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[クラシック・ニュース 2013/4/30- 2013/5/06]
2013年5月5日(日)
音楽評論家・野崎正俊の音楽コラム(13) ヴェルディとワーグナー生誕100年
音楽評論家・野崎正俊の音楽コラム(13) ヴェルディとワーグナー生誕100年

 2013年はヴェルディとワーグナーのイタリア、ドイツのオペラ界の二大巨匠の 生誕200年に当たり、世界各地でこの二人のオペラが盛んに上演されている。日 本でも関係団体による共同キャンペーンの記者発表が新国立劇場において行われ た。同劇場の他にジャパン・アーツ、松竹、新日本フィル、東京二期会、東京・ 春・音楽祭、日本オペラ振興会、読売日響、HMVが参加している。オペラ、演奏 会、ライブ映画の上映に携わる企業団体が名を連ねたが、オペラの有力な鑑賞法 であるテレビ局が参加していないし、スカラ座、フェニーチェ歌劇場等を招聘す る団体、またレコード会社なども脱落している。初めての試みなのでそれも致し 方ないのだろうか。

 ところで最近実際に観たオペラの一つに新国立劇場のヴェルディの「アイー ダ」がある。フランコ・ゼッフィレッリの演出は、彼がスカラ座で受け持った際 の演出と同一で、そのDVDがある。主役歌手や指揮者は当然スカラ座の方が世界 的なスターを集めているにしても、その華麗な舞台は彼独自のものである。「ア イーダ」といえば、去る1月にMETライブビューイングが上映されている。ソニ ヤ・フリゼルの演出は1989年以来上演を積み重ねている豪華なプロダクションで ある。ただアイーダ役は当初予定されていたヴィオレタ・ウルマーナがキャンセ ルしたために、映像収録日にはリュドミラ・モナスティルスカが起用されたが、 ウルマーナの代役の一人としてMETにデビューしたラトニア・ムーアが今回新国 立劇場に出演した。高音に張りのある美声と表現力豊かな演技はモナスティルス カを凌駕するほどである。この「アイーダ」をみても、日本のオペラ界が世界の オペラの動きと密接に連動していることを教えてくれる。

  二期会の「マクベス」もライプツィヒ歌劇場と提携した国際共同企画だった。演 出のペーター・コンヴィチュニは「読み替え」演出の最前線を行く一人であるが、 今回はシェイクスピアの悲劇に潜む喜劇性を引き出そうとしたところに無理があ るのか、随所での効果ばかりがクローズアップされて、焦点が定まらないもどか しさがあった。

  一方来日したフェニーチェの「オテロ」は、スカラ座のような大劇場とは違う手 法でオペラに取り組んでいた。何よりもチョン・ミョンフンの緊密な指揮がドラ マに生気を与え、オテロ役のグレゴリー・クンデの熱唱と相俟ってヴェルディ・ イヤーを飾る彼らなりの意気込みが感じられた。

  ワーグナーではすでに昨年二期会が「パルジファル」を上演している。バルセロ ナ・リセウ大劇場とチューリヒ歌劇場と国際提携したクラウス・グートの演出で あるから、上述の「マクベス」と同様、近年二期会は積極的に世界の最前線の歌 劇場との提携に取り組んでいる。演出だけではなく、海外で初演された際の指揮 者あるいは歌手を招いて日欧合同チームを組むことが出来るならば、真の意味で の共同制作の意味が生きるのではなかろうか。今では日本人声楽家のレヴェルは 海外にひけを取らない。東京春祭の「ニュルンベルクのマイスタージンガー」で はバイロイトでも活躍するクラウス・フローリアン・フォークトが出演して独特 のワーグナー・テノールとしての存在感を示したが、日本人歌手によるマイス タージンガー達が充実していたことも、国際共演の可能性を示唆している。

 最後にMETライブの「パルジファル」では題名役のヨナス・カウフマンが圧倒的 なヘルデンテノールとしての本領を発揮した。フランソワ・ジラールの前衛的で はあっても、「読み替え」などとはいわせない新機軸の演出と相俟って世界最高 峰の歌劇場としての実力を示した。以上5月1日の二期会の「マクベス」を観た時 点での東京都区内に限った状況であるが、今年のヴェルディ、ワーグナー・イ ヤーは日本のオペラ・ファンに世界のオペラ界の最前線を教えてくれる重要な年 になることが期待される。



