェロ)
ピアノ協奏曲第1番
 
指揮:高関 健
東京交響楽団
 
入場料 S12000円 A10000円 B8000円 C・D売り切れ
 
お問い合わせ:03-5774-3040
ジャパン・アーツ
http://www.japanarts.co.jp/

チラシ(表・裏)(PDF/476KB)
※このPDFのファイルからプリントして下さい。チラシとして活用できます。

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2011年9月8日(木)
20年ぶりの歌劇「サロメ」を指揮して! 新国立劇場オペラ部門芸術監督の尾高忠明が「インタビュー@クラシック」登場!
尾高忠明
© Martin Richardson
 新国立劇場オペラ部門芸術監督を務める指揮者:尾高忠明が20年ぶりにオペラを振る。演目はR・シュトラウス:歌劇「サロメ」。
「インタビュー@クラシック」で尾高忠明は語る。

「インタビュー@クラシック」
http://classicnews.jp/interview/index727.html

 20年前の公演の思い出、サロメに対する思いなど、作品に対する取り組みを語る。
 
 尾高は新国立劇場のオペラ部門芸術監督に就任以来、多くの困難な問題に直面する。なかでも原発事故による海外アーティストの数々のキャンセルに遭遇するなか、公演を実現しなくてはならないという気持ちで、全力をあげて芸術監督の仕事にとり組んで来た。そうした中で大きな収穫を得た。それは日本人歌手たちの活躍のチャンスを見いだすことが出来た事だという。
コンサート情報
《R・シュトラウス:歌劇「サロメ」》
2011年10月9日(日) 15時 新国立劇場オペラパレス
2011年10月12日(水)19時      〃
2011年10月19日(水)15時     〃
2011年10月22日(土)15時     〃


指揮:尾高忠明
演出:アウグスト・エファーディング
美術・衣裳:ヨルク・ツィンマーマン
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団

サロメ:エリカ・ズンネガルド
ヘロデ:クリスティアン・フランツ
ヘロディアス:ハンナ・シュヴァルツ
ヨハナーン:ジョン・ヴェーグナー
ナラボート:望月哲也
ヘロディアスの小姓:山下牧子
5人のユダヤ人1:大野光彦
5人のユダヤ人2:羽山晃生
5人のユダヤ人3:加茂下 稔
5人のユダヤ人4:高橋 淳
5人のユダヤ人5:大澤 建
2人のナザレ人1:大沼 徹
2人のナザレ人2:秋谷直之
2人の兵士1:志村文彦
2人の兵士2:斉木健詞
カッパドキア人:岡 昭宏
奴隷:友利あつ子  
 
S席:21,000円、A席:15,750円、B席:10,500円、C席:6,300円、D席:3,150円
 
お問い合わせ:03‐5352‐9999
特設サイト:新国立劇場 http://www.atre.jp/11salome/

チラシ(表・裏)(PDF/1.5MB)
※このPDFのファイルからプリントして下さい。チラシとして活用できます。

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2011年9月8日(木)
江藤光紀:東京音楽通信〔114〕 2011年8月
面白かった今年のサントリー・サマフェス
 
 毎年8月の終わりは、サントリーの現代音楽祭、サマーフェスティバル。今年は「映像と音楽」という大きなテーマを立て、ビデオ・アートとのコラボあり、無声映画への劇伴付あり、と普段なかなかお目にかかれないものを取り上げてくれました。テーマ設定に一ひねり効いていて、面白かった。
 
 昨年までは海外の近作を室内楽・管弦楽ともに紹介する回というのが必ずあったのですが、聞いたことのない作曲家の作品が並んでいて、どういう基準で作品を選んでいるのか良くわからないし、まあ全部が全部ダメっていうわけではないけれどため息をつかされたことも多かった。今回は企画力の勝利。来年以降もテーマに沿った選曲にしてほしい。
 
 というわけで、早速個々の演奏会を振りかえってみましょう。


「映像と音楽」 (大ホール)  8月22日
 この日は舞台後方P席のところに巨大なスクリーンが吊るしてあり、秋山和慶指揮東京交響楽団が登場して、まずシェーンベルクの「映画の一場面への伴奏音楽」から。伴奏音楽といっても、この曲にはもとになった映画が存在しない(制作されなかった)ので、スクリーンは真っ白なまま。副題(「迫りくる危険、恐怖、破局」)がストーリーの暗示までしているのだから、何か映像も見せてほしかった。演奏自体は端正で、危なげないもの。
 
