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インタビュー@クラシック
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[クラシック・ニュース 2016/10/18〜 2016/10/24]
2016年10月22(土)
《うたり 打楽器姉妹》2年に一度の姉妹のユニットで打楽器作品の演奏! 「インタビュー@クラシック」で!藤井はるかが語る。
ピアノ:渡邉康雄
 「うたり」
藤井里佳(左)
藤井はるか(右)
(C) Chelsea Gregory Photography

2012年に藤井はるか・里佳の姉妹で打楽器《うたり》を結成した。
2016年10月29日には第2回目のコンサートを文京シビックホール小ホールで開く。
インタビュー@クラシック」で!《うたり》藤井はるか(姉)が語る。

「インタ ビュー @クラシック」
http://classicnews.jp/interview/index1112.html

マリンバ奏者:藤井むつ子を母に、姉妹で打楽器奏者として姉:はるかはアメリカを中心に活動をしており、妹:里佳はステージ・パーカッショニストとして国際的な場でも活動している。

《うたり》はそのような中で、自分たちのアイデンティティとして、母藤井むつ子の時代に手掛けた多くの作品を再現したり、未来に向けてのパーカッションの在り方を考えるような目的で2年おきに演奏会を開いてゆくという。

うたりデュオ オフィシャルサイト
http://www.utariduo.com/

試聴: 藤井はるか・里佳
http://ml.naxos.jp/KeywordSearch2.aspx?word=%E3%81%86%E3%81%9F%E3%82%8A


コンサート情報
《うたり 第二回東京公演 藤井はるか×藤井里佳 打楽器姉妹》

《うたり 第二回東京公演 藤井はるか×藤井里佳 打楽器姉妹》
2016年10月29日(土) 16時 文京シビックホール・小ホール

出演
打楽器:うたり(藤井はるか×藤井里佳)

ゲスト:
藤井むつ子*
山下雅雄**
西久保友広***

  • アハーニアII:八村義夫
  • トルスV:三善晃*
  • Blow‐Out:三浦寛也**
  • The So-called Laws of Nature:David Lang
  • Aphasia:Mark Applebaum
    新作初演:当摩泰久
    ほか

料金: ≪全席自由・税込≫ 一般4,000円 学生3,000円
※学生チケットはジェイ・ツーのみで取り扱います。
取扱: シビックチケット 03-5803-1111
お問い合わせ ジェイ・ツー:03−5474−5733
チラシ(PDF/539KB)
※こちらのPDFを印刷し、チラシとしてご利用下さい。

CD紹介
《うたり 打楽器姉妹 藤井はるか 藤井里佳》《うたり 打楽器姉妹 藤井はるか 藤井里佳》

1:クリス・カピカ:アテリウム
2:三善晃:協奏的練習曲
織田英子:三月にみたもの
3:梅の花の下で
4:鹿が走る
5:松下功:インターウェーブスU
6:カイエンナ・ポンチオーネ:ランブルスティルトスキンズ
7:内藤明美:サンクチュアリ
8:三善晃:トルスV

うたり  打楽器姉妹 藤井はるか 藤井里佳

録音:三芳町文化会館(コピスみよし)2014年10月21日、文京シビックホール 2015年10月3日

会社:LMコジマ録音  
番号: ALCD-9161 
税抜価格:2,800円
http://www.kojimarokuon.com/disc/ALCD9164.html


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2016年10月11(火)
CD紹介 《カンタービレ <デュオ・レゾネ> 亀井良信(クラリネッ ト)鈴木慎嵩(ピアノ)》
《カンタービレ <デュオ・レゾネ> 亀井良信(クラリネッ ト)鈴木慎嵩(ピアノ)》《カンタービレ <デュオ・レゾネ> 亀井良信(クラリネッ ト)鈴木慎嵩(ピアノ)》
  1. サン=サーンス:クラリネット・ソナタ 変ホ長調 作品167
  2. ショーソン:アンダンテとアレグロ
  3. ケクラン:クラリネット・ソナタ 第2番 作品86
  4. フランセ:クラリネットとピアノのための主題と変奏
  5. ルヴェル:ファンタジー
  6. トマジ:ハバネラ形式の小品
  7. ギャロン:カンタービレ

亀井良信(クラリネット)
鈴木慎嵩(ピアノ)

録音:2016年6月21-23日 神奈川・相模湖交流センターにて収録
会社:オクタヴィア・レコード 
 番号:OVCC-00131 
価格:3,000円+税

巧者:亀井良信(クラリネット)の魅力に惹かれる。流麗で華やかさ漲るサウンドにさすがピエール・ブーレーズの目に留まっただけあって、安定した技巧と研ぎ澄まされた感性で音楽に向き合っている。パートナーのピアノの鈴木慎嵩も申し分のない相手を務めている。

