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インタビュー@クラシック
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[クラシック・ニュース 2015/12/8〜 2015/12/14]
2015年12月11(金)
《モーツァルト/歌劇『ドン・ジョヴァンニ』全曲》スカラ座2011
《モーツァルト/歌劇『ドン・ジョヴァンニ』全曲》スカラ座2011

《モーツァルト/歌劇『ドン・ジョヴァンニ』全曲》スカラ座2011

曲目:歌劇『ドン・ジョヴァンニ』全2幕
作曲:ーツァルト

出演:ペーター・マッテイ(ドン・ジョヴァンニ)、アンナ・ネトレプコ(ドンナ・アンナ)、ブリン・ターフェル(レポレロ)、バルバラ・フリットリ(ドンナ・エルヴィラ)、ジュゼッペ・フィリアノーティ(ドン・オッターヴィオ)、アンナ・プロハスカ(ツェルリーナ)、シュテファン・コツァン(マゼット)、ヨン・クワンチュル(騎士長)

楽団:ミラノ・スカラ座管弦楽団・合唱団
指揮:ダニエル・バレンボイム
演出:ロバート・カーセン

収録:2011年12月7日(ライヴ)  ミラノ・スカラ座
会社:DG
番号:0735218
定価:オープン価格(輸入盤)


 バレンボイムがスカラ座の音楽監督に就任したシーズン初日の開幕公演の収録で、はじめにイタリア国歌が演奏されるという異例なイヴェントになった。それだけに力こぶの入った演奏で、モーツァルトの音楽の軽さということからは若干の距離がある。ロバート・カーセンの演出は冒頭の序曲から照明によって舞台が揺れ動くなど、物語の非現実性を強調しているのだろうか。またドン・ジョヴァンニがドンナ・アンナを強姦する第一場は緞帳風のパネルの手前で展開されるように、数種類のパネルをスライドさせながらシンプルな舞台作りを意図していることが分かる。したがってドン・ジョヴァンの屋敷の庭ではツェルリーナの隠れ場所もないほどである。そこに現れるオッタヴィオ、アンナ、エルヴィラの三人がオーケストラ・ピット前の客席から登場するのも無理はない。第二幕の冒頭も客席からドン・ジョヴァンニとレポレロが登場する。

 歌は男声陣が充実していて、マッテイの紳士の仮面をかぶった悪役ぶり、ターフェルの自然と滲み出るお人よしのブッファ役として達者な演技も注目される。女声ではネトレプコがとかく声を張り上げて無駄なエネルギーを浪費している向きがあるが、対照的にフリットリは可憐で、むしろツェルリーナに似合いそうなほどである。

野崎正俊(音楽評論家)

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2015年12月11日(金)
東京音楽通信〔189〕 2015年11月(その2)
シベリウス・イヤーのビック・イヴェント

オッコ・カム指揮フィンランド・ラハティ交響楽団 シベリウス生誕150年記念 交響曲サイクル ――  シベリウス・イヤー関連のイヴェントが続きます。前回お伝えしたリントゥ指揮フィンランド放送響は、ハイレベルな演奏で驚かせてくれましたが、今度は真打ともいうべきラハティ響が登場です。私は3公演のうち、一回目と三回目を聴きました。

カムはかつて日フィルを振っていたので、オールド・ファンには懐かしい名前ですね。入退場は元気にやっていたので、体調が悪いわけではないのでしょうが、指揮台上に椅子を置いて、座って指揮していました。もういいお年なんだな、と改めて思いました。

第一日(11月26日、東京オペラシティ)。「交響曲第一番」。かなり早いテンポでたったっと進めていきます。表現もアグレッシブなうえに、バランスがなかなか整わず、ちょっと荒っぽかった。

シベリウスのメロディーに私は「クールな演歌」っていうイメージがあって、実際そういうふうに歌う演奏もあるんですが、カムもリントゥと同じくこってりとは歌わせせずに即物的に処理していく感じ。むしろ大きな構造をつかんでダイナミックに魅せるというほうに重心がある。もうちょっと繊細に歌ってほしい、と思った箇所も多かったけれど、これはこれで。

「交響曲第二番」。やり慣れているからクオリティが高いというわけでもないと思いますが、サウンドが前半に比べるとぐっとあか抜けて、「同じオケ?」と思うほどでした。第二楽章には力を抜くところもあったけれど、やはり畳みかけるようなテンポで、全体にもう少し引きがほしいかな。しかし客席は大いに沸いていました。

