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[クラシック・ニュース 2017/5/2〜 5/8]
2017年5月6(土)
チャップリン『街の灯』 新日本フィルの生オケで楽しむ ぜいたく!
《新日本フィルの生オケ・シネマ チャップリン『街の灯』》

恒例となっているチャップリンの名画『街の灯』を新日本フィルハーモニー交響楽団を使った最高のぜいたくな生オケ・シネマがまもなく開かれる。昨年も「モダンタイムス」でこの喜びを味わった。喜劇王チャップリンの魅力はさまざまなメッセージを強烈にわれわれに伝え
てくれる。

デジタル修復版による高画質が大きなスクリーンに迫ってくる。とても80年前の映像とは思えない。なんといても新日本フィルハーモニー交響楽団の演奏で、チャップリンの音楽の最大のエクスパートといわれる指揮者:ティモシー・ブロックによる演奏が楽しめる。チャップリンの音楽に対する深い憧憬の念が作品の曲によくあらわれている。


上映情報

新日本フィルの生オケ・シネマ
《新日本フィルの生オケ・シネマ チャップリン『街の灯』》
2017年5月27日(土)【昼公演】13時 【夜公演】17時 すみだトリフォニーホール 大ホール

◎曲目:チャップリン《街の灯》
指揮:ティモシー・ブロック
新日本フィルハーモニー交響楽団 .

料金[全席指定]一般 \6,000 ペア券 \9,600 高校生以下 \3,000
トリフォニーホールチケットセンター03-5608-1212
チケットぴあ 0570-02-9999  http://t.pia.jp/
イープラス http://eplus.jp/
新日本フィル・チケットボックス 03-5610-3815

試聴:NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリー)
http://ml.naxos.jp/work/4236540
指揮:ティモシー・ブロック

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2017年5月3(水)
Blu−ray Discレビュー:《ビゼー/歌劇『真珠採り』全曲》2016 MET

《ビゼー/歌劇『真珠採り』全曲》2016 MET《オレグ・クリサ プレイズ バッハ》 オレグ・クリサ (ヴァイオリン)

曲目:歌劇『真珠採り』全3幕
作曲:ビゼー

出演:ディアナ・ダムラウ(レイラ)、マシュー・ポレンザーニ(ナディール)、マレウシュ・クヴィエチェン(ズルガ)、ニコラス・テステ(ヌーラバット)
楽団:メトロポリタン歌劇場管弦楽団・合唱団

指揮:ジャナンドレア・ノセダ
演出:ペニー・ウールコック

収録:2016年1月16日(ライヴ) ニューヨーク、メトロポリタン歌劇場
会社:Erato  番号:0190295893606 定価:オープン価格(輸入盤)


ノセダの密度が高く歯切れのよい指揮を得て、ダムラウをはじめ二人の漁師役の歌はスケールが大きい。とりわけダムラウのスケールの大きな表現力は再会したナディールに心が傾いてゆく様子がよく分かる。彼女以外もポレンザーニ以下の歌手も健闘し、アリアや重唱も劇的で迫力があり、グランド・オペラを指向した名演といえるだろう。ペニー・ウールコックの演出も巨大な櫓を組み、漁夫の水中遊泳を見せるなど壮大きわまりなく、対照的にズルガの家は古ぼけたマンションの一室であるかのようである。歌手ではレイラ、とりわけダムラウの美声を生かしたドラマティックで真摯な歌が聴きもので、ポレンザーニ、クヴィエチェンも実力を発揮している。なおこの演出では第三幕第二場で部落に火をつけ、その騒ぎの中にナディールとレイラを逃したズルガを高僧ヌーラバットが責める場面がカットされているので、ズルガの運命ははっきりとしない。

野崎正俊(音楽評論家)

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2017年5月3日(水)
東京音楽通信 〔214〕 2014年4月後半
華やかなクロージング

東京・春・音楽祭 スペシャル・ガラ・コンサート 東京春祭2017 グランド・フィナーレを飾るオペラの名曲たち ―― 一ヶ月間にわたって上野の森をにぎわせてきた春祭もとうとう最終日。文化の町の看板にふさわしい豪華なフィナーレでした(4月16日、東京文化会館)。

指揮のスペランツァ・スカップッチも東京春祭特別オケも、全体に年齢が若く、音楽もフレッシュ。スカップッチですが、「ナブッコ序曲」(ヴェルディ)は旋律を歌い納めまできっちりと入れこんで、しっかり鳴らしていました。後半の「マノン・レスコー間奏曲」は、あまりに前のめりに持っていくんで「若いなあ」と思ったけれど、それゆえの魅力というか、全力でぶつかっていくところが微笑ましい。

クリスティナ・パサローユ(ソプラノ)、イヴァン・マグリ(テノール)、アドリアン・ザンペトレアン(バス)の三名はみんなよく声がでていた。押しは十分ですが、もう少し引きを上手にコントロールできれば表現に幅が出るかなと。特にテノールはぐんぐんクレッシェンドしていくんだけれど、最強奏から一段落したときにふらつく。歌って純粋に身体のコントロールだから、こういう難しさをみるとほとんどスポーツだなと思います。