井良信1は桐朋を出て、パリに留学する。巨匠ピエール・ブーレーズに認められフランスの騎馬オペラ団“ジンガロ”の世界ツアーのソリストとして参加という名誉を受ける。ヨーロッパの舞台において活躍するトップ・クラリネット奏者である。

サン=サーンス:クラリネット・ソナタ、ショーソン:アンダンテとアレグロ、ケクラン:クラリネット・ソナタ 第2番、フランセ:クラリネットとピア
ノのための主題と変奏、ルヴェル:ファンタジー、トマジ:ハバネラ形式の小品、ギャロン:カンタービレが聴かれる。

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2016年10月19(水)
ピアノ:渡邉康雄リサイタルを前に「ピアノの楽しさをおおいに味わってほし い」 「インタビュー@クラシック」で!
ピアノ:渡邉康雄
ピアノ:渡邉康雄
Photo:Hiroko Ueda

ピアノ:渡邉康雄は昨年11月、ひさびさにリサイタルを開いた。今年も11月にふたたびサントリーホール ブルーローズで弾く。新しい世界を開くというより、もっとピアノの喜びを味わうようなコンサ
ートにしたいという思いを語る。「インタビュー@クラシック」で!

「インタ ビュー @クラシック」
http://classicnews.jp/interview/index1111.html

今回のプログラムに自作のピアノ曲をいれた。若かりし頃の自分のピアノにたどる道筋を振り返ることになる。シューマンの懐の深さや、これまでムソルグスキー「展覧会の絵」を弾いてきたが、いま一度あらためて向き合ってみるときである。というような話題になる。


コンサート情報
《渡邉康雄ピアノリサイタル》

《渡邉康雄ピアノリサイタル》
2016年11月12日(土)16時 サントリーホール ブルーローズ(東京・赤坂) 

プレトーク(16時〜):

  • ハイドン:アンダンテと変奏曲 ヘ短調 Op.83 Hob.XVII-6
  • シューマン:幻想曲 Op.17
  • 渡邉康雄:ピアノの為の変奏曲
  • ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」

料金:全自由席 ¥5,000
お問合せ:03-3501-5638
ミリオンコンサート協会
詳細: http://www.millionconcert.co.jp/concert/detail/2016_11/guide/161112watanabe_yasuo.html
チラシ(PDF/1.87MB)
※こちらのPDFを印刷し、チラシとしてご利用いただけます。

チケット:
e+(イープラス)http://eplus.jp
東京文化会館チケットサービス TEL.03-5685-0650

渡邉康雄
http://yasuo-watanabe.jp/

※渡邉康雄「ピアノの為の変奏曲」について
この作品はボストンのニューイングランド音楽院在学中の1968年12月に書き上げられた。著名なドイツ人指揮者ワルター・ゲール(Walter Goehr,1903〜60)を父に持つ英国人の作曲家アレキサンダー・ゴーア(Alexander Goehr,1932〜)に師事していた渡邉は、当時作曲を専攻しており、この作品を音楽院の代表としてモントリオールで開催された作曲家シンポジウムに派遣されて演奏するなど大
変評判になり、披露する機会が多々あった。曲は主題と8つの変奏曲からなり、すべて休みなく続けて演奏される。演奏時間は約10分。


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2016年10月19日(水)
東京音楽通信〔203〕  2016年10月前半
贅沢な歌の競演

新国立劇場 新制作 ワーグナー「ヴァルキューレ」 ―― 新シーズンの始まりは昨年からスタートした「リング」の第二作(第一夜)「ヴァルキューレ」。

ジークムントのステファン・グールドをはじめ歌手に第一線クラスを配し、実に贅沢な歌の競演となりました。もっとも、この公演の最大の特徴はオペラ芸術監督でありタクトもとった飯守泰次郎の色がよくでたというところにあるように思いました。飯守はプログラムで「ヴァルキューレ」を4部作の中でもっともリリック、と述べているのですが、音楽の運びの中にそういう視点がよく表れていたからです(10月8日)。

第一幕だったらジークムントとジークリンデ、第二幕は前半でヴォータンとブリュンヒルデ父娘、後半はブリュンヒルデとジークムント、第三幕は再び父娘と惹かれあう間柄のやりとりを、その心のうちを描写するようにじっくりとリード。逆に決闘やヴァルキューレの騎行の場面ではオケをダイナミックかつハードに鳴らし、コントラストが効いていた。