2日目はパスして、3日目(29日)は後期5−7番。基本的なアプローチは初日とほぼ同じ。テンポの振れがあまりなく、ストレートに運んでいき、一定の呼吸の中で自然なシークエンスの変化を導く。これは3曲の中では一番短い7番で効果的だったように思いました。

どれも目鼻立ちがきりっとした男前の音楽に仕上がっていましたが、細かいところをみていくと、曲によって出来不出来の差も。いちばんすっきりとまとまっていたのは5番で、6番はアンサンブルに粗が見えた。一階席真ん中あたりで聴いた初日と、2階正面で聴いた3日目では、サウンドのまとまり方もずいぶん違っていたので、そこらへんも少なからず印象に影響を与えているかもしれません。

会場にはラハティ響友の会がブースを出していて、市民に愛されているオケ、という感じが伝わってきました。ラハティ、ウィンタースポーツでは有名な町らしいのですが、私はこのオーケストラがなかったら一生知らない町だったかも。

フィンランド放送オケ 指揮リントウ  
指揮者:オッコ・カム ステージ写真
(撮影日2015年11月26日 東京オペラシティ コンサートホール:タケミツ メモリアル)
(C)大窪道治/提供:東京オペラシティ文化財団
 


歳月を超えて蘇る

信時潔 没後50年記念演奏会 「海道東征」 ―― 今から75年前の1940年、時代は神武天皇即位から数えた皇紀2600年ということで沸いていました。日中戦争は泥沼化、欧州でも第二次大戦が火ぶたを切るなど国際的に暗雲が立ちこめていましたが、ドメスティックには祝賀ムードが漂い、いろいろな文化イヴェントが行われました。建国神話を音楽化した「海道東征」はそんな中作られた曲で、当時は盛んに演奏されましたが、敗戦とともに忘却されたのです。作曲者の没後50年を記念し、芸大が総力をあげて復活蘇演に取り組みました(11月28日、奏楽堂)。

プロジェクトの企画者である大角欣矢、評論家の片山杜秀の両氏によるプレ・トークのあと、本編に。前半はKinder Trioという今回が初演となる初期の三重奏、弦楽伴奏の合唱曲「我国と音楽との関係を思ひて」、それに「弦楽四部合奏」という合奏曲で構成されていました。作風はどれも手堅く、ドイツ風の主題労作の作法など確かな技術に裏打ちされたもの。

当時、ドイツではずっとモダンな音楽が流行っていたので、もう少しとんがったところがあってもよさそうですが、日本にあっては求められているものが違ったということなのでしょう。受容の土壌が全然違うから。

次の「海道東征」を聞くと、信時の後衛性の理由がはっきりと分かる。保守に積極的な価値をみるということは、当時の日本国民としての必然であったし、そこから西洋音楽のスタイルを日本風に消化し、日本人にとっても分かりやすい、共同体との一体感を感じられる音楽を創出する、という使命感も生まれる。芸大作曲科教授として、信時はそうした時代の要請を、ひしひしと感じていたに違いありません。日本人としてのアイデンティティに関わる問題をしっかり捕まえたうえで、議論しないといけないところだろうと思います。

指揮の湯浅卓雄以下、芸大メンバーが総力をあげ取り組んだこの日の演奏は、NaxosからCD化されるそうです。戦前の日本音楽史理解に一石を投じる一枚となりそう。要注目。

信時潔 没後50年記念演奏会 「海道東征」  
写真提供:東京芸術大学  
江藤光紀 (音楽評論)

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2015年12月8(水)
ピアノ:近藤嘉宏 熟成にむけた新たなステップ!デビューから20周年!
ピアノ:近藤嘉宏
ピアノ:近藤嘉宏

ピアニスト:近藤嘉宏は次のステップにかかるための大切な時を迎えた。デビューしてはや20年の歳月をへて,さらなるアーティックな成長をはからなくてはならない。「インタビュー@クラシック」彼の話をお聞きください。

「インタ ビュー @クラシック」
http://classicnews.jp/interview/index1049.html

ベートーヴェン、ショパン、リストを大きな3本柱としてやってきた。今回は自分の感性をぴったり表現できるショパンと、人間の内奥にある精神性に触れるリストにしぼって取り組む。