 次にソヴィエト共産党体制下で長らく上演禁止になっていたアニメーション「グラス・ハーモニカ」(1968)の舞台世界初演(アニメーション監督アンドレイ・フルジャノフスキーとアルフレート・シュニトケの共作)。美しい音色で人々を魅了するグラス・ハーモニカの名工が訪れた町は、悪魔に支配されていた。人々はその音色でバラ色の生活を取り戻すが、楽器は無残に破壊され、やがて悪魔の支配が復活し…。シュールレアリスム風に引用をちりばめたスライド画風のアニメーションは、まずもって映像が素晴らしい。シュニトケの折衷主義の作風も実にキレがいい。秋山さんの棒が冴え、映像にぴたりとつける技術にも寸分の狂いもない。来日していたフルジャノフスキーもご満悦至極。
 
 後半はビル・ヴィオラがエドガー・ヴァレーズの「砂漠」にヴィデオ作品を付けたもの。ドイツの放送局の協力で制作したもので、砂漠の光景や静まり返った夜の街かどの映像などと、室内の人物の動作をスローで見せるヴィオラ特有の映像が交互に提示されます。室内では男が水を飲んでいるのですが、最後には机がひっくり返り、テーブル上のものが超スロー・モーションで落下し、破局が暗示されます。特に音を描写的になぞった映像ではないので、謎解きのように分析するものでもないのでしょうが、映像と音、それぞれの身振りや、生音とテープ音の関係など、注意すると面白い関係が読み取れそうです。


無声映画のための音楽 無声映画「瀧の白糸」   8月27日
 昭和の名監督・溝口健二が1933年に発表して評判となった無声長編映画「瀧の白糸」に、望月京が音楽を付けたもの。その昔、サイレント映画にはオーケストラによる劇伴がつくことも多かったといいますが、映画とコンサートを一体化した催しはフランスでは「シネ・コンセール」と呼ばれていて、現在でも結構さかんなんだそうです。この望月作品もルーブル美術館の委嘱で2007年に初演されたもの。
 
 大ヒットを飛ばした映画だけあって、映像に観客を引き込んでいく魅力がある。旅芸人一座で評判の瀧の白糸(入江たか子)は、ひょんなことから御者・欽弥(岡田時彦)と知り合い、欽弥を東京で学ばせるため仕送りを始める。しかし一座の人気は下降線をたどり、金策に駆け回った瀧の白糸は高利貸しの男を殺してしまう。法廷に連れだされた瀧の白糸の前に立った裁判官は果たして、かつての白糸の援助によって出世した欽弥だった。
 
 二人の力のある演技を溝口のカメラが克明に追いかけていく。これだけでも十分充実していますが、音楽は時に描写的に画面を彩り、時に不安げな心の動きを歌いあげます。そしてここぞという場面では沈黙。音楽(杉山洋一指揮、尺八・箏・三味線・打楽器・ハープ・ヴァイオリン・エレクトロニクスによるアンサンブル)が画面を邪魔してしまう一歩手前で踏みとどまっていて、その相乗効果も見もの。


「映像と音楽」(ブルーローズ)   8月27日
 溝口作品が終わって1時間ほど間をおいてから、夜は「映像と音楽」の室内楽版で、実験的アニメーションなどでも有名な久里洋二が一柳慧のテープ音楽につけた「G線上の悲劇」と松本俊夫の映像に湯浅譲二が音を付けた「オートノミー《自律性》」から。どちらも映像と音楽をドッキングさせる実験的が盛んに行われていた70年前後の制作です。「G線上」はギーギーいうヴァイオリンの音をテープで変調したものに、ばらばらの人体の断片などが脈絡なく登場するシュールなアニメーションがついています。「オートノミー」の映像は波打ちぎわの情景に色彩処理を施したもので、見ているうちに、それが「波の運動」から独立した、抽象的なフォルムの動きに感じられてくるという趣向。一種の映像のフォーヴィズム。
 
 メリーゴーラウンドの動きを制限されたコマ数で追った加藤到の映像に藤枝守の音楽「フォーリング・スケールNo.2」をドッキングさせた作品は、映像に合わせ高速で動き回るピアノがエキサイティング。中村滋延「ラメント」は焔を抽象化したような映像の中にインド風の彫像がちらちらと差し挟まれ、ソプラノも何か日本語歌詞を歌っていてストーリーがあったようでしたが、よく聞き取れなかったので、できればテキストをプログラムに掲載してほしい。
 
 マン・レイの3分ほどの映像「理性への回帰」に望月京が付けた「理性の迷宮」は、映像と同様名人芸的なあわただしい動き。藤倉大の「フルイド カリグラフィー」はこの人らしいスリリングなヴァイオリンの身振りが楽しめますが、映像は数本の線が動き回るもので少し退屈(山口智也)。飯村隆彦「フィルム・ストリップスU」は高速で提示されるイメージが目を凝らしているうちに、黒人の顔や星条旗など、制作(1966-70)の時代背景を彷彿とさせるモチーフが並んでいることが分かってきます(音楽:鈴木治行)。
 
