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[クラシック・ニュース 2011/10/23 - 2011/10/29]
2011年10月29日(土)
大阪万博への旅 ―音楽とアートでめぐる 第2回
《太陽の塔》の世界 (1)
江藤光紀

 万博を体験した人たちだけでなく、万博そのものを知らない世代にとっても、大阪万博は「太陽の塔」というシンボルとともに思い出されるだろう。
 
写真1
写真2
 70年万博の異様なシンボル、太陽の塔。高さ70メートル、左右に張り出した両翼は、その片方だけで25メートルの長さをもつ巨大なトーテムだ。古代の彫像を感じさせる塔の頭頂部には、黄金色に輝く円板が据えられ、くりぬかれた二つの目玉が未来を見つめている。腹に設置された巨大な人面のレリーフは目玉をかっとみひらき、肉厚の唇や彫の深い鼻梁は、どこかアジア的で原始的な力強さを感じさせる(写真1)。塔の後方には黒い顔が描かれていて、現在を見据える正面の顔に対し、過去を見つめているという(写真2)。
 
 現在、千里中央からモノレールで万博記念公園駅に向かうと、この塔が森の中から次第にその全容を現す様を車窓から追うことができる。駅を降り、ゲートをくぐると、青い芝生に屹立する太陽の塔の圧倒的な存在感に打たれる。
 
 しかし当時、中央口から会場に入った観客は、これとは異なる情景を眼にしていた。芝生一帯は、「お祭り広場」と名付けられ、鉄製パイプを網のようにめぐらせた幅108メートル、長さ292メートルの大屋根が、地上から30メートルの高さに取り付けられていた。階段を上って大屋根の下に入ると、母の塔、青春の塔という小塔を左右に従え、この太陽の塔が、鉄製の大屋根を突き破るようにそびえていた。“現在”を体現するという腹部の顔はこの屋根の内部を見渡し、頭頂部の黄金の顔が屋根を超えて、遥か遠方を見渡す形になる。
 
 塔の後ろ側には巨大なアリーナが設置され、ハイテク装置を張り巡らせたこのステージは会期中、国内のみならず全世界から集まった祭りやイベントでにぎわった。万博という近代的な展覧装置のど真ん中で行われる祭りは、まさに未来志向のユニヴァーサルな空間に陳列された、生きた展示物だった。その中心を貫いてそびえたつ太陽の塔は、しかしそうした万博の“お約束”を半ば嘲笑うかのように、原始的な供犠のためのトーテムとして呼び出されてきたかのようだ。
 
 太陽の塔をデザインした岡本太郎は、どのようにして万博という近代的な展示空間を、原始的な供犠の場へと変えようとしたのだろうか。
 
 まず観客はお祭りの広場の地下に誘導される。エスカレータを下り「地下展示」と名付けられた空間に足を踏み入れると、暗闇の中に電光が走り、生命の誕生の瞬間に立ち会う。次第にたんぱく質やDNA、RNAが生じ、生命の歌が聴こえてくる。やがて場内を巡る観客の目の前に、自然に生きる太古の群衆が姿を現す。時代が下るに従って、知恵と祈りと出会いが彼らの心を満たしていく。「祈り」を表すスペースには、太陽の塔の三つの顔に加えて、「地底の顔」と呼ばれる第四の顔が鎮座していた。この四つ目の顔を取り囲んでいたのが、世界各地から集められた仮面や彫像などの民族学資料の数々であった。
 
 万博開催に先駆け、岡本は知己のある文化人類学者数十人に依頼して、世界各地の生活が分かるような品々を地域ごとに分担して収集してもらうことにした。実に2600点にも及ぶ資料から選ばれた仮面や神仏像が、第四の地底の顔を取り囲んだ。干ばつ・日照りなどの自然災厄から病気やけがにいたるまで、人生の様々な苦難を呪術や祈祷によって乗り越えようとした“近代以前”の人々の思いが、それらの彫像の奏でる声なき声としてざわめきたってくるしかけだ。
 
 パリ留学時に文化人類学の祖というべきマルセル・モースに学んだ岡本ほど、これらの資料に耳を傾けられたアーティストはいない。珍しいものを世界各地から集め、分類し、系統立てるという近代的学問の方法――それは20世紀以降の万博の展示方法をも規定していたものなのだが――をひとたび借りうけながら、岡本太郎はそれとは対極の呪術による交響楽を、地底の顔を中心に構築しようとしたのではないだろうか。
 
