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[クラシック・ニュース 2017/3/14〜 3/20]
2017年3月19(日)
バイエルン国立歌劇場「STAATSOPER.TV」 ジョルダーノ作曲「アンドレ ア・シェニエ》(新演出) 映像が配信(無料)される!3月19日!

おなじみのバイエルン国立歌劇場がお届けしている無料のライブストリーミング「STAATSOPER.TV」(http://www.staatsoper.de/tv-asia)の配信が が3月19日午後7時から開始します。

◆ストリーミング配信情報
バイエルン国立歌劇場「STAATSOPER.TV」
ジョルダーノ作曲《アンドレア・シェニエ》(新演出)

演出:フィリップ・シュテルツェル 
指揮:オメール・メイア・ヴェルバー

出演:
ヨナス・カウフマン
アニヤ・ハルテロス
ルカ・サルシ
ジェイナイ・ブリッジズ
ドリス・ゾッフェル
エレナ・ジーリョ
アンドレア・ボルギーニ
ほか

配信日時:3月19日(日)午後7時(現地開催日程:3月18日上演)
視聴URL:http://www.staatsoper.de/tv-asia

バイエルン国立歌劇場「STAATSOPER.TV」 ジョルダーノ作曲「アンドレ ア・シェニエ》(新演出) バイエルン国立歌劇場「STAATSOPER.TV」 ジョルダーノ作曲「アンドレ ア・シェニエ》(新演出)
バイエルン国立歌劇場「STAATSOPER.TV」 ジョルダーノ作曲「アンドレ ア・シェニエ》(新演出)  
バイエルン国立歌劇場「STAATSOPER.TV」 ジョルダーノ作曲「アンドレ ア・シェニエ》(新演出)  
©W Ho?sl  

 

試聴:ナクソス・ミュージック・ライブラリー(NML)
http://ml.naxos.jp/album/C51189
ジョルダーノ:歌劇「アンドレア・シェニエ」


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2017年3月18(土)
シンポジュームのお知らせ! 《オペラ、劇場、地域――日独比較からみえてくるもの》

シンポジューム《オペラ、劇場、地域――日独比較からみえてくるもの》
2017年3月25日(土)13時〜17時 法政大学市ヶ谷キャンパス 
ボアソナードタワー25階会議室C (東京都千代田区富士見2-17-1)

  • 発表1 辻英史(法政大学): 劇場圏とは何か
  • 発表2 江藤光紀(筑波大学): ドイツ社会と劇場
  • 発表3 石田麻子(昭和音楽大学オペラ研究所、ゲストスピーカー):
    世界のオペラの動向と日本
  • 発表4 関根礼子(昭和音楽大学オペラ研究所、ゲストスピーカー): 
    日本の市民オペラ
  • 発表5 城多努(広島市立大) 広島のオペラ活動の現状
  • ラウンドテーブル 劇場圏から見えてくるもの

 ドイツは中規模以上の都市ではオペラや演劇、ダンスの専門スタッフを擁する劇場が数多く存在する劇場大国である。わが国では箱もの行政から抜け出して、これからのコミュニティとのかかわりをどのようにつないでゆくか新しい岐路に立っている。これらを考えるシンポジュームが開かれる。

シンポジュームのお知らせ! 《オペラ、劇場、地域――日独比較からみえてくるもの》
(C)Maros

ドイツはオペラや演劇、ダンスの専門スタッフを擁した劇場が中規模以上の都市には必ず存在する世界にも類をみない劇場大国である。他方、日本の舞台芸術においても箱もの行政と言われた90年代以前のあり方を脱却し、人やコンテンツを継続的に育て地域文化を醸成していこうという取り組みが活発になってきた。しかしながら劇場の仕事が文化行政やコミュニティとどうつながっていくか、という点については、いまだ包括的な理論的枠組みは存在しないといっていい。

 詳細はコチラ >>PDF記事へのリンク


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2017年2月8日(水)
東京音楽通信〔211〕 2017年3月 海外情報
懐かしい何かがこみ上げる

マインツ州立劇場 グルック「アルミーダ」 ―― ドイツの地方劇場めぐりを始めて7年ほどになります。ドイツのオペラは演出が過激だったり実験的なのが特徴ですが、何が言いたいのかよく分からない、とか演出意図が破たんしている、なんていうのは日常茶飯事、確信犯的にハチャメチャをやっているだけ、なんていうのにぶつかることも珍しくありません。そんなとき、つまらないものを見せられたと怒るのではなく、自分の視野や価値観を相手に合わせてどれだけ広げられるかが、地方劇場めぐりの醍醐味です。この日は、そんな受け入れることの奥深さを実感しました(3月3日)。

