クラシックニュースへようこそ please visit our sponser
インタビュー@クラシック
Contents
クラシックニュースへようこそ
| 最新ニュース | 次に新しいニュース | さらに古いニュース | ヘッドライン一覧 |
[クラシック・ニュース 2017/6/13〜 6/19]
2017年6月18(日)
ピアニスト:佐藤祐介 新ピアノリサイタルシリーズをスタートにあたり! 「インタビュー@クラシック」!
ピアニスト:佐藤祐介
ピアニスト:佐藤祐介

ピアノの佐藤祐介は新しいシリーズを起ち上げる。これまでバロックから現代までの曲に取り組んできたが、具体的ななじみやすい内容にしてもっと気軽にコンサートに出かけていただけるようにしたい。 「インタビュー@クラシック」で!

「インタ ビュー @クラシック」
http://classicnews.jp/interview/index1159.html

佐藤祐介は新譜CD「パッヘルベルの幻影/佐藤祐介(ピアノ)」をリリースした。パッヘルベルといえば弦楽合奏のための「カノン」があまりにも有名で、その真価が充分に聴衆に伝わっていない。パッヘルベルの曲を演奏してその魅力に満ちた「アポロンの六弦琴」から触発されて、作曲家:伊藤巧真、中堀海都や平山智によって新しいピアノ曲を創造するという意欲に満ちた内容になっている。
 
「Vol.1 ソナチネアルバムの作曲家〜知られざる素顔」でシリーズをスタートさせる。ソナチネの作曲家に光をあててゆく。「Vol.2 アメリカの音楽〜ロマン派から現代まで」というコンサートを9月22日に開く。アメリカのロマン派というとつながりにくいところもあるがアメリカ音楽に内蔵するロマン派の味わいも感じていただけるだろう。Vol.3ではバッハのファミリーの作品にアプローチしてゆく。


公演情報
《佐藤 祐介 新ピアノリサイタルシリーズ》

《佐藤 祐介 新ピアノリサイタルシリーズ》
Vol.1 ソナチネアルバムの作曲家〜知られざる素顔
●2017年6月22日(木)19時 東京オペラシティ リサイタルホール

  • F.シューベルト(1797-1828):2つのスケルツォ D593 より 第1番 変ロ長調(1817)
  • F.クーラウ(1786-1832):スウェーデンの歌と踊りによる幻想曲と変奏曲ニ短調 Op.25(1816)
  • M.クレメンティ(1752-1832):ソナタ ロ短調 Op.40-2(1802)
  • 伊藤巧真(1987-):「卒都婆の月」 〜 印象・小野小町九相図(2017年委嘱新作)「世界初演」
  • J.L.ドゥシーク(デュセック)(1760-1832):ソナタ 第28番「祈り」ヘ短調 Op.77(1812)
  • 中川俊郎(1958-):ストーンヘンジ・オブ・ソナティネ(2017年委嘱新作)「世界初演」

詳細:http://www.camerata.co.jp/concerts_events/detail.php?id=217

Vol.2 アメリカの音楽 〜ロマン派から現代まで
●2017年9月22日(金)19時 東京オペラシティ リサイタルホール

  • E.マクダウェル(1860-1908):炉端の話 Op.61(1901-02)
  • J.コリリアーノ(1938-):ウィンギング・イット(2008)「日本初演」 
  • N.デロ=ジョイオ(1913-2008):ピアノのための組曲(1940)
  • E.カーター(1908-2012):ピアノについての2つの思考(2005-06)
  • L.バーンスタイン(1918-1990):4つの記念(1949-51)
  • M.バビット(1916-2011):3つのコンポジション(1947-48)
  • E.マクダウェル(1860-1908):ソナタ第2番 「英雄」ト短調 Op.50(1894-95)

詳細: http://www.camerata.co.jp/concerts_events/detail.php?id=218

各公演 料金:全席自由 4,000円
お問合せ:03-5790-5560
カメラータ・トウキョウ
イープラス(パソコン&ケータイ) http://eee.eplus.co.jp/
オペラシティ・チケットセンター 03-5353-9999
チラシ(JPG表/JPG裏

佐藤祐介(ピアノ)

詳細: http://www.camerata.co.jp/concerts_events/detail.php?id=218

新譜CD情報
《パッヘルベルの幻影/佐藤祐介(ピアノ)》(NIKU-901)

《パッヘルベルの幻影/佐藤祐介(ピアノ)》(NIKU-901)