ブログ:近藤嘉宏
http://ameblo.jp/yoshihiro-kondo/


コンサート情報
《會田瑞樹パーカッションリサイタル2015 ―音とあなたと二十の私と―》

《近藤嘉宏ピアノリサイタル》
デビュー20周年記念 CD『英雄ポロネーズ/幻想即興曲〜近藤嘉宏 ショパン 愛奏曲集』発売記念!
2015年12月9日(水)19時 浜離宮朝日ホール(東京・築地)

  • ショパン
    :ワルツ 第3番 イ短調 Op.34-2
    :舟歌 嬰ヘ長調 Op.60
    :エチュード「エオリアンハープ」変イ長調 Op.25-1
    :エチュード「革命」ハ短調 Op.10-12
    :幻想ポロネーズ 変イ長調 Op.61
    :バラード 第1番 ト短調 Op.23、
  • リスト 
    :コンソレーション 第3番 変ニ長調
    :村の鍛冶屋での踊り(メフィスト・ワルツ 第1番)
    :「ノルマ」の回想

料金:全指定席 ¥5,000、学生¥2,000
朝日ホール・チケットセンター:03-3267-9990
お問い合わせ:03-3501-5638
ミリオンコンサート協会
http://www.millionconcert.co.jp/

新譜情報
《英雄ポロネーズ/幻想即興曲〜近藤嘉宏ショパン愛奏曲集》近藤嘉宏 発売日:2015/12/9
《英雄ポロネーズ/幻想即興曲〜近藤嘉宏ショパン愛奏曲集》

フレデリック・ショパン :
1.ポロネーズ第6番 変イ長調Op.53 「英雄」
2.ノクターン第2番変ホ長調Op.9-2
3.ノクターン第20番 嬰ハ短調 (遺作)
4.幻想即興曲 嬰ハ短調Op.66
5.舟歌嬰ヘ長調Op.60
6.エチュード第3番 ホ長調Op.10-3 「別れの曲」
7.エチュード第12番ハ短調Op.10-12「革命」
8.ワルツ第3番 イ短調 Op.34-2「華麗なる円舞曲」
9.ワルツ 第6番 変ニ長調Op.64-1「小犬のワルツ」
10.ワルツ第7番 嬰ハ短調Op.64-2
11.プレリュード.第4番 ホ短調 Op.28-4
12.プレリュード第7番 イ長調 Op.28-7
13.プレリュード第15番 変二長調Op.28-15「雨だれ」
14.バラード 第1番 ト短調Op.23

会社:ベルウッド・レコード 
番号:BZCS-3086  
定価:2,870+税  
http://bellwoodrecords.co.jp/label-products/bzcs-3086/


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2015年12月8(水)
意欲的なパーカッション:會田瑞樹 リサイタル2015!東京・仙台で!
パーカッション:會田瑞樹
パーカッション:會田瑞樹
パーカッション:會田瑞樹

パーカッション:會田瑞樹は毎年リサイタルを開いている。さまざまな作曲家に作品を委嘱して初演を行うほか、マスタークラスやライブイヴェントでも新しい作品を生み出すようにしている。それらは作曲家との緊密な連携によるものだ。2015年のリサイタルもその例にもれない。「インタビュー@クラシック」で!

「インタ ビュー @クラシック」
http://classicnews.jp/interview/index1048.html

これまでの各作品の出来るまでを熱く語っている。個性豊かな若い演奏家の活動に大いに期待したい。

會田瑞樹
http://mizukiaita.tabigeinin.com/


コンサート情報
《會田瑞樹パーカッションリサイタル2015 ―音とあなたと二十の私と―》

《會田瑞樹パーカッションリサイタル2015 ―音とあなたと二十の私と―》
●2015年12月17日(木)19時 東京文化会館小ホール

出演
パーカッションソロ:會田瑞樹
ピアノ:末吉保雄
ヴァイオリン:高岸卓人
ヴィブラフォン:鈴木孝順

  • 第一章 祈るものたち
    糀場富美子:ねむりの海へ
    久木山直:La folia
  • 第二章 三人の「男たち」
    末吉保雄:break through for marimba & piano(委嘱新作)
    水野修孝:金属打楽器と電子音楽のための<響層>(委嘱新作)
    八村義夫:星辰譜
  • 第三章 夢見る音色たち
    山内雅弘:SPANDA for Metallic Percussion solo(委嘱新作)
    伊左治直:委嘱新作
  • 第四章 世界の果てまで連れてって
    藪田翔一:Billow 2 (會田瑞樹献呈作品)
    藤倉大:minimina (新作、緊急初演)
  • 第五章 1929年から未来に向かって 
    湯浅譲二:ヴァイヴ・ローカス (委嘱新作)
    松村禎三:ヴィブラフォーンのために 〜三橋鷹女の俳句によせて〜