 作品は玉石混交な感じ。アンサンブル・ノマドの演奏は秀逸。会場には作家・作曲家がずらりと並んでいたので、せっかくだから彼らの制作秘話も聴きたかった。


テーマ作曲家〈ジュリアン・ユー〉 管弦楽作品  8月25日
これまで長く監修を務めてきた湯浅譲二最後の回で、選ばれたのは湯浅の弟子であるジュリアン・ユー。北京中央音楽院で学んだ後、日本に留学、現在はオーストラリアで活躍しています。
 
 このシリーズは、毎回テーマ作曲家自身が旧作から一つ、新作を一つ発表すると同時に、自分が影響を受けた作品、注目する若い世代の作品を一つずつ選ぶ形で構成されますが、ユーの選曲は一種の湯浅スクールの存在を暗示するものでした。湯浅作品から「芭蕉の情景」のほかに、「内触覚的宇宙」をオマージュとしてユー自身が編曲。「沈黙の時」を作曲した田中聰も湯浅のもとで学んだ同窓生。冒頭に演奏されたユーの旧作「舞雩」も含め、作風はどれもアジア的なものをかすかに感じさせつつ、細やかな配慮に満ちた思弁性に共通するものがあります。
 
 私は現在のユーもこういう作風で書いているんだろうと思ったのですが、新作「交響組曲:我らの自然界のために」を聴いて、あまりに異なる語法に度肝を抜かれてしまいました。
 
 この4楽章の作品、第二楽章で森林破壊に怒れる作曲家は「怒りの日」の旋律をバスに歌わせ、第三楽章(天からの墜落)は、スポーツカーでぶっとばすがことく暴走し荒れ狂う。第四楽章(地球への悲歌)では、絶滅の淵に瀕する動物たちが悲しい呻き声を上げる。湯浅スクールのつつましやかな作風は、一体どこへ!?
 
 とはいえ、作曲の腕は達者。中国ではその昔、穀物を荒らす雀を追い散らすために、村中で鍋をがんがん叩いたということですが、この小さい頃の体験を描写した第三楽章など、お見事というよりない。ただその描写性は湯浅の音楽とは縁もゆかりもなさそうな感じ。爽快感と、「前半のあれは、何だったんだ」という一抹の疑問を胸に会場を去りました。


第41回サントリー音楽賞受賞記念コンサート 〈大野和士〉  8月29日
 リヨンの歌劇場をはじめ、海外でひっぱりだこの大野。日本に帰ってくる期間は限られている上に、ワークショップやレクチャー、慰問公演などにも取り組んでいるため、指揮姿を拝める機会はそう多くはありません。今回はサントリー音楽賞受賞のお祝いということで、古巣東京フィルを相手にマーラーの「復活」を演奏するというチャンスが巡ってきました。
 
 まず、オーケストラを手際よく掌握し、巧みな交通整理を行って、サウンドを立体的に、見通し良く構築していく力量になみなみならぬものを感じます。しかしそれだけならうまい指揮者は他にもいる。どこをとっても明晰に鳴っている長大な第一楽章も、クライマックスが来るとヴォルテージがぐぐっと上がって、聴き手に迫ってくる。こういう瞬間は大野ならではで、本当にぞくっときます。
 
 デモーニッシュな表現力をもった指揮者にはオーケストラはもちろん、合唱もついてくる。P席を埋め尽くした東京オペラシンガーズと国立音大の混成部隊も、子音の響きを生かした美しい発声から剛毅なフォルテまで、指揮者の要望に十全に応えていたと思います。終楽章も大きな波のごとき大団円を描き、終演後も会場からしばらく大野コールがやみませんでした。
 

江藤光紀(音楽評論)

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2011年9月8日(木)
ピアノ:ブルーノ=レオナルド・ゲルバー 巨匠ピアニストとして!
ブルーノ=レオナルド・ゲルバー
 ピアノ:ブルーノ=レオナルド・ゲルバーは1968年に初来日した。当時熱狂的に迎え入れられた。その間何度かの来日を経て43年経った。いまや彼も70歳を超え円熟の巨匠の域にたっした。

 彼はなによりも強靱な打鍵力で、とくに低音域の重畳とした響はまるで音の伽藍を構築してゆくようだ。今回の公演でのプログラムがもっとも彼らしい響が聴けそうだ。
コンサート情報
ブルーノ=レオナルド・ゲルバー ピアノ・リサイタル
2011年9月29日(木)19時 東京オペラシティ コンサートホール

ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第14番嬰ハ短調Op.27-2「月光」
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第23番ヘ短調Op.57「熱情」
       ***
ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」  
 