 この地下の展示空間に実際に響き渡ったのは、反復音型を堆積させ爆発的なエネルギーにまで高めることで、音楽のアジア性を体現した松村禎三の《祖霊祈祷》だった。さらに太陽の塔内部へと歩みを進めた観客が耳にしたのは、パリ帰りの「恐るべき子供」から日本の伝統へと回帰する黛敏郎が作曲した短いカンタータ風の交響曲《生命の讃歌》であった。

(この項続く)


大阪万博への旅 ―音楽とアートでめぐる 第一回
http://classicnews.jp/c-news/2011/1002-1008.html#4


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2011年10月29日(土)
シベリウスのめずらしいピアノ作品の紹介!「シベリウスピアノ作品全曲演奏会 Vol.2」
 日本シベリウス協会では彼のピアノ曲に対する普及をめざして、全曲の演奏会を行っている。
 2011年10月31日すみだトリフォニー小ホールで開かれる「シベリウスピアノ作品全曲演奏会 Vol.2」を開く。本年2月20日に開かれた第1回に続くものである。今回のコンサートでは作品番号のないオリジナル作品と、作曲者自身の手でオーケストラ曲からピアノ用に編曲された作品を演奏する。
 
 興味深いのは、本邦初演となるシベリウス唯一のピアノ連弾作品である。曲目解説のトークを指揮者の新田ユリが担当するほか、ピアニスト:舘野泉との対談も予定さる。
 
 さる2011年2月20日、日本シベリウス協会では、すみだトリフォニーホールと共催で「シベリウスピアノ作品全曲演奏会 Vol.1」を開いた。シベリウスの作品番号付きのピアノオリジナル作品全117曲を一回のコンサートで演奏するという画期的な試み。協会のメンバー18名のピアニストで演奏し、舘野泉(協会会長)の演奏で締めくくられるという内容だった。
コンサート情報
シベリウスピアノ作品全曲演奏会 vol.2
2011年10月31日(月)19時 すみだトリフォニー小ホール


フロレスタン
6つのフィンランド民謡
騎士
マンドリナート
憧れに
スペイン風
ロマンティックな小品
抒情的なワルツ」作品96a
田園組曲 作品98b
愛しいアイノへ」(連弾/本邦初演)
組曲「ペレアスとメリザンド」作品46(ピアノ連弾版)
悲しきワルツ」作品44-1(ピアノソロ)
フィンランディア作品26(ピアノソロ)

演奏者:飯田佐恵、飯野糸穂子、久保春代、萩生哲郎、水月恵美子
*新田ユリ(指揮者、協会理事)による解説トーク、 舘野泉(ピアニスト、協 会会長)との対談あり

入場料:一般3,000円、会員・学生2,000円(全席自由)
 
詳細:日本シベリウス協会
http://www.sib-jp.org/pf2011/frame.html  

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2011年10月26日(水)
METライブビューイング2011-2012シーズン ドニゼッティ《アンナ・ボレーナ》で開幕!
 オペラの殿堂、ニューヨーク・メトロポリタン歌劇場(MET)の最新オペラ公演を映画館の大スクリーンで楽しむ「METライブビューイング」。今シーズンも11月5日(土)にドニゼッティ《アンナ・ボレーナ》でついに開幕します!
 
 《アンナ・ボレーナ》は、かつてマリア・カラスが復活させ世界中から喝采を浴びた伝説的演目。今回が初演となるMETでは、気鋭の演出家デイヴィッド・マクヴィカーによる新演出で上演します。ソプラノにとって難役のひとつとされる悲劇の王妃アンナ・ボレーナに挑戦するのは、世界のディーヴァ、アンナ・ネトレプコ。全世界が注目するこの舞台を日本で観られるのは、まさにMETライブビューイングならではの貴重な体験です!お見逃しなく!
 
11月5日(土)新宿ピカデリー・東劇他全国にて"開演"!
HPアドレス:http://www.shochiku.co.jp/met/
2011-2012シーズン 上映スケジュール
■第1作 ドニゼッティ《アンナ・ボレーナ》MET初演 新演出
MET上演日 2011年10月15日
指揮:マルコ・アルミリアート
演出:デイヴィッド・マクヴィカー
出演:アンナ・ネトレプコ、エカテリーナ・グバノヴァ、スティーヴン・コス テロ、イルダール・アブドラザコフ
上映時間 4時間15分(休憩1回)
上映期間 11月5日(土)〜11月11日(金)
 
