クラシックニュースへようこそ please visit our sponser
インタビュー@クラシック
Contents
クラシックニュースへようこそ
| 最新ニュース | 次に新しいニュース | さらに古いニュース | ヘッドライン一覧 |
[クラシック・ニュース 2016/3/1〜 2016/3/7]
2016年3月5(土)
東京・春・音楽祭2016の合唱で活躍する指揮者:宮松重紀に話を聞く!
指揮者:宮松重紀
指揮者:宮松重紀

東京・春・音楽祭2016のメニューで合唱の関わるプロジェクトに今年も「東京オペラシンガーズ」が出演する。

東京・春・音楽祭の幕開けに「日伊国交樹立150周年記念」リッカルド・ムーティ指揮の《日伊国交樹立150周年記念オーケストラ〜東京春祭特別オーケストラ&ルイージ・ケルビーニ・ジョヴァニーレ管弦楽団》の公演に出演する。

恒例の《にほんのうたVI〜東京オペラシンガーズ〜合唱で聴く美しい日本の歌》で合唱の楽しさを味わうプログラムになる。ひき続き20世紀最大の傑作といわれてデュリュフレの「レクイエム」にも登場する。

指揮者:宮松重紀に東京オペラシンガーズについて話をきいた。

「インタ ビュー @クラシック」
http://classicnews.jp/interview/index1060.html

ソリストとして活躍する歌手たちから成る東京オペラシンガーズ。1992年に小澤征爾の要請で世界的水準の合唱を目指して結成されたことはよく知られている。東京・春・音楽祭には、「東京のオペラの森合唱団」として2005年の第1回から毎年出演している。

東京・春・音楽祭−東京のオペラの森2016−
http://www.tokyo-harusai.com/


公演情報
日伊国交樹立150周年記念 リッカルド・ムーティ指揮《日伊国交樹立150周年記念オーケストラ〜東京春祭特別オーケストラ&ルイージ・ケルビーニ・ジョヴァニーレ管弦楽団》

1、日伊国交樹立150周年記念 リッカルド・ムーティ指揮
《日伊国交樹立150周年記念オーケストラ
〜東京春祭特別オーケストラ&ルイージ・ケルビーニ・ジョヴァニーレ管弦楽団》
           
2016年3月16日(水)19時 東京文化会館 大ホール
2016年3月17日(木)19時 東京芸術劇場 コンサートホール

指揮:リッカルド・ムーティ
管弦楽:日伊国交樹立150周年記念オーケストラ〜東京春祭特別オーケストラ&ルイージ・ケルビーニ・ジョヴァニーレ管弦楽団

バス:イルダール・アブドラザコフ
合唱:東京オペラシンガーズ
児童合唱:東京少年少女合唱隊
合唱指揮:ロベルト・ガッビアーニ、宮松重紀
児童合唱指揮:長谷川久恵

曲目

  • ヴェルディ
    歌劇 《ナブッコ》 序曲
    歌劇 《ナブッコ》 第1幕 より 「祭りの晴着がもみくちゃに」
    歌劇 《アッティラ》 第1幕 より アッティラのアリアとカバレッタ
    「ローマの前で私の魂が...あの境界の向こうで」
    歌劇 《マクベス》 第3幕 より 舞曲
    歌劇 《運命の力》 序曲
    歌劇 《第1回十字軍のロンバルディア人》 第3幕 より
    「エルサレムへ、エルサレムへ」
  • ボイト:歌劇 《メフィストフェレ》 プロローグ

詳細: http://www.tokyo-harusai.com/program/page_3012.html
チラシ(PDF/2.3MB)
※こちらのPDFを印刷してチラシとしてお使いいただけます。

《にほんのうたVI〜東京オペラシンガーズ〜合唱で聴く美しい日本の歌

2、《にほんのうたVI〜東京オペラシンガーズ〜合唱で聴く美しい日本の歌
2016年3月23日(水)14時 東京文化会館 小ホール

出演

  • 合唱《東京オペラシンガーズ》
  • ソプラノ:黒田なるみ、駒井ゆり子、谷原めぐみ、馬原裕子
  • アルト:小泉詠子、菅原章代、橋本恵子
  • テノール:土崎 譲、渡邉公威、渡辺 大
  • バス:寺本知生、成田 眞、藪内俊弥