  • 1-7  伊藤巧真:散華 Sange (2016)
  • 8-10 ヨハン・パッヘルベル:アポロンの六弦琴 (1699)
  • 11-14 中堀海都:パッヘルベルの夢 (2016)
  • 15-17 ヨハン・パッヘルベル:アポロンの六弦琴 (1699)
  • 18 平山智:コラール前奏曲「暁の星はいと麗しきかな」(2016)

2016年12月13-14日 和光市民文化センター サンアゼリア
NIKU-9010 価格:2,800+税 

音楽は人間の感情と欲望をつかさどる最も洗練された芸術であり、天使が神を讃える歌声や、天体の鼓動を表現する(ヨハン・パッヘルベル)多彩で自由なプログラミングを常とし、進化を止めないピアニスト 佐藤祐介が、パッヘルベルの傑作《アポロンの六弦琴》に挑む。現代に活躍する3名の作品を通して、またモダン・ピアノによる新たなアプローチで謎多き作曲家の実像と魅力に迫る。


ペー ジトップへ ▲

2017年6月17(土)
チェンバロ奏者:大塚直哉バロック音楽を多くの聴衆とともに楽しむ! 「インタビュー@クラシック」!
チェンバロ奏者:大塚直哉
チェンバロ奏者:大塚直哉

チェンバロ奏者:大塚直哉に「インタビュー@クラシック」話を聞いた。

「インタ ビュー @クラシック」
http://classicnews.jp/interview/index1158.html

NHK-FM「古楽の楽しみ」でおなじみの大塚直哉は東京芸大に入って、「バッハ・カンタータクラブ」で小林道夫との出会いからバロック音楽の魅力に惹かれた。

小林道夫が音楽監督をしていた「アンサンブル・コルディエ」とのかかわりからその任を引き継いだ。6月23日には東京文化会館で第45回の定期演奏会を開く。もともと「アンサンブル・コルディエ」は東京ゾリステンがその源流である。

ヴァイオリンの桐山建志とのコンビで「大江戸バロック」というDUOの演奏会も開いている。そのほか各地のホールなどで開かれる教養講座やレクチャーコンサートなどでクラシックの普及活動も積極的に行っている。NHK-FMの朝6時からの「古楽の楽しみ」もレギュラーで登場して、その語り口に多くのファンをもっている。


公演情報
《アンサンブル コルディエ(室内楽合奏団) 定期演奏会 vol.45》

《アンサンブル コルディエ(室内楽合奏団) 定期演奏会 vol.45》
2017年6月23日(金)19時  東京文化会館 小ホール

  • W.A.モーツァルト:ディベルティメント ニ長調 K.136
  • J.S.バッハ:イタリア協奏曲 BWV971 (独奏:大恍シ哉)
  • ヴァイオリン協奏曲 第2番 ホ長調 BWV1042(独奏:野口千代光)
  • G.P.テレマン:組曲「音の出る地理学」第1番
  • H.パーセル:シャコンヌ
  • J.ラター:弦楽の為の組曲

ヴァイオリン:野口千代光 長谷部雅子 植村菜穂 飯島多恵
ヴィオラ:安藤裕子 阪本奈津子
チェロ:服部誠 羽川恵子
コントラバス:大西雄二
チェンバロ:大恍シ哉(音楽監督)

全席指定 3500円
予約・お問合せ:アンサンブル コルディエ事務局 03-3851-7150
チケット取扱い:東京文化会館チケットサービス 03-5685-0650
CNプレイガイド0570-08-9990
チラシ(PDF/1.75MB)
※こちらのPDFを印刷して、チラシとしてご利用いただけます。

《バロックin 路 むかしの鍵盤楽器の魅力〜 チェンバロ&ポジティフオルガン》
2017年8月19日(土)14時 パルナソスホール
(姫路市立姫路高等学校音楽ホール)

大塚直哉 チェンバロ、ポジティフオルガン

  • モーツァルト:きらきら星変奏曲
  • J.S.バッハ:パルティータ第4番ニ長調 BWV828
  • フローベルガー:リチェルカーレ ト長調FbWV405
    ほか

全席自由 S3000円/A2000演/高校生以下各半額
お問合せ:079-297-1141
パルナソスホール

《大塚直哉レクチャー・コンサート》
http://www.saf.or.jp/arthall/stages/detail/3843
ポジティフ・オルガン in アンサンブル
2017年8月27日(日)14:00開演 彩の国さいたま芸術劇場 音楽ホール

