クラシックニュースへようこそ please visit our sponser
インタビュー@クラシック
Contents
クラシックニュースへようこそ
| 最新ニュース | 次に新しいニュース | さらに古いニュース | ヘッドライン一覧 |
[クラシック・ニュース 2016/10/4〜 2016/10/10]
2016年10月6(木)
10月19日発売! 《ベートーヴェン:交響曲第9番《合唱》 バッティストーニ:指揮 東京フィル 》
《ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」指揮:バッティストーニ東京フィル》

《ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」指揮:バッティストーニ東京フィル》

  • ベートーヴェン:交響曲第9番 ニ短調《合唱》作品125

安井 陽子(ソプラノ)
竹本 節子(アルト)
アンドレアス・シャーガー(テノール)
萩原 潤(バリトン)

東京オペラシンガーズ

指揮:アンドレア・バッティストーニ
東京フィルハーモニー交響楽団

録音:2015年12月20日 Bunkamura オーチャードホール(ライヴ録音)

会社:日本コロムビア 
番号:COGQ-96 
価格:¥3,000+税 
形態:SACD Hybrid[Stereo

指揮:アンドレア・バッティストーニがこのたび東京フィルの首席指揮者に就任した。このところ東京フィルとの相性がよくて数々の名演を繰りひろげている。2014年いらいすでに5タイトルのCDをリリースしている。たいへん 好評である。

東京フィルとは2012年2月東京二期会オペラ劇場で『ナブッコ』を指揮して以来のつながりである。若々しいエネルギーみなぎる第九を聴かせてくれる。

詳細: http://columbia.jp/artist-info/battistoni/index.html

ペー ジトップへ ▲

2016年10月6(木)
指揮者:アンドレア・バッティストーニ 東京フィルハーモニー交響楽団の 首席指揮者に就任! 次の定期演奏会はマスカーニ 歌劇『イリス(あやめ)』(演奏会形式)
指揮者:アンドレア・バッティストーニ
指揮者:アンドレア・バッティストーニ
指揮者
アンドレア・バッティストーニ
クレジット 上野隆文

指揮者:アンドレア・バッティストーニはこの度、東京フィルハーモニー交響楽団の首席指揮者に就任した。10月16日の最初の定期ではマスカーニの歌劇『イリス(あやめ)』(演奏会形式)を演奏する。10月19日にはベートーヴェンの「運命」ほかのプロでもコンサートを開く。

東京フィルとは2012年2月東京二期会『ナブッコ』で初共演した。それ以来、定期的に指揮を重ねてオケとの関係が深くなる。2015年4月に首席客演指揮者に就任する。2015年5月の定期演奏会ではプッチーニの歌劇『トゥーランドット』(演奏会形式)で大きな成果をなしとげて、新しいポストを得ることになった。

東京フィルは名誉音楽監督チョン・ミョンフン、首席指揮者にアンドレア・バッティストーニ、特別客演指揮者にミハイル・プレトニョフという体制で臨む。


公演情報
《マスカーニ/歌劇『イリス(あやめ)』(演奏会形式・字幕付)》

首席指揮者アンドレア・バッティストーニ
《マスカーニ/歌劇『イリス(あやめ)』(演奏会形式・字幕付)》
第886回オーチャード定期演奏会
●2016年10月16日(日) 15時  Bunkamura オーチャードホール
第887回サントリー定期シリーズ
●2016年10月20日(木) 19時 サントリーホール

詳細: http://tpo.or.jp/information/detail-20160621-01.php

指揮:アンドレア・バッティストーニ
イリス(ソプラノ):ラケーレ・スターニシ
チェーコ(バス):妻屋秀和
大阪(テノール):フランチェスコ・アニーレ
京都(バリトン):町 英和
ディーア/芸者(ソプラノ):鷲尾 麻衣
くず拾い/行商人(テノール):伊達 英二
新国立劇場合唱団 他
東京フィルハーモニー交響楽団