S:6000円 A:5000円 B4000円

問:03-5429-2399
ヒラサ・オフィス
http://www.hirasaoffice06.com/index.html

チラシ(表・裏)(PDF/408KB)
※このPDFのファイルからプリントして下さい。チラシとして活用できます。
その他のスケジュール
2011年9月11日(日) 14:30 三重県文化会館 Bプロ
問:059-233-1122
2011年9月13日(火) 19:00 松本:ザ・ハーモニーホール Aプロ
問:0263-47-2004  
2011年9月16日(金) 19:00 倉敷市芸文館 Cプロ
問:086-422-2140
2011年9月17日(土) 19:00 武蔵野市民文化会館  Aプロ
問:0422-54-2011
2011年9月21日(水) 13:30 横浜みなとみらいホール  Aプロ
問:045-453-5080
2011年9月22日(木) 19:00 岡崎市シビックセンター  Aプロ
問:0564-72-5111
2011年9月25日(日) 15:00 所沢市民文化センター ミューズ Aプロ
問:04-2998-7777
2011年9月27日(火) 19:00 札幌コンサートホールKitara Cプロ
問:011-612-8696
2011年10月1日(土) 14:00 大阪・ザ・シンフォニーホール Aプロ
問:06-6453-6000
2011年10月2日(日) 16:00 北九州市立響ホール  Cプロ
問:093-663-6567

Aプロ
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第14番嬰ハ短調Op.27-2「月光」
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第21番ハ長調Op.53「ワルトシュタイン」
      ***
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第8番ハ短調Op.13「悲愴」
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第23番ヘ短調Op.57「熱情」
 
Bプロ
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第8番ハ短調Op.13「悲愴」
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第23番ヘ短調Op.57「熱情」
      ***
ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」
 
Cプロ
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第14番嬰ハ短調Op.27-2「月光」
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第23番ヘ短調Op.57「熱情」
       ***
ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」  

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2011年9月8日(木)
ボローニャ歌劇場日本公演2011 出演者変更のお知らせ!
ボローニャ歌劇場日本公演2011 出演者変更のお知らせ!

◆「清教徒」 アルトゥーロ役 変更のお知らせ
フアン・ディエゴ・フローレスのキャンセルに伴い、アルトゥーロ役は以下のとおり決定いたしました。
 
・セルソ・アルベロ(9月11日びわ湖、9月17日、9月21日)
・アントニーノ・シラグーザ(9月24日)
 
◆「エルナーニ」 エルナーニ役 ロベルト・アロニカに決定
事故により入院中のサルヴァトーレ・リチートラは亡くなられました。
ご冥福をお祈りいたします。
 
・エルナーニ役はロベルト・アロニカが演じます。
 
◆「カルメン」 エスカミーリョ役 変更のお知らせ
「声帯に発声障害が生じている」との医師の診断により、パウロ・ショットは出演キャンセルとなりました。
 
・エスカミーリョ役はカイル・ケテルセンが演じます。
 
◆「カルメン」 ミカエラ役 変更のお知らせ
「熱をともなう重症の咽頭炎・扁桃腺で15日間の治療と完全な休養が必要」との医師の判断により、アレッサンドラ・マリアネッリは出演キャンセルとなりました。
 
・ミカエラ役はヴァレンティーナ・コッラデッティが演じます。
関連記事
《ボローニャ歌劇場》日本公 演 五年目ぶりの引っ越し公演!
「インタビュー@クラシック」で総裁:エルナーニ わが歌劇場を語る!(8/1)
http://classicnews.jp/c-news/2011/0807-0813.html#3


《清教徒》 アルトゥーロ役 -- 9/11(日)びわ湖、9/17(土)、9/21(水)
セルソ・アルベロ(テノール) Celso Albelo (T)


© Joan Tomas / Fidelio Artist
スペイン領カナリア諸島のサンタ・クルス・デ・テネリフェ生まれ。
マドリード音楽院でイザベル・ガルシア・ソトのもと本格的に声楽を学び、テレサ・ベルガンサ、ウィリアム・マッテウッツィらにも師事。カルロ・ベルゴンツィからはベルカント歌唱指導を受け、さらに才能に磨きをかけた。
2004年、マドリードでの《リゴレット》マントヴァ公爵で本格的にキャリアを開始。2006年、ブッセート・ヴェルディ劇場での《リゴレット》(共演:L.ヌッチ)でイタリアにデビューした。2007/08年シーズンには、サンタ・チェチーリア国立音楽院での《ウィリアム・テル》(指揮:A.パッパーノ)、バーデン・バーデンでの《夢遊病の女》(共演:C.バルトリ)、ペーザロ・ロッシーニ・オペラ・フェスティヴァルでのスターバト・マーテル(指揮:A.ゼッダ)といった注目公演に出演し、急速に名を高めた。そのほか、《ドン・パスクァーレ》《愛の妙薬》《ラ・フォヴォリータ》《連隊の娘》《ランメルモールのルチア》《マリア・ステュアルダ》《清教徒》《ファルスタッフ》《ジャンニ・スキッキ》《道化師》《コジ・ファン・トゥッテ》《真珠取り》《ラクメ》《ユダヤの女》などのテノール諸役を持ち役とし、イタリアやスペインの主要歌劇場をはじめ、パリ・オペラ座や英国ロイヤル・オペラにも活躍の場を広げようとしている。
2009年1月、ボローニャ歌劇場で《清教徒》を歌い、大成功をおさめたことが、国際的キャリアの道を開いた。
同じカナリア諸島出身の偉大なテノール、アルフレード・クラウスの後継者と目され、次代を担うリリック・テノールとして期待を集めている。