NHK-FMでレギュラー 〜古楽の楽しみ
http://www4.nhk.or.jp/kogaku/
レギュラーの講師をつとめている。

試聴:大塚直哉 ナクソス・ミュージック・ライブラリー(NML)
http://ml.naxos.jp/artist/164322


ペー ジトップへ ▲

2017年6月13日(火)
東京音楽通信 〔216〕  2017年6月(前半)
フレンチ、フルコース

ロベルト・トレヴィーノ指揮東京交響楽団東京オペラシティシリーズ第98回 ―― 東響のオペラシティシリーズは先月欄でもお伝えしましたが、今回もフランスものてんこ盛りと選曲が面白い。指揮のトレヴィーノはアメリカ人ということ以外詳しいことは分からず、初物食いにも期待が膨らみます(6月3日)。

サティ「ジムノペティ第3、1番」。ゆったりとしたテンポで、旋律線をくっきりと際立たせたリード。シンプルな構造をハープやシンバルで美しく染め上げたドビュッシーの心遣いの詰まった編曲もあって、土曜午後の会場を、なんとも言えないロハス感が満たしていきます。

続いて今年デビュー55周年を迎えた前橋汀子が登場し、2曲。ショーソン「詩曲」ではオケはふわっと鳴っていて、ミュートを付けた弦が主題をそっと忍ばせていくところなんかは雰囲気満点。ソロはこってりと歌い上げていました。サン=サーンス「序奏とロンド・カプリチオーソ」は、かっちりとテンポを切り替える折り目正しい伴奏の上で、ヴァイオリンが情熱を迸らせる。でも何と形容したらよいのか、あえて言えばラテンというより、アジア。21世紀というより、昭和。

後半はマリウス・コンスタンが編曲したラヴェル「夜のガスパール」(日本初演)。原曲に比べると格段に音が増え、それによって曲に潜むポエジーがぐっと引き出されたように思います。コンスタンはラヴェルの管弦楽法も意識しているようですが、原曲が白黒だとすると88年編曲のこちらはフルカラー・ハイビジョン映像で、独自の再創造と言っていいんじゃないでしょうか。「スカルボ」は打楽器も入ってかなり派手に演出されていました。

最後はストラヴィンスキー「火の鳥」(1919年組曲)。トレヴィーノはまずまず。2時間を5分ほど回りましたが、たくさん品数をいただきました。

ロベルト・トレヴィーノ指揮東京交響楽団東京オペラシティシリーズ第98回 ロベルト・トレヴィーノ指揮東京交響楽団東京オペラシティシリーズ第98回
ロベルト・トレヴィーノ指揮東京交響楽団東京オペラシティシリーズ第98回 ロベルト・トレヴィーノ指揮東京交響楽団東京オペラシティシリーズ第98回
撮影:ヒダキトモコ 提供:東京交響楽


爆音を飲み込むオーチャード

山田和樹指揮日本フィルハーモニー交響楽団 マーラー・ツィクルス 第三期 昇華 第八回 「千人の交響曲」 ―― 東響の後、渋谷に移動。最近の日フィルの快進撃ぶりには驚くばかりで、このツィクルスもうかうかしていたらもう最終ラウンドに(6月3日、Bunkamuraオーチャードホール)。

武満徹「星・島(スター・アイル)」。80年代の作品で、当時は現代音楽のカテゴリで聴いていましたが、こうして時間が経ってみると、こりゃあ紛れもなくフランス音楽、そんな用語があるのか知りませんが、ポスト後期ロマン派。演奏もそんなわけでスコアから流麗な音響を立ち上げ、綺麗にまとめていました。このツィクルスは全回が武満と抱き合わせになっていますが、前衛時代の曲は一つも入っていないので、あくまで武満をロマン派の延長で捉えるという視点なんでしょう。

オーチャードは飛んで行った音が返ってこず、ホールが残響を飲み込んじゃっていつも不思議な感じがします。大編成オケに舞台後方のひな壇目いっぱいまで詰め込んだ巨大な合唱団(武蔵野合唱団、栗友会合唱団、東京少年少女合唱隊)による、この「千人の交響曲」くらいでちょうどいい。それでも上階客席で吹きまくるバンダの距離感が、初めのうち全然つかめず、目で確かめてようやく納得。あらためてこのホールのお化けっぷりを見せつけられた。

歌唱陣が充実していました。特に第一ソプラノの林正子。オケと合唱の分厚い音の壁を突き抜けるような、強靭な歌声を披露。他も考え得るベスト・メンバーという感じで、小森輝彦(バリトン)や妻屋秀和(バス)でないと、とてもこの物量に対抗できないでしょう。

