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[クラシック・ニュース 2017/9/19〜 9/25]
2017年9月23(土)
《アンサンブル・ウィーン=ベルリン》ウィーン・フィルとベルリン・フィルの木管のスパースターが集合!

《アンサンブル・ウィーン=ベルリン》がやって来る。ウィーンフィル ハーモニー管弦楽団とベルリンフィルハーモニー管弦楽団の木管セクショ ンのトップによって、1983年に設立されて、世界中で大活躍した。

世代交代でいま若いスパースタ―たちによって、メンバーを一新して登 場する。新生のアンサンブルは前のメンバーたちを越える新しい感覚とテ クニックで2015年に登場して、多くの喝采で迎えられたことは印象深い。 木管の世界に新しい可能性が期待できる。

10月3日すみだトリフォニ―ホールでは新日本フィルと《アンサンブル ・ウィーン=ベルリン》のメンバーがソリストとして共演する。妙技が 聴けそうだ。指揮のH・シェレンベルガーは《アンサンブル・ウィーン= ベルリン》の創立メンバーだった。

カール=ハインツ・シュッツ
カール=ハインツ・シュッツ
(FL ウィーン・フィル首席)
ジョナサン・ケリー
ジョナサン・ケリー
(OB ベルリン・フィル首席)
アンドレアス・オッテンザマー
アンドレアス・オッテンザマー
(CL ベルリン・フィル首席)
リヒャルト・ガラ―
リヒャルト・ガラ―
(FG ウィーン・フィル首席)
スュテファン・ドール
スュテファン・ドール
(HR ベルリン・フィル首席)
   

 


コンサート情報 
アンサンブル・ウィーン=ベルリン 2017年日本ツアー

東京
●2017年10月5日(木)19時 紀尾井ホール

  • ジョルジュ・オンスロウ(1784-1853仏):木管五重奏曲 ヘ長調 op.81 [23分]
  • ベートーヴェン:弦楽五重奏曲 op.4(レヒトマン編 木管五重奏版) [27分]
    ***
  • ドビュッシー:子供の領分 [15分] 
  • フランセ:木管五重奏曲 第1番[20分]
  • ベリオ:オーパス・ナンバー・ズー(作品番号獣番) [8分] 
    *奏者によるナレーション付

カール=ハインツ・シュッツ(FL ウィーン・フィル首席)
ジョナサン・ケリー(OB ベルリン・フィル首席)
アンドレアス・オッテンザマー(CL ベルリン・フィル首席)
リヒャルト・ガラ―(FG ウィーン・フィル首席)
スュテファン・ドール(HR ベルリン・フィル首席)

お問い合わせ:03-5429-2399
ヒラサ・オフィス
詳細: http://www.hirasaoffice06.com/concerts/view/150
チラシ(PDF/10MB)
※こちらのPDFを印刷してチラシとしてご利用いただけます。

アンサンブル・ウィーン=ベルリン 2017年日本ツアー

◆アンサンブル・ウィーン=ベルリン 2017年日本ツアー 

●2017年9月29日(金)19:00 神奈川県立音楽堂 Aプロ
問:チケットかながわ 0570-015-415
チラシ(PDF/2.4MB)
※こちらのPDFを印刷してチラシとしてご利用いただけます。


●2017年9月30日(土)15:00 彩の国さいたま芸術劇場 音楽ホール Bプロ
問:彩の国さいたま芸鬱劇場 0570-064-939

●2017年10月1日(日)15:00 三鷹市芸術文化センター 風のホール Cプロ
問:三鷹市芸術文化センター 0422-47-5122

アンサンブル・ウィーン=ベルリン 2017年日本ツアー

●2017年10月3日(火)19:00 会場:すみだトリフォニーホール
[スーパー・ソリスト meets 新日本フィル アンサンブル・ウィーン=ベルリン&新日本フィル]  特別プロ       
問:トリフォニーホールチケットセンター 03-5608-1212
チラシ(PDF/1.9MB)
※こちらのPDFを印刷してチラシとしてご利用いただけます。
詳細: https://www.triphony.com/concert/detail/2016-11-001234.html