で、歌手もそこらへんでしっかりとした表現力のある人を選んでいる感じ。グールドがタフなのは相変わらずなのですが、筆者にとって掘り出しものだったのはヴォータンのグリア・グリムスレイ。よく通るバス・バリトンだけれど、ぴんとした張りがあって、しかも声も演技も渋い。ジークリンデのジョゼフィーネ・ウェーバーはジークムントとの禁断の愛をうまく演じていたし、ブリュンヒルデのイレーネ・テオリンも存在感を放っていた。

演出はゲッツ・フリードリヒによる2000年のプロダクション。第一幕のフンディングの邸宅はかなりの傾斜があって、体が太い歌手の共演は視覚的にどうも落ち着かない。第三幕でヴァルキューレたちがポールダンスみたいに踊りをしながら死んだ勇者たちに馬乗りになるのも、品がないという以前にサマになってない。レーザー光線の中でブリュンヒルデが眠りにつくラストは綺麗ではあったけれど、古くさい感じもして、「ラインの黄金」同様、「借りてくるほどの演出なのか?」というのが正直なところ。



清潔なバッハ

イザベル・ファウスト&クリスティアン・ベザイデンホウト オール・バッハ・プログラム ―― ファウストのバッハ、2013年にこのさいたま芸術劇場で行った無伴奏演奏会はたいそうな評判でした。筆者は未聴でしたので、この機会を逃すまじ。今年はチェンバロのベザイデンホウトとのデュオで、「ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ」を中心に据えたリサイタル。全六曲を二種のプロに割り振って、合間に独奏曲を挟むという趣向です(10月10日)。

まずはソナタ第三番から。後から振り返るとこの曲ではまだ助走で、チェンバロの響きの中にちょっと隠れていた感じ。楽器は17世紀にオーストリアで制作されたシュタイナーということですが、ファウストは早いパッセージと歌謡楽章とで弓も使い分けていました。ゆったりした旋律はつるっとシンプルに歌い、アレグロ楽章は特に中低音域に馬力を込めて弾く。

次の「無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第二番」は、前の曲とは全く異なる、明るく輝かしい音がする。それからいつものことだけれど、弓のコントロールが抜群で、ダブルストップがかーんと響き、その上、フレーズの最後までしっかりと弾ききるので、筆者の頭の中には隅々まで掃除が行き届いている茶室が思い浮かびました。

フーガ(第二楽章)もこの調子で進むんだけれど、興が乗ってくるとテンポもぐいぐい押しこむし、アンダンテ(第三楽章)のリピート部は旋律に装飾まで加える。終楽章は弓のアップダウンのコンビネーションが意表をつくフレージングを導き、多彩なヴァリエーションが楽しい。

後半はソナタ1番の後、今度はベザイデンホウトのソロで「トッカータ BWV913」。バッハの曲にしてはかなり自由に作ってありますが、時にチェンバロとは思えない思い切った打鍵を交えながら、沈思黙考からパトスの奔出まで、ロマン派のような演奏を見せてくれました。テンペラメントの溢れる古楽奏者です。

最後は再びデュオでソナタ6番。すっかりくつろいだ雰囲気の中、二人の間でミューズが行き交うのを心行くまで味わいました。



20年の後に

没後20年武満徹 オーケストラコンサート ―― 武満が逝って20年。文化状況も厳しさを増す中、オペラシティは武満のコンセプトをよく守り、継続してきたと言えます。この日は、2010年のトリビュート・コンサートに続き、畏友ナッセンが指揮台に立ちました(10月13日、東京オペラシティ)。

プログラムは60年代のものが中心。鋭いアイディアを次々と作品に結実させヒットさせていった、彼の人生の中でも最も勢いのある時期の曲が並んでいて、後期の甘い作風が好んでとりあげられる中、作曲家の真価を問う意義深い選曲だったと思います。

「地平線のドーリア」(1966)。17人の弦楽奏者が描くのは、ピンと張った糸のように緊張感をはらむ時間。それはぴりぴりと震えたり、うつろな響きを奏でたかと思えば、ばちんと激しく鳴り、裏返って倍音を響かせる。水面に垂らした墨汁のように、静謐で、多彩な表情を見せていました。

続いて「環礁」(1962)。大岡信のシュールレアリスティックな詩に付曲したもので、筆者は実演を聴くのは初めてでした。今回はイギリスのソプラノ、クレア・ブースが日本語歌詞に挑戦ということでしたが、やはり欧米圏の人には難しいんだな、と。感情を込めれば込めるほど子音がきつく、母音が深くなって、歌詞が聞き取れなくなっちゃうんですよね。でも、普段いかに日本人が大きなハンディを負いながらイタリア語やドイツ語のオペラを歌っているかが、逆によく分かりました。