■第2作 モーツァルト《ドン・ジョヴァンニ》 新演出
MET上演日 2011年10月29日
指揮:ファビオ・ルイージ
演出:マイケル・グランデージ
出演:マリウシュ・クヴィエチェン、 マリーナ・レベッカ、ラモン・ヴァルガ ス、バルバラ・フリットリ、ジョシュア・ブルーム、ルカ・ピサローニ
上映時間 3時間55分(休憩1回)
上映期間 11月19日(土)〜11月25日(金)
 
■第3作 ワーグナー〈ニーベルングの指環 第2夜〉 《ジークフリート》 新演出
MET上演日 2011年11月5日
指揮:ファビオ・ルイージ
演出:ロベール・ルパージュ
出演:ギャリー・レイマン、デボラ・ヴォイト、ブリン・ターフェル、パトリ シア・バードン
上映時間 5時間56分(休憩2回)
上映期間 11月26日(土)〜12月2日(金)
〈109シネマズMM横浜は1/21(土)〜1/27(金)〉
〈109シネマズHAT神戸、109シネマズ広島は2/25(土)〜3/2(金)〉
 
■第4作 グラス《サティアグラハ》
MET上演日 2011年11月19日
指揮:ダンテ・アンゾリーニ
演出:フェリム・マクダーモット&ジュリアン・クローチ
出演:リチャード・クロフト、ラシェル・ダーキン、キム・ジョーセフソン、 アルフレッド・ウォーカー
上映時間 4時間8分(休憩2回)
上映期間 12月10日(土)〜12月16日(金)
 
■第5作 ヘンデル《ロデリンダ》
MET上演日 2011年12月3日
指揮:ハリー・ビケット
演出:スティーヴン・ワズワース
出演:ルネ・フレミング、ジョセフ・カイザー、ステファニー・ブライズ、ア ンドレアス・ショル
上映時間 4時間15分(休憩2回)
上映期間 1月7日(土)〜1月13日(金)
 
■第6作 グノー《ファウスト》 新演出
MET上演日 2011年12月10日
指揮:ヤニック・ネゼ=セガン
演出:デス・マッカナフ
出演:ヨナス・カウフマン、マリーナ・ポプラフスカヤ、ルネ・パーペ
上映時間 4時間20分(休憩2回)
上映期間 1月14日(土)〜1月20日(金)
 
■第7作 ヘンデル、ヴィヴァルディ、ラモー他《エンチャンテッド・アイラン ド 魔法の島》 新作 世界初演
MET上演日 2012年1月21日
指揮:ウィリアム・クリスティー
演出:フェリム・マクダーモット
出演:ダニエル・ドゥ・ニース、デイヴィッド・ダニエルズ、ジョイス・ディ ドナート、プラシド・ドミンゴ
上映時間 3時間35分(休憩1回)
上映期間 2月11日(土)〜2月17日(金)
 
■第8作 ワーグナー〈ニーベルングの指環 第3夜〉《神々の黄昏》 新演出
MET上演日 2012年2月11日
指揮:ジェイムズ・レヴァイン
演出:ロベール・ルパージュ
出演:デボラ・ヴォイト、ギャリー・レイマン、エリック・オーウェンズ、ヴ ァルトラウト・マイヤー
上映時間 6時間24分(休憩2回)
上映期間 3月3日(土)〜3月9日(金)
 
■第9作 ヴェルディ《エルナーニ》
MET上演日 2012年2月25日
指揮:マルコ・アルミリアート
演出:ピエール・ルイジ・サマリターニ
出演:マルチェッロ・ジョルダーニ、アンジェラ・ミード、ディミトリ・ホヴ ォロストフスキー、フェルッチオ・フルラネット
上映時間 3時間49分(休憩2回)
上映期間 3月17日(土)〜3月23日(金)
 
■第10作 マスネ《マノン》 新演出
MET上演日 2012年4月7日
指揮:ファビオ・ルイージ
演出:ロラン・ペリー
出演:アンナ・ネトレプコ、ピョートル・ベチャワ
上映時間 4時間8分(休憩2回)
上映期間 5月5日(土)〜5月11日(金)
 
■第11作 ヴェルディ《椿姫》
MET上演日 2012年4月14日
指揮:ファビオ・ルイージ
演出:ヴィリー・デッカー
出演:ナタリー・デセイ、マシュー・ポレンザーニ、ディミトリ・ホヴォロストフスキー
上映時間 3時間7分(休憩1回)
上映期間 5月12日(土)〜5月18日(金)
 
※上映時間はすべて予定です。 ※キャストおよび作品、スケジュールは余儀なく変更されることがあります。
◇上映劇場   上映開始時間(1日1回上映:全作共通)