日フィルの演奏は骨太で、山のような音符をバランスよく構成したヤマカズも見事。私は彼がどれだけマーラーを振った経験があるのか知りませんが、そうそう取り上げる機会のある曲じゃないので、そういうのも含め短期間で一通りやってしまうのは、やっぱり才能。

山田和樹指揮日本フィルハーモニー交響楽団 マーラー・ツィクルス 第三期 昇華 第八回 「千人の交響曲」 山田和樹指揮日本フィルハーモニー交響楽団 マーラー・ツィクルス 第三期 昇華 第八回 「千人の交響曲」
山田和樹指揮日本フィルハーモニー交響楽団 マーラー・ツィクルス 第三期 昇華 第八回 「千人の交響曲」 山田和樹指揮日本フィルハーモニー交響楽団 マーラー・ツィクルス 第三期 昇華 第八回 「千人の交響曲」
山口敦 写真提供:Bunkamura


今年の尾高賞

ローレンス・レネス指揮NHK交響楽団 Music Tomorrow 2017 ―― 新曲初演と尾高賞のお披露目を軸とする、年に一度のN響現代音楽シリーズ(6月9日、東京オペラシティ)。

今年の委嘱作、岸野未利加「シェイズ・オブ・オーカー」。岸野はドイツ在住。この作品は高音域にいつも一筋の音が、まるで飛行機雲のように延びていて、それがトリルやタンギングで震えたり、細くなったり、他の楽器に介入されたり。土台から組み立てていくのではなくて空中戦タイプの書法ですね。ホィッスルとかサイレンとか、ちょっと変わった音のするアイテムもたくさん用いられていて、それが通常の楽器の特殊奏法と重なりながら音響世界を拡張していたあたりも面白い。

マーク・アントニー・タネジ「ピアノ協奏曲」。第一楽章はジャズっぽいリズムやイディオムが出てくる元気のいい音楽。第二楽章はヘンツェの死を悼んだ子守歌。こういう感傷的な音楽をスター作曲家が悪びれずやるんだから、現代音楽も変わったものです。第三楽章のメカニックに進む感じに、私はプロコフィエフを想起しました。ソロの反田恭平は、音の輪郭をきりっと作っていった。

後半は尾高賞受賞作2作。一柳慧「交響曲第10番―さまざまな想い出の中に―岩城宏之の追憶に」。オスティナートや動機の反復を基礎にして自由に組み立てる。ノリがよく、もはやこれは現代音楽のロックだな。池辺晋一郎「シンフォニーX 次の時代のために」。さすがに筆達者で、沸騰するようなトゥッティに、和風のフルートソロやホルンの印象的なモチーフ(別の交響曲からの引用のようです)が対置される。オケの特性を用いてエンディングまで巧みにひっぱっていった。

演奏は相変わらず見事でした。今回は大ヴェテランがそれぞれ交響曲10曲目で仲良く同時受賞。どっちも悪い曲じゃないですが、でも「尾高賞の選考基準って、なんなんだろうか」という疑問が残ってしまった…。


熱唱に次ぐ熱唱

新国立劇場 ワーグナー「ニーベルンクの指輪」第二日「ジークフリート」(新制作) ―― 飯守体制最終年ということで、秋にも「神々の黄昏」が予定されています。これはエンディング前の一手という意味でも重要な公演ですが、極めて高水準。これぞワーグナー(6月10日)。

まず役者揃い。タイトル役のステファン・グールドは、第三幕のブリュンヒルデとの二重唱でも、ここで初登場なので飛ばしまくるリカルダ・メルベートを向こうに、全然疲れを感じさせないがぶり四つの歌唱をみせた。それに演技もよかった。粗暴な野生児が、大蛇との決闘や育ての親の殺害という凄惨な体験を経て、炎に守られた眠り人の姿を発見するわけです。苦しそうだからと鎧兜をとってやると、そこに現れたのは女性。初めて女に触れた衝撃と戸惑いが次第に歓喜にかわっていく様子がよく表現されていました。

ミーメのアンドレアス・コンラッドはキャラクター・テノールとして、腹に一物ある男をうまく表現していました。ちょっとあざといくらいがちょうどいい。歌唱にもスピード感があった。さすらい人のグリア・グリムスレイ発音が明瞭で、すっきりとコントロールの効いた歌を通じ、スケールの大きな人物像を描いていた。第三幕冒頭のエルダ(クリスタ・マイヤー)との重唱は、エレクトしたオケと相まって聴きごたえあり。