指揮:宮松重紀
ピアノ:寺嶋陸也

【近藤朔風の訳詩による歌】

  • ローレライ:H.ハイネ・作詞/F.ジルヒャー・作曲(若林千春・編曲)
  • 野ばら:近藤朔風・訳詞/J.W.ゲーテ・作詞/H.ヴェルナー・作曲 (若林千春・編曲)
  • 菩提樹:近藤朔風・訳詞/W.ミューラー・作詞/シューベルト・作曲 (寺嶋陸也・編曲)

【アメリカの歌】

  • 峠の我が家:岩谷時子・訳詞/B.ヒグリー・作詞/D.ケリー・作曲 (若林千春・編曲)
  • 希望のささやき:緒園凉子・訳詞/S.ウィナー・作詞/A.ホーソン・作曲(寺嶋陸也・編曲)
  • 懐かしの我がケンタッキーの家〜夢路より:伊庭 孝、津川主一・訳詞/S.フォスター・作詞作曲(源田俊一郎・編曲)
  • 金髪のジェニー:津川主一・訳詞/S.フォスター・作詞作曲(若林千春・編曲)
  • オールド・ブラック・ジョー:緒園凉子・訳詞/S.フォスター・作詞作曲 (寺嶋陸也・編曲)

【日本の歌】

  • 砂山:北原白秋・作詞/中山晋平・作曲(ボブ・チルコット・編曲)
  • 初恋:石川啄木・作詞/越谷達之助・作曲(寺嶋陸也・編曲)
  • 初恋:島崎藤村・作詞/若松 甲・作曲(寺嶋陸也・編曲)
  • カチューシャの唄:島村抱月、相馬御風・作詞/中山晋平・作曲(林光・編曲)
  • ゴンドラの唄:吉井 勇・作詞/中山晋平・作曲(林 光・編曲)
  • 琵琶湖周航の歌:小口太郎・作詞/吉田千秋・作曲(若林千春・編曲)

詳細: http://www.tokyo-harusai.com/program/page_3017.html
チラシ(PDF/1.9MB)
※こちらのPDFを印刷してチラシとしてお使いいただけます。

東京春祭 合唱の芸術シリーズ vol.3 《デュリュフレ「レクイエム」》 〜奇蹟の響きと荘厳な調べ ― 20世紀最高のレクイエム

3、東京春祭 合唱の芸術シリーズ vol.3
《デュリュフレ「レクイエム」》 〜奇蹟の響きと荘厳な調べ ― 20世紀最高のレクイエム
2016年4月17日(日)15時 東京文化会館 大ホール

指揮:レオ・フセイン

メゾ・ソプラノ:ロクサーナ・コンスタンティネスク
バリトン:クリストファー・マルトマン
オルガン:長井浩美
管弦楽:東京都交響楽団
合唱:東京オペラシンガーズ
合唱指揮:マティアス・ブラウアー、宮松重紀

曲目

  • ヴォーン・ウィリアムズ:トマス・タリスの主題による幻想曲/5つの神秘的な歌
  • デュリュフレ: レクイエム op.9

詳細: http://www.tokyo-harusai.com/program/page_3014.html
チラシ(PDF/1.8MB)
※こちらのPDFを印刷してチラシとしてお使いいただけます。

試聴:デュリュフレ:レクイエム 
http://ml.naxos.jp/KeywordSearch2.aspx?word=%E3%83%87%E3%83%A5%E3%83%AA%
E3%83%A5%E3%83%95%E3%83%AC

ナクソス・ミュージック・ライブラリー(NML)

チケットの申し込み
電話:03-3322-9966
オンライン:http://www.tokyo-harusai.com/

ペー ジトップへ ▲

2016年3月2(水)
【CD紹介】《モーツァルト/交響曲第35番『ハフナー』、第36番『リンツ』、第41番『ジュピター』(室内楽版)》
《モーツァルト/交響曲第35番『ハフナー』、第36番『リンツ』、第41番『ジュピター』(室内楽版)》

《モーツァルト/交響曲第35番『ハフナー』、第36番『リンツ』、第41番『ジュピター』(室内楽版)》

◎曲目

  1. 交響曲第36番ハ長調『リンツ』K425
  2. 交響曲第35番ニ長調『ハフナー』K385
  3. 交響曲第41番ハ長調『ジュピター』K551

作曲:モーツァルト
編曲:フンメル

演奏:ウヴェ・グロット(Fl)、フリードマン・アイヒホルン(Vn)、マルティン・ルンメル(Vc)、ローランド・クリューガー(P)

録音:2012年7月9〜10日 オーストリア、ケフェルマルクト、ヴァインベルク城
会社:Naxos
番号:8.572842
定価:オープン価格(輸入盤)