《定期演奏会》
第105回東京オペラシティ定期シリーズ
●2016年10月19日(水) 19時  東京オペラシティ コンサートホール

  • ヴェルディ:歌劇『ルイザ・ミラー』序曲
  • ヴェルディ:歌劇『マクベス』より舞曲
  • ロッシーニ:歌劇『ウィリアム・テル』序曲
  • ベートーヴェン:交響曲第5番『運命』

指揮:アンドレア・バッティストーニ
東京フィルハーモニー交響楽団
http://www.tpo.or.jp/

チラシ(PDF/639KB)
※こちらのPDFを印刷して、チラシとしてご利用いただけます。

CD情報
アンドレア・バッティストーニ(日本コロムビア)
http://columbia.jp/battistoni/

試聴:アンドレア・バッティストーニ 
NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリー)
http://ml.naxos.jp/KeywordSearch2.aspx?word=%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%89%
E3%83%AC%E3%82%A2%E3%83%BB%E3%83%90%E3%83%83%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%B9%
E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%8B


その他の情報

テレビ朝日「題名のない音楽会」放送予定
2016年10月9日と16日、バッティストーニと東京フィルが出演します。
テレビ朝日
http://www.tv-asahi.co.jp/daimei_2015/contents/Broadcast/cur/

新潟県長岡市での公演案内
《長岡特別演奏会》
2016年10月21日(金)19時 リリックホール コンサートホール
2016年10月22日(土) 14時 リリックホール コンサートホール

  • ヴェルディ:歌劇『ルイザ・ミラー』序曲
  • ヴェルディ:歌劇『マクベス』より舞曲
  • ロッシーニ:歌劇『ウィリアム・テル』序曲
  • ベートーヴェン:交響曲第5番『運命』

指揮:アンドレア・バッティストーニ
東京フィルハーモニー交響楽団

詳細: http://www.nagaoka-caf.or.jp/revue/lyric_revue/17331.html

バッティストーニの次の定期
2017年3月12日(日)15時 Bunkamura オーチャード・ホール
第891回オーチャード定期演奏会

指揮:アンドレア・バッティストーニ
ピアノ:松田華音*

  • ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番*
  • チャイコフスキー:交響曲第6番『悲愴』

http://www.tpo.or.jp/concert/20170312-01.php
10月20日発売!

ペー ジトップへ ▲

2016年10月6(木)
新譜CD&コンサート:東京混声合唱団の新譜と定期演奏会!

東京混声合唱団の新譜CDがリリース。あわせて定期演奏会も間近にせまる!
合唱音楽を極めることに命を燃やして生きてきた田中信昭の新譜CDがリリースされた。

彼が東京混声合唱団創立60周年にふさわしい立役者であり、合唱に関してあらゆるところまで知り尽くした人物であることを証するようなCDである。作曲家:平川加恵の作品はその品格ある作品を通して新たな援軍として登場したことにも注目したい。ピアノで好サポートを見せるのは中嶋香。新譜CDリリースにあわせて再度おしらせします。

試聴:東京混声合唱団 NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリー) http://ml.naxos.jp/KeywordSearch2.aspx?word=%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E6%B7%B7% E5%A3%B0%E5%90%88%E5%94%B1%E5%9B%A3


CD情報
《―さまざまな―“合唱の美”田中信昭:指揮 東京混声合唱団》

《―さまざまな―“合唱の美”田中信昭:指揮 東京混声合唱団》

指揮:田中信昭
ピアノ:中嶋香
合唱:東京混声合唱団

  • 間宮 芳生:
    合唱のためのコンポジション第1番 混声合唱のためのコンポジション
    テノールソロ 秋島光一 バリトンソロ コ永祐一
    三善 晃:混声合唱組曲「五つの童画」 高田敏子:詩
    T.風見鳥/U.ほら貝の笛/V. やじろべえ/W. 砂時計/X. どんぐりのコマ
  • 平川 加恵: 青きスパーク 〜石原三郎の短歌による〜
    I.青きスパーク/II.雪の幻覚/III.秋日/IV.枯野/X.展望車

録音:2015年3月、2015年10月

会社:フォンテック
番号:FOCD-9729
価格:¥2,400+税

公演情報

東京混声合唱団定期演奏会
東混創立60周年記念連続定期演奏会No.3
2016年10月7日(金)19時 東京文化会館小ホール
《東京混声合唱団第240回定期演奏会》