文・野崎正俊(音楽評論家)

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2013年5月5日(日)
[CD紹介]《ロッシーニ/小荘厳ミサ曲》パッパーノ指揮
《ロッシーニ/小荘厳ミサ曲》パッパーノ指揮

曲目:小荘厳ミサ曲

作曲:ロッシーニ

独唱:マリーナ・レベカ(S)、サラ・ミンガルド(A)、フランチェスコ・メーリ(T)、 アレックス・エスポジート(B-Br)

楽団:ローマ・サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団・合唱団
指揮:アントニーノ・パッパーノ

録音:2012年11月10,12,13日(ライヴ) ローマ、オーディトリウム、パルコ・デルラ・ムジカ、サラ・サンタ・チェチーリア
会社:EMI
番号:定価3800円

 ロッシーニの晩年に作曲されたこの曲は、当初4人の独唱者を含む12人の声楽陣、 それにピアノ2台、ハルモニウム1台という小規模な編成で作曲された。そのために 曲名に小“Petite”という語が冠されたのだが、初演から3年後の1866年から翌年 にかけてロッシーニはオーケストラ版を書き上げた。今日でも小編成の版で演奏 されることが多いが、やはり大編成で聴くとこれが”荘厳ミサ曲”であることを 実感させられる。

 パッパーノは色彩豊かなこの曲をさすがに美しく響かせているが、それと同時に 切れのよい鋭さを生かした鮮烈な表現が、スケールの大きなこの大曲の姿を明らか にしている。もちろんカンタービレの効いた旋律線も大切に扱われていて、それは ロッシーニのオペラを思わせるところがある。劇的な「クレド」に続く「宗教的前 奏曲」の長いオルガン独奏部は間奏曲ともいうべき部分で、ピアノ独奏による原曲 の素朴な面影を残している。

  純イタリア産のオーケストラ、コーラスも熱演で、独唱者ではテノールのメーリの 美声とメゾ・ソプラノのミンガルドの味わい深い歌唱が好ましい。

野崎正 俊(音楽評論家)

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2013年5月1日(水)
鬼才ペーター・コンヴィチュニーが放つ「マクベス」(新演出)の異彩!
 このたび東京二期会オペラ劇場が二期会創立60周年記念公演として、 ドイツの演出家ペーター・コンヴィチュニーが手がけるオペラ、ヴェルディの「マクベス」(東京バージョン)である。
 鬼才ペーター・コンヴィチュニーが描く「マクベス」はまさに異彩ぶ りを発揮して、今日の問題に繋がる話題を投じている!
 5月1日からはじまる公演を前に行われた「マクベス」のゲネラルプロ ーベの写真取材を公開します。

写真をクリックで拡大写真がご覧頂けます
スケッチ: 桜井良夫
写真:村上政光、藪田益資(4/29)
藪田益資(4/30)
東京二期会オペラ劇場『マクベス』
 (4月29日ゲネプロ  公演日5月1、3日)
東京二期会オペラ劇場 《マクベス》 東京二期会オペラ劇場 《マクベス》 東京二期会オペラ劇場 《マクベス》 東京二期会オペラ劇場 《マクベス》 東京二期会オペラ劇場 《マクベス》
 
東京二期会オペラ劇場 《マクベス》 東京二期会オペラ劇場 《マクベス》 東京二期会オペラ劇場 《マクベス》 東京二期会オペラ劇場 《マクベス》 東京二期会オペラ劇場 《マクベス》
 (4月30日ゲネプロ  公演日5月2、4日)
東京二期会オペラ劇場 《マクベス》 東京二期会オペラ劇場 《マクベス》 東京二期会オペラ劇場 《マクベス》 東京二期会オペラ劇場 《マクベス》 東京二期会オペラ劇場 《マクベス》
 
東京二期会オペラ劇場 《マクベス》 東京二期会オペラ劇場 《マクベス》 東京二期会オペラ劇場 《マクベス》 東京二期会オペラ劇場 《マクベス》 東京二期会オペラ劇場 《マクベス》
 
公演情報
東京二期会オペラ劇場 《マクベス》 「二期会創立60周年記念公演」
東京二期会オペラ劇場 《マクベス》 オペラ全4幕(新制作)
日本語字幕付き原語(イタリア語)上演
  