北海道 札幌シネマフロンティア 011-209-5400 10:00
宮城 MOVIX仙台 022-304-3700 10:00
千葉 MOVIX柏の葉 04-7135-6900 10:00
東京 東劇 03-3541-2711 18:30
《ドン・ジョヴァンニ》《エンチャンテッド・アイランド 魔法の島》《エル ナーニ》は19:00
《ジークフリート》《神々の黄昏》は16:30
《マノン》は13:30、18:30の2回上映
《椿姫》は11:00、15:00、19:00の3回上映
東京 新宿ピカデリー 03-5367-1144 10:00
東京 MOVIX昭島 042-500-5900 10:00
神奈川 109シネマズ川崎 0570-007-109 11:00
神奈川 109シネマズMM横浜 045-664-0109 11:00
愛知 ミッドランドスクエアシネマ 052-527-8808 10:00
京都 MOVIX京都 075-254-3215 10:00
大阪 なんばパークスシネマ 06-6643-3215 18:30
《ジークフリート》《神々の黄昏》は16:30
神戸 109シネマズHAT神戸 0570-011-109 10:15
岡山 MOVIX倉敷 086-430-3600 10:00
広島 109シネマズ広島 0570-002-109 10:15
福岡 福岡中洲大洋 092-291-4058 10:00
 
◆1作品 3,500円(税込)
◆《ジークフリート》《神々の黄昏》 5,000円(税込)
◆お得な特別鑑賞券3枚セット 9,000円(税込) 1回鑑賞券3枚つづり 
各上映劇場、ローソンチケットにて絶賛発売中
《ジークフリート》《神々の黄昏》にはご利用いただけません。
※ご購入当日にはご利用いただけませんので、事前にお買い求めください。

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2011年10月26日(水)
[新刊書紹介]《メトロポリタン・オペラのすべて 名門歌劇場の世界戦略》
『メトロポリタン・オペラのすべて 名門歌劇場の世界戦略』

[目次]
第1章 ピーター・ゲルブ総裁時代の到来
第2章 メトロポリタン・オペラのメディア戦略
第3章 オペラの仕事ーオペラ上演を支える人たち
第4章 オペラ上演を陰で支える人たち
第5章 メトロポリタン・オペラの運営
第6章 未来のスター誕生
第7章 メトロポリタン・オペラの日本人アーティストたち
第8章 新メトロポリタン・オペラ劇場あれこれ
第9章 メトロポリタン・オペラの誕生からヴォルピー総裁時代まで
第10章 メトロポリタン・オペラのスターたち
 
著作:池原麻里子
刊行:音楽之友社
価格:¥1,995
 一読してなかなか面白かった。著者はものすごくフットワーク軽く、また広くたくさんのインタビューを試みている。生き生きとしたかなり細かく興味深い内容の本になっている。
 
 アメリカの経済状況の悪化のなかで、ニューヨークのメトロポリタン歌劇場(MET)はいい方向に向かって運営している。2006年に就任した新総裁ピーター・ゲルブの戦略が成功しているからだろうか?前任のヴォルピー総裁時代と大きく違う新しい手法を取り入れている。
 
 METライブ・ビューイングに目を向けても、世界中の映画館でMETオペラを楽しみ、その聴衆はやがてニューヨークに出かけると本物を見たくなる気持ちに強く駆られる。ゲルブとは何ものかを知り、彼の戦略を読み解くことが出来る。

関連情報:METライブ・ビューイング
http://www.shochiku.co.jp/met/

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2011年10月26日(水)
ソプラノ:奈良ゆみ ピアノ:椎名亮輔とセヴラック〜歌曲と古いシャンソンを!
奈良ゆみ
椎名亮輔
録音風景
 ソプラノ:奈良ゆみとピアノ:椎名亮輔によるセヴラックの新譜CDがALMレコードからリリースされた。10月28日(金)には日仏会館ホールでセヴラックの歌曲と古いシャンソンによるリサイタルが開かれる。
 
 9月には椎名亮輔が上梓した『デオダ・ド・セヴラック──南仏の風、郷愁の音画』が第21回吉田秀和賞を得るなどのニュースがあった。最近セヴラックに対する評価が高まり演奏やセヴラック協会が発足するなどの動きがある。

「インタビュー@クラシック」
http://classicnews.jp/interview/index738.html

 奈良ゆみがこのセヴラックのCDが出来上がるいきさつをかたる。また作曲家:松平頼則が没後10年にあたり、これまで彼の作品にとり組んできたが東京のリサイタルではシェーンベルクと松平作品を組み合わせて歌う。などの話題が出てくる。