開演に先立って「今日のアルミーダは風邪ひいてるから、あんまり声が出てなくてもみんな応援してね!」といきなり軽いジャブが飛んできました。演奏はバロックオペラらしくテンポはいいんだけれど(クレメンス・シュルト指揮マインツ・フィルハーモニー州立管)、音が全然合っていなくて、大らかな厚みを持った旋律線で組み立てられていきます。

アンティーク家具が積み上げられたアルミードの宮殿の主たちは全身に白いドーランを塗り、男たちはハクション大魔王みたいにでっぷりと太っていて、女たちは腹ぼて(写真1)。アルミードがルノーへの愛を予感させるアリアをひとくさり聴かせた後、出てきた王様はヤギの角をかぶった絶倫男で、女たちの腹を撫でながら、檻に入れた十字軍の捕虜を殺して、その肉や内臓を引きずり出してばくばくと食ってしまう。

こ、これはひどい…私が見た中でも、一、二を争う悪趣味ぶりです。

捕虜の救出に来る英雄ルノーは、国連軍やアメリカ軍を模したコマンド部隊というのは、この手の演出ではもはやお約束(写真2)。それにしてもヨーロッパと西アジアの関係って(「アルミーダ」の舞台はシリア)、中世から何も変わっていないんだな。で、調子が悪いのはアルミーダだけかと思ったら、ルノーも全然声が飛んでない。

後半になると錯乱度はさらにエスカレート。憎悪の神は体に20近い乳房をぶら下げたおばばで、フレーズの区切り目ごとに舌を出して、鈴なりの乳房をぶるぶると震わせる(写真3)。この人、主役のアルミーダより声が出ていて、演技力どころか歌唱力もあったのですが、ノればノるほど漂ってくる毒気が凄まじい。

軽い目まいを覚えつつ、しかし何か懐かしい感情が次第に胸のうちに沸き上がってきました。

徹底的におバカで、スピード感あふれる破壊力。うん、これはそうだ。きっとアレだ。「オレたち、ひょうきん族」だ。ブラックデビルやあみだババアの魔の手から救ってくれるのがタケちゃんマンで、十字架を前にした懺悔コーナーで最後を締める。この演出の日本のカウンターパートは「ひょうきん族」以外に思い浮かばない。

と、ミもフタもないレビューになってしまったので、あえてもうちょっと裏の意味を考えてみると、こういう演出の背景にはISの残虐行為や難民への支援疲れもあるかもしれません。ブラックな中に無意識の本音がでちゃっている、といいますか。そこらへん観客がどこまで意識しているのか分かりませんが、ブーイングが出るわけでもなく、「しょうもないな、もう」という感じの暖かい拍手で閉じられたマインツの宵でありました。

〔追記〕
この演出はあまりに強烈だったために、帰国してからもいろいろと話したのですが、ある人から異教徒、快楽と退廃というあたりはフェリーニの「サテュリコン」がベースにあるのではないか、という指摘を受けました。確かにイメージの源泉としてはありそうです。

この手のとんがった演出は日本のオペラファンにはあんまり評判は良くないけれど、観劇後にあれやこれやの議論を引き出すことも演出側の狙いの一つ。綺麗にまとまっているだけだと、ああなるほど、で終わってしまいますからね。

マインツ州立劇場 グルック「アルミーダ」 マインツ州立劇場 グルック「アルミーダ」
マインツ州立劇場 グルック「アルミーダ」  
(C)Andreas Etter


巧みな舞台構成

ヘッセン州立ヴィースバーデン劇場 ブリテン「ピーター・グライムズ」 ―― マインツの劇場とライン川を挟み電車でわずか10分の距離に位置するのがヴィースバーデン。この欄ではすでに何度か紹介していますが、戦火を逃れた豪華なホワイエは必見です。

さて、今回の「ピーター・グライムズ」は演出コンセプトが秀逸(Philipp
M.Krenn)。船室を思わせる長方形の空間のベットに寝ているグライムズのもとへ、裁判員やマスコミが乗り込んでくる(プロローグ)。彼らが帰ると、小部屋はワイヤーで宙空へ引っ張りあげられ、その下から村人たちが登場します(写真1)。

彼らがグライムズの良くない噂で持ちきりになる間も、グライムズは宙吊りの小部屋で苦悩している。そのうちに、グライムズのドッペルゲンガーが現れて(容姿から顔つきまでそっくりさんという手の込みよう)、群衆と小競り合いになる。小部屋はグライムズの孤立を表すと同時に、ゆらゆらと揺れることでボートの船室をイメージさせる(写真2)。

第二幕に教会でのミサの様子が描かれていることから分かるように、オペラ本来の村人は社会規律を大切にする保守的小市民層ですが、ここでは終始乱痴気騒ぎに打ち嵩じる享楽的な人々として描かれていました。女性が下着姿になるなんて序の口で、黙役の若い女性二人が「どうだっ!」とばかりに見事なトップレスを披露した時には、時差ボケの頭がぴんと冴えた。