指揮:田中信昭
ピアノ:中嶋香

  • 野平一郎(1953-):混声合唱とピアノのための 転調するラヴソング(2015年委嘱作品)
  • 大岡 信:詩  I.さわる II.マリリン
  • 平川加恵(1986-):音の歳時記(2016年委嘱作品)−初演− 那珂太郎:詩
  • 世界のメロディ −愛唱曲より−
  • ジェリコの戦い(黒人霊歌・ホーガン編曲)
  • カリンカ(ロシア民謡・田中信昭編曲)
  • ソーラン節(北海道民謡・三善晃作曲)
    ほか(演奏順不同)

入場料(税込み・全自由席) 一般券 4,500円  学生券 2,500円
お問合せ:03(3200)9755
東京混声合唱団   http://toukon1956.com/

関連記事:2016年8月30(火)付 「クラシック・ニュース」
東京混声合唱団創立指揮者:田中信昭 第240回定期 その重さ!
http://classicnews.jp/c-news/2016/160830-0905.html#1


ペー ジトップへ ▲

2016年10月4日(火)
東京音楽通信〔202〕 2016年9月
インバル、80歳

エリアフ・インバル指揮東京都交響楽団第814回定期演奏会 ―― 見出しにあるようにインバルは今年80歳、都響デビューも25周年なんですって。一時代を築いたマエストロ、まだまだ元気っていうのが嬉しいですね(9月15日、東京文化会館)。

グリンカ「ルスランとリュドミラ」序曲。この硬質のサウンド、インバルらしいなあ。例の旋律が足早なテンポで鋼のように歌われるんだけれど、スピード感があって、舞台から音がこぼれ落ちそう。

プロコフィエフ「ピアノ協奏曲第二番」。この曲、超絶技巧の連続で、筆者はCDで聴く度に「3本の腕で弾いているんじゃないか」と半ば本気で思っていましたが、この日のソリスト、アンナ・ヴィニツカヤはちゃんと2本で弾いていました。もちろんきちんと弾いていただけでなく、よく消化してもいました。掌を高いところから振り落とすので、不協和音がいっそう突き刺すように厳しく鳴るし、個々の技を正確に決めていく中に、野生味もあふれていた。こういう演奏が増えると、曲ももっと普及するんじゃないでしょうか。

バルトーク「管弦楽のための協奏曲」。なめらかに流れていくところと、硬いサウンドで押していくところ、ソリスティックに進めるところ…オケがマエストロの意図するイメージを的確に読みとって実現していくスムースな意志疎通が心地良い。四半世紀も一緒に演奏していると、目配せだけでお茶がでてくる老夫婦みたいな関係になってくるんだろうか。

その一方で、最盛期の両者にみられた独特な緊張感はなく、適度な緩さも。マエストロもそれを気にするでもなく、終始にこやかな表情でした。長くいい関係を築くためには、あまり細かいことにこだわりすぎてはイケマセン。

エリアフ・インバル指揮東京都交響楽団第814回定期演奏会 エリアフ・インバル指揮東京都交響楽団第814回定期演奏会
エリアフ・インバル指揮東京都交響楽団第814回定期演奏会  
提供:東京都交響楽団 (c)Rikimaru Hotta


まっとうなワーグナー

東京二期会「トリスタンとイゾルデ」 ―― 先月の本欄でお伝えした通り、筆者にとってバイロイト体験は強烈でした。何といっても演出の実験色がハンパない。この二期会の舞台もヴィリー・デッカーがライプツィヒで作ったものですが、同じドイツ製演出といっても、あちらと比べればはるかに正攻法です(9月18日、東京文化会館)。

矩系の舞台が斜めに張り出していて、巨大な二枚のパネルが奥行きを遮っています。このパネルは左右に開閉し、登場人物たちが入れ替わるという仕掛け。パネル上には海の模様(第一幕)や森の情景(第二幕)が印象派風に描かれていて、物語の情景をほのかに伝える。舞台装置は小舟が一艘だけ。これは第三幕では真っ二つになっています。全体に簡素だけれど照明を巧みに使い、効果的に仕上がっていました。