 
奈良ゆみ
http://www.yuminara.com/index.html
 
日本セヴラック協会
http://www.geocities.jp/severacjp/
 
吉田秀和賞(水戸芸術館)
http://arttowermito.or.jp/yoshida/yoshida01.html
コンサート情報
《南仏から薫る一陣の風 デオダ・ド・セヴラック (1872-1921) 〜歌曲と古いシャンソン》
2011年10月28日(金)19時 日仏会館ホール 


ソプラノ:奈良ゆみ 
ピアノ:椎名亮輔
 
空は、屋根の上で…… 
ある夢

山羊飼い
ブレジーヌの歌
私の可愛いお人形
復活祭の朝   
雪模様
不実者
小馬の歌
バ・ベ・ビ・ボ・ビュ!
サン=クルーの女船頭たちのヴォードヴィル  
ナントの監獄で
王は太鼓を叩かせた
贈り物
年老いた夫
花嫁の一週間
おっかさん、殺されちゃうわ  
カトリーヌの酒  
 
入場料 (全席自由) 一般:3,000円  学生:1,500円  
お問い合せ:03-5424-1141
日仏会館 
http://mfjtokyo.or.jp 
《奈良ゆみ ソプラノ リサイタル》
2011年11月12日(土)15時、19時 (2回公演) 大阪・モーツアルトサロン
ピアノ:谷口敦子

かくも優しき彼方の国へ
「フォーレ&シューマン」晩年に書かれた、かぎりなく密やかで美しい天上の歌

ガブリエル・フォーレ(1845?1924):
 夕暮れ Op.83-2 詩:アルベール・サマン
 波に漂う花   詩:カチュール・マンデス
 イヴの歌   詩:シャルル・ヴァン・レルベルグ(全10曲)
ロベルト・シューマン(1810-1856):
 6つの歌 Op.107(全6曲 ) 詩:ウルリヒ、メリケ、ハイゼ、ミュラー、キンケル
 エリザベート・クールマンの詩による7つの歌 (全7曲) Op.104
 メアリー・スチュアート女王の詩(全5曲)Op.135

入場券 5000円 
お問い合わせ:06-6363-5836 

チラシ(表・裏)(PDF/340KB)
※このPDFのファイルからプリントして下さい。チラシとして活用できます。
《奈良ゆみソプラノリサイタル》松平頼則没後10周年記念
2011年12月1日(木)19時  東京・王子ホール(銀座三越裏)
ピアノ:寺嶋陸也

月明かりの幻想〜アルノルト・シェーンベルク&松平頼則

舞台構成:クロード・コンフォルテス
照明:中川健二
 
松平頼則(1907-2001):  
 朧月夜 1992 「源氏物語」 より、 紫式部
 いにしへの日は 2001 (世界初演) 詩:三好達治
 ラ・グラース(七月の詩) 1991 詩:松平頼則
アルノルト・シェーンベルク(1874-1951):
 月に憑かれたピエロ op.21  1912 詩:A・ジロー/O・E・ハルトレーベン(エルヴィン・シュタインによるピアノ伴奏版)
 ブレットル・リーダー(キャバレー・ソングス)1901
 
入場料:5000円(当日5500円)
お問合せ:03-3501-5638 
王子ホールチケットセンター:03-3567-9990

チラシ(表・裏)(PDF/356KB)
※このPDFのファイルからプリントして下さい。チラシとして活用できます。
椎名亮輔の著作図書に関する情報!
『デオダ・ド・セヴラック──南仏の風、郷愁の音画』
椎名亮輔 著
第21回吉田秀和賞を受賞!

〈叢書ビブリオムジカ〉 刊:アルテスパブリッシング

A5判・並製・248頁 
定価:本体2400円[税別]  
発売:2011年9月15日

詳細:http://www.artespublishing.com/books/903951-46-1.html
新譜CD情報:奈良ゆみ
《デオダ・ド・セヴラック 歌曲と古いシャンソン 奈良ゆみ(ソプラノ)椎名亮輔(ピアノ)》
日・英・仏解説・歌詞対訳付き