 
台本:フランチェスコ・マリア・ピアーヴェ (原作:ウィリアム・シェイクスピア「マクベス」)
作曲:ジュゼッペ・ヴェルディ

2013年5月1日(水)18:30 東京文化会館 大ホール
2013年2日(木)18:30      〃
2013年3日(金・祝)14:00    〃
2013年4日(土・祝)14:00    〃

スタッフ:
指揮:アレクサンドル・ヴェデルニコフ
演出:ペーター・コンヴィチュニー
装置:ヨルク・コスドルフ
衣裳:ミヒャエラ・マイヤー=ミヒナイ
照明:喜多村 貴
演出補:ハイデ・シュトック
合唱指揮:佐藤 宏
演出助手:太田麻衣子
舞台監督:幸泉浩司
公演監督:多田羅迪夫

キャスト
配役 5月1日(水)/3日(金・祝)  5月2日(木)/4日(土・祝)
マクベス 小森輝彦 今井俊輔
レディ・マクベス 板波利加 石上朋美
マクダフ 井ノ上了吏 松村英行
バンコー ジョン ハオ 斉木健詞
マルコム  村上公太 新海康仁
マクベス夫人の侍女 野口知香 森田雅美
医者 伊藤 純 小田川哲也
ダンカン 加賀清孝(全日)

合唱:二期会合唱団
管弦楽:東京交響楽団

入場料金(税込)S席¥18,000- A席¥14,000- B席¥10,000- C席 ¥8,000- D席 学生席 売り切れ!
お問い合わせ:03ー3796ー1831
東京二期会 http://www.nikikai.net/index1.html
チラシ(PDF/2.7MB)
※こちらのPDFを印刷して、チラシとしてご利用いただけます。

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2013年4月30日(火)
ゴールデン・ウィーク恒例のラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャ ポン(LFJ)2013がまもなくはじまる。
 「インタビュー@クラシック」で鈴木順子:LFJ2013エクゼ クティブ・プロデューサーが語る。
 
「インタ ビュー @クラシック」
http://classicnews.jp/interview/index829.html

公演詳細: http://www.lfj.jp/lfj_2013/performance/timetable.html?id=hedder

ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」2013公式サイト
http://www.lfj.jp/lfj_2013/



鈴木順子:LFJ2013エクゼ クティブ・プロデューサー
LFJ2013
エクゼ クティブ・プロデューサー
鈴木順子

コンサート情報

ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」2013各地のラ・フォルジュネ


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2013年4月30日(火)
快挙!大沢壽人のピアノ協奏曲第1番 生地神戸で!ピアノ:迫昭嘉 関西 フィルで世界初演!「インタビュー@クラシック」で!
 ピアノ独奏の迫昭嘉が「インターネット@クラシック」で大沢壽人 のピアノ協奏曲第1番について語る。
 
「インタ ビュー @クラシック」
http://classicnews.jp/interview/index828.html

 大沢壽人(1907〜1953)は世界的な作曲家として認められな がら、不遇にもその作品が演奏されることなく彼の急逝で埋も れてしまった。
 ピアノ協奏曲第1番は1933年にボストンで作曲され、このた び80年ぶりに彼の生地神戸で世界初演するこのとになる。
 彼は関西学院に学び、ボストンのニューイングランド音楽院 に留学する。1933年ボストンに滞在中この協奏曲第1番を作曲 した。  彼は戦後神戸女学院で教鞭をとりながら、誕生したばかりの 民間放送局で音楽にかかわるようになる。
 彼の作品は21世紀になって「再発見」され、注目を浴びるよ うになった。関西フィルは指揮:飯守泰次郎、ピアノ迫昭嘉の コンビで2005年ピアノ協奏曲第3番「神風」、を2009年には第2 番を演奏するなど大沢壽人の作品の見直しを続けている。

関西フィルハーモニー管弦楽団
http://www.kansaiphil.jp/



ピアノ:迫昭嘉
ピアノ:迫昭嘉

コンサート情報
関西フィルハーモニー管弦楽団 神戸特別演奏会 Vol.12
指揮:飯守泰次郎
指揮:飯守泰次郎
関西フィルハーモニー管弦楽団 神戸特別演奏会 Vol.12
〜 大澤壽人没後60年 & ワーグナー生誕200年 記念コンサート 〜