演出で目立ったのは、第二幕の最後でトリスタンがメロートから剣を奪い、それで自分の目をかき切ってしまうところ。次の瞬間、その剣でイゾルデも自らの目を刺す。まさに恋は盲目ですな。その結果、第三幕で心理的な動きに焦点があたった。

歌手はまずイゾルデの横山恵子がいい。重い声と十分なスタミナで、愛の死まできっちり歌いきった。テナーも国産でこのくらいなら言うことないんですが、今回はアメリカ人のブライアン・レジスター。軽く爽やかな声ですが、第三幕では存在感を見せていました。マルケの清水那由太は言葉は明瞭なんだけれどカタカナ・ドイツ語っぽいのが気になる。ブランゲーネの加納悦子は、細身なのにイゾルデにひけをとらないパワフルな歌唱を見せてくれました。

指揮のヘスス・ロペス=コボスはテンポをあまり動かさず、ここはもっと揺すって、とか、ここはゆっくりな方が、と感じる箇所もありましたけれど安定感があり、読響もよく応えていました。第三幕は特にオケが鳴っていました。

東京二期会「トリスタンとイゾルデ」 東京二期会「トリスタンとイゾルデ」
写真 提供:東京二期会 撮影:三枝近志


シンボリズムの横溢する空間

あいちトリエンナーレ2016 プロデュース・オペラ モーツァルト「魔笛」 ―― 3年に一度催されるアート・フェステヴァルあいちトリエンナーレでは、数多くのパフォーマンス・プログラムも企画されています。その柱の一つがオペラで、今年は「魔笛」(9月19日、愛知県芸術劇場)。

演出・勅使川原三郎の切り口はちょっと変わっています。序曲の途中で幕が開くと、何も置かれていない暗がりの中を、音楽に合わせダンサーたちが踊っている。物語が始まると上から大小様々な大きさのリングが降りてきて、吊り下げられたまま進行にあわせていろいろな方向を向く。基本コンセプトはこれだけ。

台詞のやりとりは全部カットで、ダンサーの一人があらすじを要約したナレーションを挟む。ドラゴンや獣などもダンサーが組になって表現する。これだけで印象がかなり違ったものになります。会話がないので上演時間が短縮されるだけでなく、場面転換のリズムも早くなる。リングだけという装置のシンプルさも、余計に体感時間を早めます。

その分、ダンサーたちの動きが意味を持ってくる。第二幕の鎧の男たちの二重唱「苦しみながらこの道を行くものは」など、群舞のメンバーが舞っては倒れ、倒れてはまた舞い、とても効果的でした。

ザラストロの側に変わった衣装が多かった。三人の童子は丸い着ぐるみでころんころんと可愛らしく登場するし、セクハラおやじのモノスタトスにはおさわり用の巨大な手がついている。ザラストロは「これが妻屋(和秀)さんなの?」というような威厳ゼロのへんてこな衣装。ユーモアを通り越して、やや滑稽。太陽よりも闇に重きを置いた解釈、というふうにも読めますね。こういう演出は、細部をある程度犠牲にしないとできないので、原作を純粋に楽しみたい人は不満もあったかもしれませんが、勅使河原版「魔笛」はしっかりとアピールされていました。

弁者に小森輝彦を起用するなど、贅沢な配役。パミーナの森谷真理はもう少し繊細なコントロールが効くといいけれど、かなりの実力の持ち主。タミーナの鈴木准は純朴でこの役にぴったりのテノールです。夜の女王の高橋維はテクニックはあるが線が細い。パパゲーノの宮本益光は、歌唱だけでなく元気いっぱいの演技でも魅せて、トリックスターぶりを発揮しました。指揮のデスピノーサは軽めのリード。冒頭、オケがぎくしゃくして、三人の侍女の歌唱のあたりまで落ち着かない感じでしたが、その後はスムースに進みました。