東京:全自由席 一般3,000円 学生1,000円 税込(当日500円増し)
マネージメント:オカムラ&カンパニー(東京公演のみ)
チラシ(PDF/584KB)
※こちらのPDFを印刷し、チラシとしてご利用いただけます。
http://www.okamura-co.com/

●2015年12月22日(火)19時 仙台市宮城野区文化センターパトナホール
マネージメント・マーベラススタジオ(仙台公演のみ) 090-2973-7958(相澤)



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2015年12月8(水)
「小倉貴久子のモーツァルトのクラヴィーアのある部屋」第20回はクラヴィーアコンチェルト! 小倉貴久子「インタビュー@クラシック」で!
クラヴィーア:小倉貴久子
クラヴィーア:小倉貴久子

奏者:小倉貴久子は「モーツァルトのクラヴィーアのある部屋」で彼の作品を数多く紹介してきた。第20回にあたり、ピリオド楽器使用室内オーケストラを編成してコンチェルトを演奏する。

毎回彼の部屋にはゲストの作曲家を招いてその作品を披露してきた。モーツァルトの末息子のF.X.モーツァルトの登場である。小倉貴久子が語る。「インタビュー@クラシック」で!

「インタ ビュー @クラシック」
http://classicnews.jp/interview/index1047.html

このコンサートをプランしたねらいを語る。
F.X.モーツァルトを取り上げた理由やモーツァルトの作品について話題が出る。

彼女の活動の軸に浜松市楽器博物館のレクチャーコンサートやさまざまなイヴェントに参加している。このような話題をお聞きください。

浜松市楽器博物館
http://www.gakkihaku.jp/

試聴:小倉貴久子 ナクソス・ミュージック・ライブラリー(NML)
http://ml.naxos.jp/KeywordSearch2.aspx?word=%E5%B0%8F%E5%80%89%E8%B2%B4%E4%B9%85%E5%AD%90


コンサート情報
《小倉貴久子のモーツァルトのクラヴィーアのある部屋》〜第20回記念公演 クラヴィーアコンチェルト〜

《小倉貴久子のモーツァルトのクラヴィーアのある部屋》
〜第20回記念公演 クラヴィーアコンチェルト〜
〔ゲスト作曲家〕F.X.モーツァルト Franz Xaver Mozart [1791-1844]

2015年12月12日(土)14時 第一生命ホール(晴海トリトンスクエア内)

クラヴィーア:小倉 貴久子

ヴァイオリン:若松夏美、堀内麻貴、天野 寿彦、原田 陽、山内彩香
ヴィオラ:成田 寛、高岸 卓人
チェロ:武澤秀平
コントラバス:小室 昌広
フルート:菊池かなえ
クラリネット:坂本 徹、李 胎蓮
ファゴット:鈴木 禎、安本久男
ホルン:塚田 聡、大森 啓史
トランペット:斎藤秀範、霧生貴之
ティンパニ:井手上 達
・ピリオド楽器使用室内オーケストラ

曲目:

  • F.X.モーツァルト
    4つの感傷的なポロネーズ 作品22より第4番ト短調
    クラヴィーア・コンチェルト 第2番 変ホ長調 作品25
  • W.A.モーツァルト
    ロンドンのスケッチブックより小品 ヘ長調 K.15h
    ロンドヘ長調K.590b(補筆:F.X.モーツァルト)
    クラヴィーア・コンチェルト 第22番 変ホ長調 K.482
    クラヴィーア・コンチェルト 第23番 イ長調 K.488
    ※上記曲目の並び順は当日の演奏順とは異なります。

全指定席:4,000円(学生2,000円)
チケット発売・お問い合せ:
・メヌエット・デア・フリューゲル:048-688-4921 
mdf-ks@h7.dion.ne.jp
・トリトンアーツ・チケットデスク:03-3532-5702
http://www.triton-arts.net
・東京文化会館チケットサービス:03-5685-0650
http://www.t-bunka.jp/ticket/
チラシ(PDF/601KB)
※こちらのPDFを印刷し、チラシとしてご利用いただけます。


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