CDブックレットの表紙には編曲者フンメルの名前が作曲者であるかのように大きく記されているが、それはフンメルがかつての師モーツァルトの交響曲を素材にして新たな作品が生み出したとの解釈によることを意味しているのだろう。その成果は聴き手によって評価が異なるだろうが、当時はこのように大編成の曲を室内楽で演奏することが珍しくなかった。この編曲はモーツァルトの没後かなりの年月を経た1823年から24年にかけて、フンメルがワイマールの宮廷楽長時代に行われている。他に第38番と第40番も編曲が残されているので、有名曲を手軽に聴けるようにという目的があったに違いない。

楽器編成は四つの楽器からなる室内楽版であるが、原曲のように主旋律が必ずしもフルートやヴァイオリンなどの旋律楽器に委ねられるわけではなく、多くの部分でピアノが主導権を握っているのはフンメルの場合からして当然であろう。『ジュピター』の終楽章のフーガなど、独奏ピアノに他の楽器がオブリガートのように寄り沿っているかのようである。それだけに楽曲の構造が透けて見えるようで面白い。

クリーガーの意志の強いピアノを初め、グロットの爽やかなフルートなど、それぞれの奏者の的確な演奏も作品にふさわしい。

野崎正俊(音楽評論家)

ペー ジトップへ ▲

2016年3月2日(水)
東京音楽通信 〔192〕 2016年2月
ベルリンのブルックナー

サントリーホール開館30周年 ダニエル・バレンボイム指揮ベルリン・シュターツカペレ ―― 5月のベルリン・フィルと並ぶ今年のビック・プロジェクト、バレンボイムとシュターツカペレによるブルックナー交響曲ツィクルスです。

「ピアノ協奏曲第20番」(モーツァルト)&「交響曲第二番」(ブルックナー)
まずは2日目に行きました(2月10日)。前半はバレンボイムの弾き振りでモーツァルトの20番。

ピアノがオケとほどよく絡んで心地いいのですが、1階席で聴いた筆者は「今日はなんだかおとなしいな」と思いました。弾き振りだとピアノの板を外すことになるので、音が上に飛んでいるのでしょう。もっともモーツァルトはこのくらいでちょうどいいかと思います。ピアノはなんだか怪しげなところもあったけれど、オケの懐深い響きはさすが。

第三楽章が面白い。第二楽章とは打って変わって堅いサウンドで足早に駆け抜ける。カデンツァの後は、テンポをもう一段上げて強烈な追い込みをかける。そういえば、第一楽章のカデンツァの後も、テンポを上げていました。

後半はブルックナーの2番。はじまってすぐに思いました。そう、これこれ、ドイツのオケの響き。力があって、サウンドがぐんと広がっていく。日本のオケもずいぶんうまくなったけれど、強奏すると堅くなってしまう。ここで彼らがみせた第一楽章の管楽器群の牧歌の歌いまわしとか、第二楽章で無理せず自然に大きく呼吸するところにまでは、まだ届いていないかな。

ところでモーツァルトもカデンツァのあとの追い込みがすごかったけれど、ブルックナーでもスケルツォ楽章のトリオの後の再現部とか、フィナーレも、最後の追い込みが凄かった。ツィクルスはこの調子でいくのだろうか。

「交響曲第8番」(ブルックナー)
さて、2番から10日ほど過ぎました。ツアーもいよいよ最終盤にさしかかり、8番(2月19日)。「疲労がたまる」っていう言い回しは、バレンボイムの語彙にはないんでしょうか。このコンビは何度も聴いてきましたが、ここまで壮絶になるとは予想していなかった。頭の芯までびりびり震わされました。

第一楽章のチェロのテーマから彫りの深い表現で、反応も素早い。オケ、気合いが入っているな。バレンボイム真骨頂の分厚いサウンドが全開。金管も吠える、吠える。こんなんで最後までもつのかいな、というくらいの吹きっぷりでした。コーダは嵐のように荒れ狂う管弦楽の中、ティンパニがいかづちのようにごうごうと響きわたる。

もうこの時点で、「今日は凄いことになりそうだぞ」と。スケルツォの第一主題で、チェロが同じ音型を3回弾くんだけれど、3度目で波にさらわれるようにすっと盛り上がる。調子いいですね。トリオも水がしたたるような美しさ。第三楽章は第一主題の後半で弦が上向する和音を昇って行った先が、あれまあ、なんときれいなことよ。第一楽章と同じでコーダの盛り上がり方も第二の時よりはるかに巨大だった。