あいちトリエンナーレ2016 プロデュース・オペラ モーツァルト「魔笛」  あいちトリエンナーレ2016 プロデュース・オペラ モーツァルト「魔笛」 
あいちトリエンナーレ2016 プロデュース・オペラ モーツァルト「魔笛」  あいちトリエンナーレ2016 プロデュース・オペラ モーツァルト「魔笛」 
提供:あいちトリエンナーレ 撮影:小熊栄


まろやかに歌う

ユベール・スダーン指揮東京交響楽団 第644回定期演奏会 ―― このところ当たり公演の多い東響、9月は前音楽監督ユベール・スダーンが登場し、ベルリオーズ「ファウストの劫罰」(9月24日、サントリーホール)。

歌手が豪華だった。ファウストのマイケル・スパイアーズはベルカントを得意とするだけはあって、よく通る若々しい声のテノール。第三部のマルグリートとの二重唱のハイトーンはやや苦しそうだったけれど。メフィストフェレス役のミハイル・ペトレンコは声・表現力ともにスケールが大きく、演奏会形式ということを忘れるくらい引き込まれました。マルガレータのソフィー・コッシュも力強さを秘めた味わい深い歌唱を聴かせてくれました(この人、私はずっとゾフィー・コッホとドイツ式に読んでいたんだけれど、実はフランス人でした。ごめんなさい)。

「ファウストの劫罰」は美しいアリアからユーモラスな歌、ドラマティックな情景描写まで聴かせどころ満載な上に、そうしたナンバーの合間にラコッツィー行進曲や鬼火の踊りなど、単独でも演奏される管弦楽曲が差し挟まれて、実にゴージャスです。

こういう巨大な曲がスダーンの手に掛かると、実に整然と、端正に響くんですよね。どんな時でもバランスが崩れないのは、最大の美質。一方で、地獄落ちの場面などはもうちょっとグロテスクにやってもいいんじゃないか。健闘ぶりが目立ったのは東響コーラス。前半の男声合唱など、荒削りのところもあるけれど、思い切りよく爽快でした。

ユベール・スダーン指揮東京交響楽団 第644回定期演奏会 ユベール・スダーン指揮東京交響楽団 第644回定期演奏会
ユベール・スダーン指揮東京交響楽団 第644回定期演奏会  
クレジット:提供:東京交響楽団 撮影:飯田耕治


鬼軍曹の復活

ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー指揮読売日本交響楽団第562回定期演奏会 ―― ロジェヴェンの読響登場は4年ぶり。体が一回り細くなって、昔のようなきびきびした感じはなくなりましたが、長いタクトがぴっ、ぴっと動き、オケからはむしろ以前より引き締まった音がします。

この日(9月26日、サントリーホール)は、オール・ショスタコーヴィチ・プロ。諧謔味あふれるバレエ組曲「黄金時代」に続き、奥さんのヴィクトリア・ポストニコワが登場して「ピアノ協奏曲第一番」。ロジェヴェンより一回り若いこともあって(それでも70は超えている)、テクニックに衰えなし。大柄のピアニストで音に重量感があるだけでなく、早いパッセージにもキレがあり、連打音には鉛の弾丸のような威力を感じます。ラストは土俵際へずいっと寄り切り、横綱相撲。

後半は「交響曲第10番」。遅めのテンポでじわじわと追いつめていく感じが怖い。第一楽章が終わった時点で、すでに30分近く経過。しかし緊張感があって、遅いという感じがしない。アレグロの第二楽章も心持ち遅めで、しかし弦を中心にびちっと揃って、往年の鬼軍曹とう感じの統率ぶりでした。第三楽章からフィナーレも安定感がある。耳を澄ませていると事故も聞こえてくるのですが、頻繁に来ていた頃のロジェヴェンのリードは緩かったので、こういう演奏が聴けてよかった。85歳というお年で元気そうではありましたが、お痩せになったのが気になります。次回も元気で来日してほしい。

ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー指揮読売日本交響楽団第562回定期演奏会 ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー指揮読売日本交響楽団第562回定期演奏会
(C)読売日本交響楽団
江藤光紀 (音楽評論)

ペー ジトップへ ▲

| 最新ニュース | 次に新しいニュース | さらに古いニュース | ヘッドライン一覧 |