《清教徒》 アルトゥーロ役 -- 9/24(土)
アントニーノ・シラグーザ(テノール) Antonino Siragusa (T)

 
シチリア島メッシーナ生まれのイタリアのテノール。生地の音楽院を卒業し、同島カターニャの歌劇場で合唱団員を経験したのちソリストに転身。1996年、G.ディ・ステーファノ国際コンクールで第1位を獲得後、レッチェのポリテアーマ・グレーコ劇場で《ドン・ジョヴァンニ》の題名役を歌って舞台デビュー。ピストイアでは《愛の妙薬》のネモリーノを歌い、いずれも絶賛された。
 イタリアの青空の如き輝かしい声、超絶高音を物ともしない卓越したテクニック、甘く抒情的な歌唱はたちまち注目を集め、ボローニャ歌劇場やミラノ・スカラ座、ペーザロ・ロッシーニ・オペラ・フェスティヴァルといったイタリアの一流歌劇場・音楽祭をはじめ、メトロポリタン歌劇場、ウィーン国立歌劇場、チューリヒ歌劇場、ベルリン州立歌劇場、ベルリン・ドイツ・オペラ、パリ・オペラ座など、世界トップクラスの舞台で国際的なキャリアを積んでいる。
ベッリーニ、ドニゼッティ、ロッシーニといったベルカント・オペラをレパートリーの中心とし、極めて高い評価を受けているが、なかでも《セビリャの理髪師》のアルマヴィーヴァ伯爵は、彼の名声を決定づけた最高の当たり役。2011/12年シーズンも、この役をベルリン、フィレンツェ、トリノ、ミュンヘン、パリで歌うことになっており、他には、ハンブルクで《連隊の娘》のトニオ、チューリヒでロッシーニ《オテッロ》のイアーゴと《ギヨーム・テル(ウィリアム・テル)》のアルノールが予定されている。

《清教徒》 リッカルド役
ルカ・サルシ(バリトン) Luca Salsi (Br)

 
パルマ近郊サン・セコンド・パルメンセ生まれのイタリアのバリトン歌手。
アリーゴ・ボーイト音楽院で学び、1997年、ボローニャ歌劇場でのロッシーニ《絹のはしご》で舞台デビュー。2000年にヴィオッティ国際音楽コンクールで優勝し、その後、ミラノ・スカラ座、パルマ王立劇場、カリアリ歌劇場、ジェノヴァ・カルロ・フェリーチェ劇場、ナポリ・サン・カルロ劇場、パレルモ・マッシモ劇場、メトロポリタン歌劇場、ロサンゼルス・オペラ、ベルリン州立歌劇場など、世界の名だたる歌劇場で、一流の指揮者・演出家のもと、定期的な出演を重ねながら、国際的な名声を築きあげてきている。
 レパートリーは、《セビリャの理髪師》のフィガロ、《愛の妙薬》のベルコーレ、《ランメルモールのルチア》のエンリーコ、《清教徒》のリッカルド、《エルナーニ》のドン・カルロ、《2人のフォスカリ》のフランチェスコ・フォスカリ、《椿姫》のジェルモン、《仮面舞踏会》のレナート、《ファルスタッフ》のフォード、《エドガール》の題名役、《ラ・ボエーム》のマルチェッロ、《蝶々夫人》のシャープレス、《ジャンニ・スキッキ》の題名役などが挙げられる。2011/12年シーズンの出演は、メトロポリタン歌劇場での《蝶々夫人》のシャープレス、ナポリ・サン・カルロ歌劇場での《ラ・ボエーム》のマルチェッロ、パルマ・ヴェルディ・フェスティヴァルでの《ファルスタッフ》のフォード、ビルバオ歌劇場での《愛の妙薬》のベルコーレなどが予定されている。

《エルナーニ》 エルナーニ役
ロベルト・アロニカ(テノール) Roberto Aronica (T)