後半はピーター・ゼルキンの代役としてピアノに高橋悠治が登場し、「テクスチュアズ」(1964)。弦を細かくほどいてポリフォニーを作ったり、オーケストラの操作に群的な発想を持ち込んだり、と国際的な動向も押さえた曲。対する「グリーン」(1967)の爽やかさは、武満の「ジークフリート牧歌」とでも呼びたくなる。「夢の引用」(1991、ピアノ:高橋悠治、ジュリア・スー)ではドビュッシーの「海」がコラージュのように切り貼りされていて、筆は達者だけれど…。ここまでやったんだから、最後は「ノヴェンバー・ステップス」で締めてほしかった。


ゲルギエフ帝国

マリインスキー・オペラ2016 来日公演 チャイコフスキー「エフゲニー・オネーギン」 ―― ゲルギエフ帝国の版図拡大が止まらない! 昨年9月にはミュンヘン・フィル音楽監督に就任しましたが、本拠地マリインスキーも第二劇場、コンサートホールを相次いで建設、さらにウラジオストックに飛び地も獲得。そこで音楽祭を開くなど、世界征服を着々と進めつつあります。というわけで5年ぶりの歌劇場日本上陸を聴きました(10月15日、東京文化会館)。

それにしてもオケ、うまいなあ。冒頭からチャイコフスキーならではの憂愁を弦が的確に捕らえていく。ホルンも、チェロも、オーボエも、ソロが出てくるたびにため息。ほんとにうまいなあ。オケ単独で聴くとそこまでは思わないんだけれど。こういう曲はロシア人のフィールドだと、つくづく思います。

世界に羽ばたく歌手を輩出しているマリインスキー。この日もゲルギエフ・マジックを見せつけられた。オネーギンのアレクセイ・マルコフは、スケールの大きい歌唱、強靱な歌声で抜きんでた存在感を発揮。タチアーナのマリア・バヤンキナは、歌唱力はほどほどだけれど、手紙の場面や最終幕のオネーギンとの二重唱など、ここぞというところできっちりとアピール。

レンスキーのエフゲニー・アフメドフは、声量では明らかに前二者よりは落ちて、宴会の場面ではオネーギンとの差がはっきりでちゃうんだけれど、まっ、でもこの人、決闘で死んじゃうし――というわけで、あんまり違和感ないんですよね。みんながみんなうまかったら、逆に混乱するよね。起用の妙、というかキャスティングのコスパが高い。

演出(アレクセイ・ステパニュク)は古典的なのが基本。ここらへん、よくも悪くも仕掛けだらけのドイツ演出とは違い、リラックスして音楽に浸れますね。時間の経過がわかる後景や、ゴージャスな第三幕の舞踏会の装置がよかった。


鬼軍曹の復活

ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー指揮読売日本交響楽団第562回定期演奏会 ―― ロジェヴェンの読響登場は4年ぶり。体が一回り細くなって、昔のようなきびきびした感じはなくなりましたが、長いタクトがぴっ、ぴっと動き、オケからはむしろ以前より引き締まった音がします。

この日(9月26日、サントリーホール)は、オール・ショスタコーヴィチ・プロ。諧謔味あふれるバレエ組曲「黄金時代」に続き、奥さんのヴィクトリア・ポストニコワが登場して「ピアノ協奏曲第一番」。ロジェヴェンより一回り若いこともあって(それでも70は超えている)、テクニックに衰えなし。大柄のピアニストで音に重量感があるだけでなく、早いパッセージにもキレがあり、連打音には鉛の弾丸のような威力を感じます。ラストは土俵際へずいっと寄り切り、横綱相撲。

後半は「交響曲第10番」。遅めのテンポでじわじわと追いつめていく感じが怖い。第一楽章が終わった時点で、すでに30分近く経過。しかし緊張感があって、遅いという感じがしない。アレグロの第二楽章も心持ち遅めで、しかし弦を中心にびちっと揃って、往年の鬼軍曹とう感じの統率ぶりでした。第三楽章からフィナーレも安定感がある。耳を澄ませていると事故も聞こえてくるのですが、頻繁に来ていた頃のロジェヴェンのリードは緩かったので、こういう演奏が聴けてよかった。85歳というお年で元気そうではありましたが、お痩せになったのが気になります。次回も元気で来日してほしい。

江藤光紀 (音楽評論)

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