ゲッツ・フリードリヒの演出は、3回聴いてきてだいぶなじんできました。バイロイトなどと比較すると、20年前のこの演出はおとなしいというか、ちょっと古びているというか。でも作品の意図はストレートに伝わってくる。小鳥役のソプラノを4人に分けるというアイディアは贅沢。

飯守泰次郎の要求に献身的に応えていた東響も印象的でした。ワーグナー・サウンドに必要なたっぷりした量感も出ていたし。それにしても4月の春祭の「黄昏」といい、先月の日フィルの「ラインの黄金」といい、こういう水準のリングが月替わりで聴ける都市なんて、世界中探しても東京くらいのもんじゃないですかね。


江藤光紀 (音楽評論)

ペー ジトップへ ▲

2017年6月13(火)
打楽器:上野信一「アメリカン・コンポーザーズ」の新譜CDとホールでの空気感を 味わってほしい。「インタビュー@クラシック」!
打楽器:上野信一
打楽器:上野信一

打楽器の上野信一、新しい打楽器のあり方を求め、CDのリリースやコンサートの空気感を味わってほしい。このたび「アメリカン・コンポーザーズ」のCDリリースとコンサートを開く打楽器の上野信一「インタビュー@クラシック」で!

「インタ ビュー @クラシック」
http://classicnews.jp/interview/index1157.html

E・ヴァレーズ(1883-1965)がアメリカにわたって、そこから新しい打楽器の世界が拡がっている。それをたどる歴史的な意味を持つCD「アメリカン・コンポーザーズ」のリリースとコンサートである。コンサート会場で味わう奏者と聴衆の一体感はとても大切である。後進の新しい打楽器奏者がたくさん育ちソロやアンサンブルが盛んになったいる。自らコンサートの開き方、どうあるべきかをともに体験している。
12月にはティンパニーのリサイタルを開く計画もある。


公演情報
《芥川也寸志の合唱曲》

《上野信一&フォニックス・レフレクション アメリカン・コンポーザーズ》  CD発売記念コンサート
2017年6月16日(金) 19時 国立オリンピック記念青少年総合センター カルチャー棟小ホール
アクセス: http://nyc.niye.go.jp/train/

イヴァン・トレヴィノ:キャッチング・シャドウ
ボブ・ベッカー:ムードラ
ウイリアム・クラフト:打楽器のためのカルテット
スティーヴ・ライヒ:マレット・カルテット
ルー・ハリソン:ヴァイオリンと打楽器のための協奏曲
(ソロ・ヴァイオリン:花田和加子)
ジョン・ケージ:サード・コンストラクション

指揮:打楽器:上野信一
打楽器:
悪原至/阪口裕太/伊藤すみれ/佐藤俊斗/亀尾洸一 
新野将之/藤澤仁奈/木次谷紀子/曲淵俊介
ヴァイオリン : 花田和加子

チケット 一般 3,500円 / 学生 2,000円
※全席自由 ※当日券の販売なし。事前に予約してください。
Mail:infophonix2014@gmail.com
FAX : 03-5486-5022

Confetti (カンフェティ) http://confetti-web.com/
TEL:0120-240-540
詳細: http://www.bluemallet.com/hpgen/HPB/entries/737.html
チラシ(PDF/2.6MB)
※こちらのPDFを印刷して、チラシとしてご利用いただけます。


リサイタルの予告!  〜詳細は後日発表!〜
《上野信一・ティンパニ・リサイタル》
2017年12月17日(日)銀座ヤマハ・スタジオ

プログラム

  • エリオット・カーター:8つのティンパニのための小品より
  • フィリップ・ボアヴァン:ドミノIII
  • 松下功: オプティカル・タイム
  • ジャリッド・エリアス:ヒーローの旅(ティンパニ・ソロとエレクトロニクスのための)
  • ジョン・ササス: プラネット・ダムネーション(デジタル・オーディオ・ヴァージョン)
    予定

CD情報
《アメリカン・コンポーザーズ》

《アメリカン・コンポーザーズ》
上野信一&フォニックス・レフレクション(打楽器アンサンブル)