●2013年5月6日(月・祝) 15時  神戸新聞松方ホール

指揮:飯守泰次郎
ピアノ:迫 昭嘉

  • 第一部 大澤 壽人:ピアノ協奏曲第1番 イ短調 世界初演
  • 第二部 ワーグナー
    楽劇「ニュルンベルクの名歌手」第1幕前奏曲  
    歌劇「さまよえるオランダ人」序曲  
    歌劇「タンホイザー」序曲

入場券 全席均一4,500円/ペア8,000円(前売限定数販売)
お問い合わせ:06-6577-1381 関西フィルハーモニー管弦楽団
チラシ(PDF/509KB)
※こちらのPDFを印刷して、チラシとしてお使いいただけます。

試聴:ナクソス・ミュージック・ライブラリー(NML)
大沢壽人 http://ml.naxos.jp/composer/23004

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2013年4月30日(火)
[新譜CD&コンサート情報] ピアノ:エフゲニー・ザラフィアンツ
ピアノ:エフゲニー・ザラフィアンツ
ピアノ:エフゲニー・ザラフィアンツ
 ピアノ:エフゲニー・ザラフィアンツの音楽は美しい音色と 豊かな個性あふれる音楽に心を揺さぶられる。 シューマンのCDでは深い森のような世界に導き入れられ、何 時聴いてもまるで彼の宇宙に共生しているような世界にひろが ってゆく。
 5月1日の演奏会は彼のリサイタルである。5月11日はヴァイオリン の塚原るり子にゲストとして迎えられて室内楽のコンサートで ある。チェロ:フランティシェク・ホスト(チェコフィル首席 奏者)との大公トリオの演奏会である。音楽性のある彼の室内 楽も聴きものである。

エフゲニー・ザラフィアンツ http://www.zarafiants.com/

試聴:ナクソス・ミュージック・ライブラリー http://ml.naxos.jp/ClickSearch.aspx#


新譜CD情報

《シューマン:フモレスケ エフゲニー・ザラフィアンツ(ピアノ)》《シューマン:フモレスケ エフゲニー・ザラフィアンツ(ピアノ)》

ピアノ:エフゲニー・ザラフィアンツ

◎曲目:ロベルト・シューマン

  • 蝶々 op. 2
  • フモレスケ 変ロ長調 op. 20
  • 子供のためのアルバム op. 68 より
    第13番 愛する5月よ/第21番/第25番 劇場からの余韻/第28番 思い出/第30番/第36番 イタリア人の船乗りの歌/第38番 冬のとき I/第39番 冬のとき II

録音:稲城市立iプラザ 2011年4月12-14日
番号:ALCD-7167
税込価格:2,940円 
ALMコジマ録音
http://www.kojimarokuon.com/disc/ALCD7167.html

新譜CD情報
《エフゲニー・ザラフィアンツ:ピアノリサイタル》

1)エフゲニー・ザラフィアンツ
《エフゲニー・ザラフィアンツ:ピアノリサイタル》  
●2013年5月1日(水)19時  五反田文化センター音楽ホール

  • ベートーベン:ソナタ第1番,第7番
  • ショパン:マズルカ 9曲(No.13 No.33 No.17 No.41 No.15 No.35 No.43 No.48 No.51(遺作))
  • スクリヤービン:幻想曲

入場料:全席自由 5,000円
お問い合わせ:042ー366ー6452
東京文化会館チケットサービス:03ー5658ー0650
チラシ(PDF/535KB)
※こちらのPDFを印刷して、チラシとしてお使いいただけます。


《塚原るり子コンサートシリーズ》〜2人の名匠を迎え2)その他のコンサート
《塚原るり子コンサートシリーズ》〜2人の名匠を迎え
●2013年5月11日(土)14時 銀座・王子ホール

ピアノ:エフゲニー・ザラフィアンツ
バイオリン:塚原るり子
チェロ:フランティシェク・ホスト(チェコフィル首席奏者)

  • ベートーヴェン:ロマンス ヘ長調(Vn&Pf)
  • ショパン:序奏と華麗なポロネーズ ハ長調(Vc&Pf)
  • ショパン:バラード 第3番 変イ長調(Pf)
  • ヘンデル〜ハルヴォルセン:パッサカリア(Vn&Vc)
  • ベートーヴェン:ピアノトリオ 変ロ長調「大公」

料金:全席自由 5,000円
お問い合わせ:03-3418-5344
チラシ(PDF/509KB)
※こちらのPDFを印刷して、チラシとしてお使いいただけます。

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