曲目:
デオダ・ド・セヴラック (1872-1921):
[1] バ・ベ・ビ・ボ・ビュ!
[2] サン=クルーの女船頭たちのヴォードヴィル
[3] カトリーヌの酒
[4] ミュゼット
[5] おっかさん、殺されちゃうわ
[6] 年老いた夫
[7] 朝の祈り
[8] 贈り物
[9] 花嫁の一週間
[10] 麗しのダフニス
[11] 王は太鼓を叩かせた
[12] ナントの監獄で
[13] ある夢
[14] 空は、屋根の上で……
[15] ブレジーヌの歌
[16] 私の可愛いお人形
[17] クリスマスの歌
[18] 山羊飼い
[19] 復活祭の朝
[20] 梟
[21] 山の夜明け
[22] 春の訪れ
[23] 悲しい風景(夕日)
[24] 雪模様
[25] 不実者
[26] 小馬の歌
録音:2010年9月7-9日 三鷹市芸術文化センター
番号:ALCD-7158
税込価格:2,940円(税抜価格2,800円)

ALM Records
http://www.kojimarokuon.com/

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2011年10月26日(水)
[コンサート&新譜CD紹介]音楽が民衆のなかから生まれた!「ジョングルール・ボン・ミュジシャン」!
ジョングルール・ボン・ミュジシャン 使用楽器
 音楽が民衆のなかから生まれた。中世ヨーロッパの町から町に旅を続ける放浪楽師ジョングルールがバグパイプ、中世フィドル等の民衆楽器を片手に街角を廻る。
 
 「ジョングルール・ボン・ミュジシャン」は中世ヨーロッパの放浪楽師のありかたを求めて活動している。彼らの演奏を楽しむ機会がやってきた。またその楽しい新譜CDもリリースされた。
 
 今回のコンサート&CDで、放浪楽師たちは同じ時代の(平安末期)の日本に流れ着いて今様に出会った。「梁塵秘抄」は白拍子や巫女・遊女が深くかかわったといわれている歌謡集である。その素朴で生き生きとした情感溢れる歌の数々に放浪楽師は心奪れ、そのまま演奏にうつる・・・・・・。まさに民衆の歌のエンターテイナーたちである。
コンサート情報
「中世を駆けめぐる放浪楽師」 北とぴあ国際音楽祭参加公演
《ジョングルール・ボン・ミュジシャン》

2011年11月4日(金) 19時 北とぴあ・つつじホール


出演:
名倉亜矢子(歌・ゴシックハープほか)
辻康介(歌・語りほか)
上田美佐子(中世フィドルほか)
近藤治夫(バグパイプ、ハーディガーディほか)
ゲスト:立岩潤三(パーカッション)

プログラム:
後白河法皇(編):梁塵秘抄より「恋ひ恋ひてたまさかに逢ひて寝たる夜の」 「遊びをせんとや生まれけむ」
作者不詳:カルミナ・ブラーナより「極道の歌」「来れバッカス」
アルフォンソ賢王(編):聖母マリアのカンティガより「蝋燭とジョングルー ル」「兎の骨」
作者不詳:王のエスタンピー第7 ほか

料金:全席自由3500円 ペアチケット6000円

内容に関するお問合せ:090-1250-6394
チケット:050-3736-1404

詳細:
http://wh-design.jp/jongleur1104.html

チラシ(表・裏)(PDF/348KB)
※このPDFのファイルからプリントして下さい。チラシとして活用できます。
新譜CD情報
《Les Jongleurs(レ・ジョングルール) 中世を駆けめぐる放浪楽師 ジョングルール・ボン・ミュジシャン》

曲目:
[1] ジョヴァンニ・アンブロジオ:プティ・リャンズ[15世紀イタリア]
[2] 春の焼け野に菜を摘めば  後白河法皇(編):《梁塵秘抄》より[12世紀日本]
[3] 柴の庵に聖おはす  後白河法皇(編):《梁塵秘抄》より[12世紀日本]
[4] 作者不詳:羊飼い娘が朝早く 《カルミナ・ブラーナ》より[13世紀ドイツ]
[5] 作者不詳:サルタレッロ[14世紀イタリア]
[6] ギラウト・デ・ボルネイユ:逢い引きの朝(アルバ)[12世紀フランス]
[7] 恋ひ恋ひてたまさかに逢ひて寝たる夜の  後白河法皇(編):《梁塵秘 抄》より[12世紀日本]
[8] わが子は十余になりぬらん   後白河法皇(編):《梁塵秘抄》より[12世紀日本]
[9] 金の御嶽にある巫女の  後白河法皇(編):《梁塵秘抄》より[12世紀日本]
[10] 作者不詳:シャンソネッタ・テデスカ[14世紀イタリア]
[11] 兎の骨 アルフォンソ賢王(編):《聖母マリアのカンティガ》より [13世紀スペイン]
[12] 蝋燭とジョングルール アルフォンソ賢王(編):《聖母マリアのカンテ ィガ》より[13世紀スペイン]
[13] 足萎え男 アルフォンソ賢王(編):《聖母マリアのカンティガ》より [13世紀スペイン]
[14] マルカブリュ:先日、生け垣の傍らで[12世紀フランス]
[15] 作者不詳:王のエスタンピー第7[13世紀フランス]
[16] 舞へ舞へ蝸牛 後白河法皇(編):《梁塵秘抄》より[12世紀日本]
[17] 遊びをせんとや生まれけむ 後白河法皇(編):《梁塵秘抄》より[12世紀日本]
[18] わが子は二十になりぬらん 後白河法皇(編):《梁塵秘抄》より[12世紀日本]
[19] 作者不詳:来れバッカス 《カルミナ・ブラーナ》より[13世紀ドイツ]
演奏:
『ジョングルール・ボン・ミュジシャン』
名倉亜矢子(歌、ゴシックハープ他)
辻康介(歌、語り他)
上田美佐子(中世フィドル、レベック他)
近藤治夫(バグパイプ、ハーディガーディ、テイバーパイプ他)
ゲスト:立岩潤三(パーカッション)
番号:ALCD-1126
税込価格:2,625円
 