  • 1   I.トレヴィノ:キャッチング・シャドウ (2013)
  • 2-4  W.クラフト:打楽器のためのカルテット (1988)
  • 5-7  S.ライヒ:マレット・カルテット (2009)
  • 8-10 L.ハリソン:ヴァイオリンと打楽器のための協奏曲 (1959) ヴァイオリン:花田和加子(ゲスト)
  • 11 J.ケージ:サード・コンストラクション (1941)
  • Bonus Track
    12 E.ヴァレーズ:13人の打楽器奏者のための《イオニザシオン》 (1931)

ALCD7213 コジマ録音 税抜価格2,800円 2017/04/07発売
詳細: http://www.kojimarokuon.com/disc/ALCD7213.html


《セレモニアル ジョリヴェ打楽器作品集》

《セレモニアル ジョリヴェ打楽器作品集》
ALCD7204 コジマ録音 税抜価格2,800円 2016/11/07発売
詳細: http://www.kojimarokuon.com/disc/ALCD7204.html


《フォニックス・マリンバオーケストラ》《フォニックス・マリンバオーケストラ》
ALCD-7195 コジマ録音 税抜価格2,800円 2016/02/07発売
詳細: http://www.kojimarokuon.com/disc/ALCD7195.html


ペー ジトップへ ▲

2017年6月13(火)
CDレビュー:《ノット指揮による2つのマーラー/交響曲『大地の歌』》ジョナサン・ノット指揮

《ノット指揮による2つのマーラー/交響曲『大地の歌』》ジョナサン・ノット指揮

曲目:交響曲『大地の歌』
作曲:マーラー

《ノット指揮による2つのマーラー/交響曲『大地の歌』》ジョナサン・ノット指揮

1)

独唱:ヨナス・カウフマン(T)
楽団:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ジョナサン・ノット

録音:2016年6月16〜22日 ウィーン、ムジークフェラインザール 
会社:SONY  番号:SICC30425  定価:2600円


《ノット指揮による2つのマーラー/交響曲『大地の歌』》ジョナサン・ノット指揮

2)

独唱:ロベルト・サッカ(T)、スティーヴン・ガッド(Br)
楽団:バンベルク交響楽団
指揮:ジョナサン・ノット

録音 2016年2月8〜13日 バンベルク・コンツェルトハレ、ヨーゼフ・カイルベルト・ザール
会社:TUDOR  番号:7202  定価:オープン価格(輸入盤)


ジョナサン・ノットが異なるオーケストラを指揮してほぼ同時期に録音した『大地の歌』が相次いで発売された。両盤におけるノットの指揮は楽章によって若干演奏時間に長短の違いがあるものの、当然ながら全体としての解釈の大枠そのものは共通している。

ウィーン・フィル盤は本番の演奏に併行してセッションで録音されたが、ノットはダニエレ・ガッティのキャンセルによって登場したものだという。通常二人の歌手によって歌い分けられる曲であるが、ここではカウフマン一人が独唱を務めているのが異例である。テノールといってもカウフマンは声域が広く、本来アルトかバリトンによって歌われる楽章の低い声域も難なくクリアしている。李白の他に終曲では孟浩然の詩の独訳が使われているように一貫したストーリーがあるわけではないが、一人の歌手によって歌われると、交響曲よりも歌曲集としての性格が強くなっているように思われる。それもカウフマンのように表現力の強い歌手ともなると、第一曲「現世の愁いをうたう酒歌」のドラマティックな歌から最後に”ewig”で静かに終わる「告別」に至るまで、濃淡を巧みに歌い分けて一巻のドラマとして大宇宙が完結しているように感じられる。ノットの指揮に鋭敏に反応するウィーン・フィルのたっぷりとした響きもマーラーにふさわしい。

一方のバンベルク響はすでにノットとマーラーの番号付きの交響曲を全曲録音しているが、常任指揮者時代から培われて来た両者のコンビにはいささかの揺るぎもない。オーケトラの各パートを細部まで疎かにしないノットの手腕はここでも存分に発揮されていて、マーラーの緻密な音の構造を明らかにしている。ウィーン・フィル盤とは異なってテノールとバリトンの二人の歌手が起用されているが、テノールのサッカはカウフマンとは違い、やや明るい声質を生かしてその場その場の歌詞の意味をきめ細かに歌い分けている。ガッドもさすがにバリトンとしての表現に長けていて大きな不満しない。ノットはこの二人の歌手とオーケストラを見事に操ってマーラーの『大地の歌』の作品としてのバランスの取れた姿を見事にクローズアップすることに成功している。

野崎正俊(音楽評論家)

ペー ジトップへ ▲

| 最新ニュース | 次に新しいニュース | さらに古いニュース | ヘッドライン一覧 |