モーツァルトをレジェッロで聴かせた後は、ヴェルディで力強く、また技巧的な歌へ。さらに後半ではベッリーニ、ドニゼッティ、ロッシーニのベルカントを3人が時にソロで、時に重唱でパワフルに歌ってから、プッチーニで締める。3時間のフルコース。デザートのプッチーニは、個人的にはもうちょっとしっとりとしたのが好み。

東京・春・音楽祭 スペシャル・ガラ・コンサート 東京春祭2017 グランド・フィナーレを飾るオペラの名曲たち 東京・春・音楽祭 スペシャル・ガラ・コンサート 東京春祭2017 グランド・フィナーレを飾るオペラの名曲たち 東京・春・音楽祭 スペシャル・ガラ・コンサート 東京春祭2017 グランド・フィナーレを飾るオペラの名曲たち
東京・春・音楽祭 スペシャル・ガラ・コンサート 東京春祭2017 グランド・フィナーレを飾るオペラの名曲たち 東京・春・音楽祭 スペシャル・ガラ・コンサート 東京春祭2017 グランド・フィナーレを飾るオペラの名曲たち 東京・春・音楽祭 スペシャル・ガラ・コンサート 東京春祭2017 グランド・フィナーレを飾るオペラの名曲たち
東京・春・音楽祭 スペシャル・ガラ・コンサート 東京春祭2017 グランド・フィナーレを飾るオペラの名曲たち    
写真提供:東京・春・音楽祭実行委員会/撮影:青柳 聡


魅力はあせない

ナタリー・デセイ&フィリップ・カサール デュオ・リサイタル ―― オペラの舞台からは遠ざかっているデセイ。3年前の来日リサイタルでは、喉も本調子というには遠かったのですが、それでもステージから発せられるオーラは凄まじかった(4月19日、東京オペラシティ)。

今回は前半にドイツ、後半にフランスものを配したプログラムですが、モーツァルトのソナタが途中からスザンナ(フィガロの結婚)のアリアに変わってしまうとか、後半のドビュッシーのピアノ・ソロ曲(水の精)の雰囲気を引っ張っておいて、歌曲(未練、死化粧)につなげるなど、曲間の演出も手慣れたものでした。

全盛期のデセイを知らないのですが、声量そのものはかなり落ちているんだと思います。しかしそれを補ってあまりある技術と工夫に脱帽でした。シューベルト「若い尼」の嵐のざわめきから浄化された世界への移行とか、「糸を紡ぐグレートヒェン」の高ぶる思いなどは、もはやリートの領域を越えて演劇の場面に居合わせているよう。プフィツナー「古い歌」では一つ一つが異なる内容の歌を、身振りを伴って活写。そこにはドラマを演じる一人の名女優がいました。

フランスものでは、音楽そのものの香るようなロマン(ショーソン「終わりなき歌」)をフランス語独特の母音や子音で香りづけ、ビゼー「別れを告げるアラビアの女主人」では妖しくエキゾチックなステップを見せる。バースデーケーキを使ったアンコールに、ほっこりして帰宅しました。



ほとばしる激情

新国立劇場 ヴェルディ「オテロ」 ―― 幕が開くと水路の張り巡らされたキプロスの町(演出:マリオ・マルトーネ)。いきなり雷鳴が轟き、びかびかっと光る暗闇と激しく胎動するオケに鉄の結束を誇る新国合唱団が重なって…とにかくドラマ性には事欠かない舞台でした(4月22日)。

今回の最大の立役者はピットかな。壁越しに暴れるパオロ・カリニャーニに東フィルが十全に応えていた。いいオペラ指揮者って、音楽をして劇を語らせるんですよね。例えば第二幕でイアーゴ(ウラディーミル・ストヤノフ)がカッシオ(与儀巧)をだまくらかすところはしれっと流して、策略を明かす段になると同じモチーフをおもいっきり意地悪く演奏する。ヴェルディのオーケストレーションってスゴいんだな、と改めて思った次第。もう何回も聴いている作品なのに、いままで何を聴いていたのか…。

こんな調子だから歌手も歌いやすそう。今回は声が軽いのによく通る情熱的なカルロ・ヴェントレ(オテロ)、歌声の清純派セレーナ・ファルノッキア(デズデーモナ)をはじめ、新国ではおなじみの顔ぶれが揃っていて、デズデーモナ殺害の場面も見ごたえがあったし、オケががんがん鳴っても、歌もきっちり聞こえていた。レギュラーのレパートリーでも水準高し。新国の安定した実力を実感した公演でした。


若い声の競演

川崎・しんゆり芸術祭2017 藤原歌劇団公演 ロッシーニ「セビリャの理髪師」 ―― 新百合ヶ丘の周辺では演劇・落語・ポップスなどを束ねた芸術祭が行われていますが、その一環の公演で「セビリャ」を聴きにいきました。この日が藤原での初舞台という若手を多数含むフレッシュなキャスティング(4月30日、テアトロ・ジーリオ・ショウワ)。