そしてフィナーレ。ここらへんになると音の洪水を浴びているような状態で、半分思考が停止していました。ぼうっとしながら「金管、最後まで持つのかな?」などと若干心配したりして、しかし最後もやっぱり強烈なパンチでノックアウト。

バレンボイム自身も会心の出来と感じたのか、上機嫌で大歓声に応えること十数分。オケマンが引けてからもう一度舞台にでて、ようやくお開きになりました。



端正な音職人

ウィーンからの風17 ティル・フェルナー シューマン・プロジェクトI ソロ ―― ェルナーはいまや音楽都市ウィーンを代表する中堅ピアニスト。プログラム・ビルディングの面でも一家言ある知性派です。今年はシューマンをテーマに二夜に渡るリサイタルで、第一日目がソロ作品(2月16日、トッパンホール)。

シューマン「蝶々」。小曲からなる連作で、それぞれが落ちのしっかりついたショートショートのように、はっきりとメリハリがついている。しかしその連なりが一つの像を結んでいくのは、基本に安定したテンポ感があるからでしょうか。語り口はずいぶん違いますが、こういうぴしっとした清潔感に同じウィーンで学んだブレンデルを思い出しました。

ベリオ「5つの変奏曲」も、よく練り上げられていました。拍の不規則な分割によってリズムが不安定になるところも、素早い走句が畳みかけるようにでてくる技巧的な部分も、一定の呼吸で弾ききる。ヴィルトゥオジティを持った人が、しっかりと練習を積んだという感じの出来で、ペダルを使った音色の弾き分けなども素晴らしく、職人芸が光った一曲。ベートーヴェンの「幻想曲風ソナタ」は押さえ気味に始まった第一楽章から、第四楽章へと積み上げる構成力をみせました。

シューマン「幻想曲 ハ長調」。第一楽章では、それまでの端正さを多少崩し気味にして、様々な調子をもったテーマをグラデーションのように提示。第二楽章はピアノが雄弁に鳴って、スカッとしました。終楽章も納得の運び。トッパンホールは、こういう素晴らしい演奏をサロン的な雰囲気で楽しめるのがいいですね。



ヤナーチェク再考

新国立劇場 ヤナーチェク「イエヌーファ」 ―― ヨーロッパの劇場ではもはやスタンダード・レパートリーとなっているヤナーチェク。チェコ語の壁があるのか、日本ではまださほど上演されません。今回が起爆材になるか(2月28日)。

クリストフ・ロイの演出は、イエヌーファの母で嬰児殺しを行うコステルニチカ(ジェニファー・ラーモア)が、収監所に導かれる場面からはじまります。最初に回想を持ってくるという手法なんですが、この作品を見慣れていない観客には少しハードルが高いかな。

といっても、ロイがこの痛ましい物語を読み込み、登場人物ごとの心理の変化を鋭く洞察していたのには感心させられました。第二幕でコステルニチカが嬰児を河に投げ入れようという恐ろしい着想にとりつかれるところ、睡眠薬の効果でぼうっとしたイエヌーファ(ミヒャエラ・カウネ)が子供の死を聞かされて錯乱するところ、さらに第三幕のにぎやかな結婚式のさ中、罪悪感に苛まれ一人うつむくコステルニチカなどが、実にしっかりと描かれていました。

音楽についてですが、オーケストラが奏でる独特なメロディーやモチーフが歌とよく重なり、リズムも精巧に作られ、全体で一つのテクスチュアになっているので、派手なアリアで聞かせるようなところがありません。だから内面をどう表現するかが、とりわけ重要なポイントになってきます。第二幕後半の子供の死について語る場面、コステルニチカが殺人を告白する場面では、カウネもラーモアも鬼気迫る歌唱で強烈なテンションが形成されました。ヴィル・ハルトマン(ラツァ)、ジャンルカ・ザンピエーリ(シュテヴァ)ら男性陣も頑張っていましたが、女性二人の緊迫感は別格。

第一幕で徴兵検査に落ちたシュテヴァが帰ってくるところの群衆シーンは、バンダが不思議なアコースティックを聴かせて面白かった。合唱もヤナーチェクらしい変わった節回しで、味があります。

指揮のトマーシュ・ハヌスはビエロフラーヴェクのお弟子さんで、最近欧州のいろんな歌劇場のチェコもので重宝されているようです。この日もオーケストラに安定感があった(東京交響楽団)。こういう公演が増えれば、ヤナーチェク・オペラも普及するんじゃないかな。

江藤光紀 (音楽評論)

ペー ジトップへ ▲

| 最新ニュース | 次に新しいニュース | さらに古いニュース | ヘッドライン一覧 |