ALM Records
http://www.kojimarokuon.com/

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2011年10月24日(月)
指揮:小松長生『リーダーシップは「第九」に学べ』(日経プレミアシリー ズ)リリース&コンサート情報!
小松長生
© 三浦興一
 指揮者:小松長生は日経プレミアシリーズで『リーダーシップは「第九」に学べ』を出版した。指揮者はビジネスににおけるリーダーシップを発揮するように、100人を超えるミュージシャンやコーラスをまとめて美しいハーモニーを作り上げてゆく。
 まさに指揮者こそリーダーシップを発揮してコンサートを創り上げてゆくポジションにいる。「インタビュー@クラシック」で指揮者:小松長生が語る。

「インタビュー@クラシック」
http://classicnews.jp/interview/index737.html

 日本全国で第九を歌う人たちは20万人を超えるといわれている。この本のなかで指揮者とは何かからはじまって第九の楽曲解説、歌詞まで小松が訳すほどの熱の入れようである。
 ベートーヴェンの第九交響曲の持つ力は多くの人に生きる喜びと活力を与える原動力になっている。いままさに日本人に求められているものでわないだろうか。

小松長生
http://www.c-komatsu.com/
著書紹介
日経プレミアシリーズ 『リーダーシップは「第九」に学べ』 

著者:小松長生
定価:850円+税
刊:日本経済新聞出版社

コンサート情報
《東京フロイデ合唱団 第14回演奏会》
2011年12月1日(木)19時 東京オペラシティ コンサートホール

指揮:小松長生
日本フィルハーモニー交響楽団

ソプラノ:湯浅桃子
メゾソプラノ:竹本節子
テノール:望月哲也
バリトン:宮本益光
合唱:東京フロイデ合唱団 
 
ベートーヴェン:プロメテウスの創造物 序曲
ベートーヴェン:交響曲第九番「合唱」
 
SS席6,000円 S席 5,000円 A席4,000円 B席3,000円 C席2,000円

お問い合わせ:03-5940-0731
東京フロイデ合唱団
http://andiefreude.web.fc2.com/
《関西フィルハーモニー管弦楽団 「第九」特別演奏会》
2011年12月11日(日) 15時 ザ・シンフォニーホール
指揮:小松長生

ソプラノ:並河寿美
メゾソプラノ:西村薫
テノール:吉田浩之
バリトン:藤村匡人
合唱:田辺第九合唱団

ベートーヴェン:「プロメテウスの創造物」序曲 作品43
ベートーヴェン:交響曲第9番 ニ短調 作品125「合唱付」

S 6,000円 A 5,000円 B 4,000円 学生 1,000円
 
お問い合わせ:06-6577-1381
関西フィルハーモニー管弦楽団
http://www.kansaiphil.jp/

チラシ(表・裏)(PDF/1.6MB)
※このPDFのファイルからプリントして下さい。チラシとして活用できます。
《第26回田辺第九演奏会》
2011年12月18日(日) 15時 紀南文化会館 大ホール
指揮:小松長生
関西フィルハーモニー管弦楽団

ソプラノ:林真理子
アルト:加賀ひとみ
テノール:松本薫平
バリトン:原尚志
合唱:田辺第九の会合唱団
 
ベートーヴェン:「プロメテウスの創造物」序曲 作品43
ベートーヴェン:交響曲第9番 ニ短調 作品125「合唱付」
 
S席:¥4,500 A席:¥4,000(当日は¥500UP)
 