まず目を引いたのはアルマヴィーヴァの黄木透。声に若々しいハリがあるだけでなく、甘さを湛えたソフト・ヴォイスでとても印象的。プロフィールにタミーノの舞台写真が載っているけれど、これなんかはまり役だと思う。ただ技巧的には違う意味での甘さも目立ちました。クライマックスの高音をばちっと決められたら恰好いいんだけれど。それに何よりロッシーニって軽さがキモなのに、細かい音符にまでしっかりと音を入れるから技巧的になればなるほどおもーくなる。山場のアリア「もう逆らうのはやめろ」はグロテスクなまでの金釘流で、もはや曲が良く分からなかった。でも、そもそも難しい曲なので難易度がもう少し低ければ印象も変わってくると思います。

その意味ではロジーナの丹呉由利子にしても、フィガロの押川浩士にしても、コントロールを効かせきれなかったり、表現が生硬だったり、いろいろと課題もあったけれど、勢いがあるので将来が楽しみ。

「理髪師」は回転舞台とかトリッキーな装置が使われることも多いですが、演出(松本重孝)はごく正攻法で、小道具によって舞台中央を通りにも屋内にも見せる。所々にさりげないギャグを入れて、上品な笑いをとっていました。衣装も原作に忠実だけでなく、シックでセンスがある。

指揮の佐藤正浩はぴしっと端正な指揮で、オケと舞台をしっかりと掌握。重唱箇所で乱れがなかったのは、拍節感がしっかりと保たれていたから。でもあまりにきっちりとした統率で、逆に劇本来の流れから浮かび上がってくる自然なテンポ感が抑制されて、私はあまりのれなかった(特に第一幕)。もう少し遊びがほしいかな。


江藤光紀 (音楽評論)

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2017年5月3(水)
ヴァイオリン:印田千裕 《B→C バッハからコンテンポラリーへ》でリサイタル! 「インタビュー@クラシック」で!
ヴァイオリン:印田千裕
ヴァイオリン:印田千裕
(C)小島竜生

ヴァイオリンの印田千裕は東京オペラシティ文化財団主催の《B→C バッハからコンテンポラリーへ》でリサイタルを開く。「インタビュー@クラシック」でコンサートにむけて語る。

「インタ ビュー @クラシック」
http://classicnews.jp/interview/index1147.html

現代曲にたいして関心があるのでこれからも取り組んでゆきたい。バッハから現代曲へとバラエティに富んだものにした。リサイタルはフランクで終わるようにしたと企画の狙いを語る。

弟、印田陽介(チェロ)とのヴァイオリンとチェロのユニットのコンサー ト活動を行っている。来る11月8日(水)に王子ホールで印田陽介とヴァイオリン・チェロのデュオ・コンサートを計画している。

これから現代曲や日本人の作品での弦楽四重奏の活動をアクティブにやってゆきたいと語る。最近CDをリリースした。弟、印田陽介とのおなじみの曲でのデュオである。



コンサート情報
《B→C バッハからコンテンポラリーへ 印田千裕(ヴァイオリン)》

《B→C バッハからコンテンポラリーへ  印田千裕(ヴァイオリン)》
2017年5月16日(火) 19時 東京オペラシティリサイタルホール

ヴァイオリン:印田千裕
ピアノ:安田正昭 *

  • J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番 ホ長調 BWV1006 
  • サーリアホ:夜想曲(1994) 
  • クセナキス:ミッカ“S”(1976)
  • 糀場富美子:ルブリョフの扉 ─ 独奏ヴァイオリンのために(2006)
  • 池辺晋一郎:顫へたる身の舞踏 ─ ヴァイオリンとピアノのために(2014)*
  • フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調 * 

料金:全席自由¥3,000(税込)
お問合せ:東京オペラシティチケットセンター 03-5353-9999
詳細: https://www.operacity.jp/concert/calendar/detail.php?id=8037
チラシ画像<JPG:16MB>

印田千裕
http://chihiroinda.com/



◆新譜CD情報
《Water Droplets -珠玉のデュオ名曲集- 印田千裕(Vn)・印田陽介(Vc)》

《Water Droplets -珠玉のデュオ名曲集- 印田千裕(Vn)・印田陽介(Vc)》

  • ハルヴォルセン:ヘンデルの主題にによるパッサカリア
  • グリエール:8つの小品 Op.39
  • ダンクラ:魔弾の射手の主題による二重奏曲 Op.108 No.3
  • ロンベルク:魔笛の主題による変奏曲
  • バルトーク:ハンガリー民謡集
  • エルガー:愛の挨拶 Op.12(印田陽介編)
  • モンティ:チャルダッシュ(印田陽介編)
  • シベリウス:水滴

印田千裕(Vn)
印田陽介(Vc)

マリーコンツェルトレーベル MLKT-26001 価格:2,500円+税
http://chihiroinda.com/cd6.html

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