 
ローマの外港であるチヴィタヴェッキア生まれのイタリアのテノール歌手。
カルロ・ベルゴンツィのもとで声楽を学び、シエナのキジアーナ音楽院を卒業。舞台デビューはチリのサンティアゴ市立歌劇場での《リゴレット》だった。
 その後、ミラノ・スカラ座、フィレンツェ5月音楽祭、ローマ歌劇場、ウィーン国立歌劇場、チューリヒ歌劇場、ベルリン・ドイツ・オペラ、バイエルン国立歌劇場、英国ロイヤル・オペラ、パリ・オペラ座、メトロポリタン歌劇場、シカゴ・リリック・オペラ、サンフランシスコ歌劇場、ロサンゼルス・オペラといった世界の一流歌劇場に出演。セミヨン・ビシュコフ、ジェイムズ・コンロン、ダニエレ・ガッティ、ジェイムズ・レヴァイン、クリスティアン・ティーレマンといった多くの優れた指揮者たちと共演してきた。
 近年は、《ノルマ》のポッリオーネ、《ルイザ・ミラー》のロドルフォ、《リゴレット》のマントヴァ公爵、《仮面舞踏会》のリッカルド、《シモン・ボッカネグラ》のガブリエーレ・アドルノ、《ドン・カルロ》の題名役、《ラ・ボエーム》のロドルフォ、《トスカ》のカヴァラドッシ、《蝶々夫人》のピンカートン、《ホフマン物語》のホフマンなどをレパートリーに活躍。
2011/12年シーズンの出演は、ベルリン・ドイツ・オペラでのプッチーニ《トスカ》のカヴァラドッシ、バルセロナ・リセウ大劇場やナポリ・サン・カルロ劇場でのプッチーニ《ラ・ボエーム》のロドルフォなどが予定されている。

《カルメン》 ドン・ホセ役
マルセロ・アルバレス(テノール) Marcelo Alvarez (T)

 
アルゼンチン出身。
世界が認める当代最高のテノール歌手の1人。
大学を卒業後、実業家の道に進むが、歌手になることを決意。祖国での声楽の勉強の後、イタリアに渡り、プロを目指してキャリアを積み、20世紀を代表するイタリア人インプレサリオであるF.シチリアーニに才能を認められ、その後押しによって、1995年、フェニーチェ劇場での《夢遊病の女》でプロのオペラ歌手としてデビューを果たした。その後2年ほどの短い間に、ウィーン、ロンドン、パリ、ミュンヘン、ミラノ、ベルリンなどの一流歌劇場から出演依頼を受け、主にリリック・テノールのレパートリーで国際的な評価を獲得。
2003年、英国ロイヤル・オペラで《ルイザ・ミラー》のロドルフォ、スカラ座で《ラ・ボエーム》のロドルフォの役デビューを果たした後、《仮面舞踏会》のリッカルドや《トスカ》のカヴァラドッシ、《イル・トロヴァトーレ》のマンリーコをレパートリーに加え、今やリリコ・スピント・テノールとして揺るぎない評価を受けている。これらの役で世界中の歌劇場に出演するほか、《アンドレア・シェニエ》《アイーダ》などでも見事な歌唱を聞かせ、07年にはトゥールーズにおいてドン・ホセ役で《カルメン》に初出演後、各地でこの役を披露している。2011/12年シーズンはスカラ座で《ルイザ・ミラー》、パリ・オペラ座で《運命の力》、メトロポリタン歌劇場で《アイーダ》、ベルリン・ドイツ・オペラで《ルイザ・ミラー》、トリノ王立劇場で《トスカ》などに出演の予定。

《カルメン》 エスカミーリョ役
カイル・ケテルセン(バリトン) Kyle Ketelsen (Br)

 
アイオワ州クリントン生まれのアメリカのバス=バリトン歌手。アイオワ大学卒業後、さらにインディアナ大学音楽学部で往年の名歌手ジョルジョ・トッツィに師事。いくつもの声楽コンクールで優秀な成績を収め、その舞台映えのする容姿と抜きんでた歌声でオペラ歌手としてのキャリアを順調に歩んでいる。
2004年、《ドン・ジョヴァンニ》のマゼットでシカゴ・リリック・オペラにデビュー。2005年には《魔笛》の弁者で英国ロイヤル・オペラにも初出演し、ジェノヴァ・サン・カルロ歌劇場では《フィガロの結婚》の題名役を務めた。翌06年、《トスカ》のアンジェロッティでメトロポリタン歌劇場に初登場。
 ビゼー《カルメン》のエスカミーリョ(サンフランシスコ・オペラ、英国ロイヤル・オペラ、シカゴ・リリック・オペラ、バイエルン国立歌劇場、バルセロナ・リセウ大劇場、他)、モーツァルト《ドン・ジョヴァンニ》のレポレッロ(英国ロイヤル・オペラ、ロサンゼルス・オペラ、バルセロナ・リセウ大劇場、他)、モーツァルト《フィガロの結婚》のフィガロ(バルセロナ・リセウ大劇場、シカゴ・リリック・オペラ、他)を中心に、グノー《ファウスト》のメフィストフェレス(ミネソタ・オペラ、シカゴ・リリック・オペラ)、ヘンデル《オルランド》のゾロアストロ(英国ロイヤル・オペラ)、オッフェンバック《ホフマン物語》の悪漢4役(ハンブルク州立歌劇場)、ストラヴィンスキー《道楽者のなりゆき》のニック・シャドウ(英国ロイヤル・オペラ)などを歌っている。