お問い合わせ:0739-24-7986
http://www.kinanbunkakaikan.jp/newevent/index.html
《第27回三重音楽祭》
2011年 12月23日(金・祝)14時 三重県文化会館 大ホール
指揮:小松長生
新日本フィルハーモニー交響楽団
 
ソプラノ:腰越満美
メゾソプラノ:小林由佳
テノール:小原啓楼
バリトン:宮本益光
合唱:三重県合唱連盟
 
ベートーヴェン:交響曲第9番 合唱付 ほか
 
料金 S席4,000円 A席3,000円 B席1,500円

お問い合わせ:059-233-1122
三重県文化会館
http://www3.center-mie.or.jp/center/bunka/event_c/2011/1223.html

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2011年10月24日(月)
[CDレビュー]《ブラームス/ヴァイオリン協奏曲、弦楽六重奏曲第2番》イザベル・ファウスト
《ブラームス/ヴァイオリン協奏曲、弦楽六重奏曲第2番》イザベル・ファウスト

曲目:
1.ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.77
2.弦楽六重奏曲第2番ト長調Op.36
作曲:ブラームス
演奏:イザベラ・ファウスト(Vn/1&2)、ユリア=マリア・クレッツ(Vn)、ステ ファン・フェーラント(Va)、ポーリーヌ・ザクセ(Va)、クリストフ・リヒター (Vn)、クセニア・ヤンコヴィチ(Vc)
楽団:マーラー・チェンバー・オーケストラ
指揮:ダニエル・ハーディング
録音:
1.2010年2月 スペイン・ビルバオ・フィルハーモニー協会 
2.2010年9月 ベルリン、テルデックス・スタジオ
会社:Harmonia Mundi
番号:HMC902075
定価:オープン価格(輸入盤)
 近年、男女を問わず躍進目覚ましいヴァイオリニストの多くが強い自己主張によって個性を際立たせる人が多いが、ファウストの演奏にはそのような独善性はみられず、あくまでも正統的なオーソドックスなアプローチに徹している。しなやかながら集中力に富んだ芯の強さが特徴である。曲がブラームスであるだけに安定感も十分で、第2楽章も息の長い旋律をくっきりと歌いあげている。カデンツァはブラームスを尊敬していたフェルッチョ・ブゾーニが書いたものが用いられているのが珍しく、ファウスト自ら記したライナーによると、単純な構造で ありながら、
 
 作品に対する敬愛に満ち、かつオリジナリティに富んだ豊かな表情を持ってい るという。ハーディングの指揮もファウストのソロと一体になって自然な音楽 を作り出している。
 
 弦楽六重奏曲はロマンティックでありながら、清楚な中に腰の強さを併せ持 った演奏で、重量感にも欠けていない。メンバーはいずれも錚々たるキャリア の持主であるが、どのような契機からこのアンサンブルを組むようになったか については何の記述もない。


野崎正俊(音楽評論家)

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2011年10月24日(月)
[DVDレビュー]《マーラー/交響曲第2番『復活』》シャイー指揮
《マーラー/交響曲第2番『復活』》シャイー指揮

曲目:交響曲第2番ハ短調『復活』
作曲:マーラー
独唱:クリスティアーネ・エルツェ(S)、サラ・コノリー(Ms)
合唱:MDR放送合唱団、ベルリン放送合唱団、ゲヴァントハウス合唱団
楽団:ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
指揮:リッカルド・シャイー
収録:2011年5月17,18日(ライヴ) ライプツィヒ、ゲヴァントハウス
会社:Accentus
番号:ACC20238
定価:オープン価格(輸入盤)
 没後100周年記念に開かれたライプツィヒ国際マーラー音楽祭の演奏であり、 シャイーとケヴァントハウス管のコンビによる交響曲第8番も併せてDVDとして 発売されている。シャイー渾身の指揮による熱演であるが、フレーズは明確 で、フォルテの最強音でも全体のバランス失うことはない。さらに映像で視聴 すると楽章の間隔を十分にとって一つ一つの楽章を大切に扱っていることが分 かる。そして第四楽章「原光」の独唱に自然にすべり込んで行く間の取り方も心憎い。
 
 オーケストラもシャイーが首席指揮者に就いてから音色が明るくなって透明感 を増したが、やはり低音に厚みを持つ重量感はさすがなものがある。声楽陣も 充実していて、特にコーラスの奥深いハーモニーが印象的である。 
 
 カメラ・ワークもなかなか巧みで、映像作品としての表現に一役買っている。


野崎正俊(音楽評論家)

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