むき出しの憎悪でグライムズの名を連呼する群衆、グライムズ(Lance Ryan)の苦悩、第三幕でのエレン(Johannivan Oostrun)の切々としたアリアなど音楽的な見所もたくさんありました。Ryanは昨年の春祭「ジークフリート」にも登場した実力派ですが、この日は高音がかすれ気味で苦しそうだった。グライムズはなかなか複雑な人物で、どういう視点から理解すればいいのか、私もいつも迷うのですが、今回は途中でリストカットに及ぶなど(写真3)、彼の内面にかなり寄っていたように思います。

演奏は秀逸。ぴしっと統率がとれていて(Albert Horne指揮ヘッセン州立ヴィースバーデン管)、この規模の劇場ということもあり、ブリテンの音楽のとんがったところがヴィヴィットに伝わってきた。

ヘッセン州立ヴィースバーデン劇場 ブリテン「ピーター・グライムズ」 ヘッセン州立ヴィースバーデン劇場 ブリテン「ピーター・グライムズ」
ヘッセン州立ヴィースバーデン劇場 ブリテン「ピーター・グライムズ」  
©Monika Forster



スコア、そのまんま

フリードマン・ライヤー指揮マンハイム州立管 アカデミー・コンサート5 マーラー「交響曲第九番」 ―― マンハイム楽派の名からも分かるように、この町は一八世紀から音楽が盛ん。劇場座付きオケが年8回の公演を行うアカデミー・コンサートは、なんと1779に起源を持つ由緒正しいシリーズで、現在でも劇場本体とは別に音楽家たちが選出した委員会が企画するという形態を続けています。

この日(3月6日、ローゼンガルテン・ホール)は指揮者にド・ビリーがクレジットされていたのですが、私的な理由で降板、代役にフリードマン・ライヤーが登場しました。マンハイムの音楽監督を2回務めたという変わった経歴の持ち主ですが、2回目(2008-09)は任期途中で辞任したフレデリック・シャスランの後任が決まるまでのワンポイント・リリーフだったそうです。で、その後任がエッディンガー。エッディンガーは2010年に東フィル常任にもなっているので、同じ時期に争奪戦をやっていたことになりますね。

そのライヤー、地味というか、まったく色気のない演奏をする。テンポに溜めや伸びがほぼ皆無で、スコアに書いていないことはやらない。でもそれはそれで潔いというか、「マーラーはスコアをこう書いているんだ…」という気づきや発見がある。

第一楽章のモチーフが複合的に鳴るところなど、普通なら背景に隠れてきこえない細かい動きもクリアだし、楽器や調を変更しながら反復するという構造上の特徴もよく見えた。終楽章では弦を中心に分厚く鳴るところと、合間をつなぐオーケストレーションの薄さが等価に感じられたし(二つの対比的セクションをほとんどテンポを動かさずにつないだのには驚いた)、空間性の拡張というマーラーの音楽史上の革新性も、言葉で説明されるみたいによく理解できた。

ドラマティックさとはおよそ縁のない演奏ですが、オケもよく鳴っていたし、悪くない。職人気質って、こういうのを言うんでしょうね。

フリードマン・ライヤー  


江藤光紀 (音楽評論)

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2017年3月15(水)
新刊書紹介:《エッセイ 専務理事の独りごと》著者:金山茂人 「インタビュー@クラシック」で著書が語る。
著者:金山茂人
著者:金山茂人

新刊書紹介:《エッセイ 専務理事の独りごと》著者:金山茂人。日本演奏連盟の専務理事として活躍している金山茂人氏がこのたび2冊目の図書を出版した。

この図書は彼が日本演奏連盟の専務理事としての役職を持っている。日本演奏連盟の機関紙「えんれん」に6年前から書きつづったエッセイをまとめてこのたびの出版となった。クラシック界の状況や音楽家の事などに触れている。「インタビュー@クラシック」に登場してこの本について語っている。

「インタ ビュー @クラシック」
http://classicnews.jp/interview/index1136html

日本演奏連盟の役割について話を聞いた。

彼は長年東京交響楽団の楽団長だった危機的なオーケストラを今日の状態にした功績は大きい。2007年に「楽団長は短気ですけど、何か?」という著書がある。オーケストラ運営の厳しさと喜びをあらわしている。

日本演奏連盟
http://www.jfm.or.jp/


新刊情報
《エッセイ 専務理事の独りごと》

《エッセイ 専務理事の独りごと》
著者:金山茂人

刊:芸術現代社  価格 1,944円 (税込み)
芸術現代社
http://takumishop.jp/shop/item.cgi?itemid=2041


:《楽団長は短気ですけど、何か?》

前著:《楽団長は短気ですけど、何か?》
著者:金山 茂人 刊:水曜社 2007年 価格\1,600+税 
水曜社
http://suiyosha.hondana.jp/book/b227123.html


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