《カルメン》 ミカエラ役
ヴァレンティーナ・コッラデッティ(ソプラノ) Valentina Corradetti (S)

 
© Dario Acosta
アスコリ・ピチェーノ生まれ。ソプラノのロッセッラ・マルカントーニの指導のもとで声楽を学び、2007年フォッジャの「U. ジョルダーノ」音楽院を卒業。イタリア・オペラ研修所では、フィオレンツァ・チェドリンス、ホセ・クーラ、イレアーナ・コルトバス、ドローラ・ザジック、アルフォンソ・アントニアッツィ、ヴィットリオ・テッラノーヴァ、フランシスコ・アライザ、ルイジ・アルヴァ、ソニア・ガナッシ、ドゥーニャ・ヴェイソヴィッチ、ティツィアーナ・ファッブリチーニ、ラウル・ジメネッツらに師事する。
2008年、ロヴィーゴのテアトロ・ソチャーレで、ティツィアーノ・セヴェリーニ指揮、デニス・クリーフ演出のヴェルディ『椿姫』(アンニーナ役)にデビュー。続いてパドヴァではヴェルディ歌劇場のオメール・メイア・ヴェルバー指揮、ウーゴ・デ・アナ演出による『アイーダ』(巫女の長)に出演。
2009年には、ボローニャ歌劇場のマッシミリアーノ・カルディ指揮、ロレンツォ・マリアーニ演出によるプッチーニ『ラ・ボエーム』にミミ役でデビュー。ボローニャのオーディトリウム・マンツォーニでは、アバド指揮によるプーランク『人間の声』、モーツァルト『戴冠ミサK317』、リヒャルト・シュトラウスの組曲『町人貴族』作品60に出演する。
2010年、ロヴィーゴのテアトロ・ソチャーレで、フランチェスコ・ローザ指揮ビゼー『カルメン』にミカエラ役で出演。ボローニャ歌劇場では、マリオッティ指揮、ダヴィデ・リヴァーモア演出のモーツァルト『イドメネオ』でエレクトラを演じる。マルティーナ・フランカの第36回ヴァッレ・ディートリア・フェスティヴァルではオープニング公演ニーノ・ロータ『百万ドルのナポリ』のマリア・ロザーリア役を歌い、ベートーベン『エグモント』作品84にも出演する。ニーノ・ロータに捧げられたコンサートでは、パルマのアルトゥーロ・トスカニーニ・フィルハーモニー管弦楽団やミラノのヴェルディ交響楽団と共に『ラブレイシアーナ』や『運転の授業』に出演。「新しい声」フェスティヴァルでは、ラジオのライブ収録に参加する(ピエトロ・ミアニーティ指揮、トリノ・イタリア国立放送交響楽団)。
2011年には、フェッレーロ作『リソルジメント!』の初演にジュゼッピーナ・ストレッポーニの役を歌い、ダッラピッコラの『囚人』では母親役を演じる(モデナ市立歌劇場、ボローニャ歌劇場)。

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2011年9月8日(木)
[CDレビュー]《藤原浜雄/ヴァイオリン・リサイタル2010》
《藤原浜雄/ヴァイオリン・リサイタル2010》

曲目:
1.クライスラー:プニャーニの主題による前奏曲とアレグロ
2.リスト:二重奏曲(ソナタ)嬰ハ短調
3.チャイコフスキー:懐かしい土地の思い出Op.42
4.新実徳英:ソニトゥス・ヴィターリス
5.ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第9番イ長調Op.47「クロイツェル」
6.ショパン〜ミルシテイン:ノクターン嬰ハ短調遺作
7.クライスラー:中国の太鼓
演奏:藤原浜雄(Vn)、三上桂子(P)
録音:2010年11月17日(ライヴ) 東京、紀尾井ホール
会社:ソナーレ
番号:SONARE1005~6
定価:4200円
 現在読売日響のソロ・コンサートマスターとして活躍している藤原浜雄は、 毎年のようにリサイタルを開いているが、これは昨年のリサイタルのライヴで ある。メインであるベートーヴェンの「クロイツェル」のようなスタンダード な曲では抜群の安定感を見せるし、チャイコフスキーの「懐かしい土地の思い 出」も美しい音を駆使した客観的なアプローチによって安心して聴くことが出来る。
  
 リストの二重奏(ソナタ)はショパンの「マズルカ」Op.6-2の旋律が主題動機 として用いられ、それが各楽章に現れるが、この曲が遺稿の中から発見されて 出版されたのは1963年だという。筆者もこのリサイタルで初めて耳にした珍し い曲である。ピアノ・パートが技巧的に活躍することはいうまでもなく、三上 桂子のブリリアントなピアノがこの曲に華やかな彩りを添えている。その他の曲も二人のコンビが息の合ったデュオを形作っている。なお新実徳英の作品は 新作ではないが、この二人によって初演された曲である。


野崎正俊(音楽評論家)

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2011年9月8日(木)
[CDレビュー]《モーツァルト/ミサ・ソレムニス ハ長調K.337、他》
《モーツァルト/ミサ・ソレムニス ハ長調K.337、他》

曲目:
1.ミサ・ソレムニス ハ長調K.337
2.悔悟するダヴィデK.469
作曲:モーツァルト
独唱:クリスタ・デグラー & マリア・タボルスキー(S)、マルガレーテ・キッ セル(A)、リチャード・ヴァン・ヴルーマン(T)、ハルトムート・ミュラー(B)
独奏:ロベルト・クッペルヴィーザー(Or)
楽団:ザルツブルク・モーツァルテウム・カメラータ・アカデミカ
合唱:ザルツブルク放送合唱団
指揮:エルンスト・ヒンライナー
録音:1964年、ザルツブルク
会社:仏Charlin
番号:AMS65
定価:オープン価格(輸入盤)
 このところ往年の懐かしいシャルラン・レーベルがCDで復活しつつある。こ れはアンドレ・シャルランがステレオ初期に考案したワン・ポイント録音とし て話題になったが、曲によってはそのナチュラルな音場が効果をあげている。 この宗教曲もそのような例のひとつにあげられる。
 
 演奏は独唱者を含めて強烈な個性や独特の主張は控えられていて、あくまで も彼らの日常的な宗教観に基づいたつつましやかな表情が好ましい。そこに モーツァルト生誕の地方都市ザルツブルクらしい落ち着いた雰囲気が示されて いる。オラトリオ『悔悟するダヴィデ』はたしかこれが初の録音ではなかった かと記憶しているが、珍しさもあって当時輸入盤として話題になった。楽想が 引用されたミサ曲ハ短調K.427と聴き比べる楽しさもある。
 
 なおミサ・ソレムニスの第3楽章として、オルガン独奏を伴う教会ソナタK.336 が挿入されている。


野崎正俊(音楽評論家)

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2011年9月8日(木)
[CD紹介]『メジューエワ/シューマン作品集』
『メジューエワ/シューマン作品集』

曲目:
[Disc 1]
シューマン:アラベスク 作品18
      子供の情景 作品15
      クライスレリアーナ 作品16
[Disc 2]
シューマン:ノヴェレッテ へ長調 作品21の2
      ノヴェレッテ 嬰へ短調 作品21の8
      ピアノ・ソナタ 第2番 ト短調 作品22
      ミニョン(子供のためのアルバム 作品68より)
      3つの幻想小曲集 作品111
      暁の歌 作品133
演奏:イリーナ・メジューエワ(ピアノ)
録音:2010年6月、11月、12月 新川文化ホール(富山県魚津市) 24Bit+96kHz Digital録音
若林工房 WAKA-4151〜52(2枚組) 価格:オープン価格
 ショパンのメモリアル・イヤーだった2010年は、同年生まれのシューマンにとっても生誕200年の記念の年だった。昨年度のレコード・アカデミー賞に輝いた「ノクターン集」はじめ多くのショパンの名演を聴かせてくれたメジューエワが、発売こそ記念の年に間に合わなかったが、シューマンのピアノ曲にも素晴らしいアルバムを録音していた。
 
 馥郁としたロマンティシズムが、自然な流れのなかで息づく「子供の情景」や「クライスレリアーナ」「子供のためのアルバム」等では、若きシューマンの優しさ、華やぎと力強さが、「ソナタ 第2番」でみせる情熱、人生の充実期でもあるが精神面でも蝕まれてきたころの「3つの幻想小曲集」や「暁の歌」では、力強さや静寂のなかに、かすかな光を発する生への憧憬が語られるように紡ぎだされていく。
 
 人間感情のあらゆる面が複雑に錯綜するシューマン作品の持つ多彩な要素を内包しながら、愛情こめて弾きあげるメジューエワの巧みな語り口に引き込まれる見事なアルバムと言えよう。

牟田敬二

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