●」2017年10月5日(木)19:00 紀尾井ホール Dプロ
問:ヒラサ・オフィス 03-5429-2399

●2017年10月6日(金)19:00 いずみホール(大阪)Cプロ
問:いずみホールチケットセンター 06-6944-1188

●2017年10月7日(土)16:00 松本市音楽文化ホール Aプロ
問:松本市音楽文化ホール 0263-47-2004

≪Aプロ≫

  • ニーノ・ロータ:ささやかな音楽の捧げ物 [4分]
  • ジュリオ・ブリッチャルディ (1818-1881伊):「セビリアの理髪師」による幻想的なポプリ [10分]
  • レスピーギ:木管五重奏曲 ト短調 [11分]
  • ベリオ:オーパス・ナンバー・ズー(作品番号獣番) [8分] 
    *奏者によるナレーション付
    ***
  • ツェムリンスキー:ユモレスク [4分]
  • バルトーク:ルーマニア民俗舞曲 [5分] 
  • ヒンデミット:小室内音楽  [13分]
  • リゲティ:6つのバガテル [12分]

≪Bプロ≫ 

  • ツェムリンスキー:ユモレスク [4分]
  • バルトーク:ルーマニア民俗舞曲 [5分] 
  • ヒンデミット:小室内音楽  [13分]
  • リゲティ:6つのバガテル [12分]
    ***
  • ドビュッシー:子供の領分 [15分] 
  • フランセ:木管五重奏曲 第1番[20分]
    ベリオ:オーパス・ナンバー・ズー(作品番号獣番) [8分]
  • *奏者によるナレーション付

≪Cプロ≫ 

  • ツェムリンスキー:ユモレスク [4分]
  • バルトーク:ルーマニア民俗舞曲 [5分] 
  • ヒンデミット:小室内音楽  [13分]
  • リゲティ:6つのバガテル [12分]
    ***
  • ニーノ・ロータ:ささやかな音楽の捧げ物 [4分]
  • ジュリオ・ブリッチャルディ (1818-1881伊):「セビリアの理髪師」による幻想的なポプリ [10分]
  • レスピーギ:木管五重奏曲 ト短調 [11分]
  • ベリオ:オーパス・ナンバー・ズー(作品番号獣番) [8分] 
    *奏者によるナレーション付

≪Dプロ≫

  • ジョルジュ・オンスロウ(1784-1853仏):木管五重奏曲 ヘ長調 op.81 [23分]
  • ベートーヴェン:弦楽五重奏曲 op.4(レヒトマン編 木管五重奏版) [27分]
    ***
  • ドビュッシー:子供の領分 [15分] 
  • フランセ:木管五重奏曲 第1番[20分]
  • ベリオ:オーパス・ナンバー・ズー(作品番号獣番) [8分] 
    *奏者によるナレーション付

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2017年9月23日(土)
東京音楽通信〔220〕  2017年9月(その1)

さて、シーズンに入り注目公演が続いているので、どんどんレポートしていきます。
まずは前回の大澤寿人で始まったサントリー・サマフェスの続きから。

サントリー芸術財団 サマーフェスティバル 2017 ザ・プロデューサーシリーズ 片山杜秀がひらく「日本再発見」

陰と陽

戦後日本と雅楽 ―― みやびな武満、あらぶる黛――70年代は現代音楽と雅楽が急速に近づいた時代です。異種コラボによって数々の果実が産み落とされましたが、武満と黛の雅楽代表作を対比させたこの日のプログラムはその果実を味わう格別の体験となりました(9月4日、ブルーローズ)。

武満徹「秋庭歌一具」は第4曲の「秋庭歌」が独立して作曲された後、5曲を書き足して全6曲とした大作。舞台中央のグループとそれを三方から取り囲むグループの応答によって進んでいきますが、時間的・空間的シンメトリーが巧妙に仕込んであるあたりが武満らしい。

入退場にあたる「参音声」(第一曲)、「退出音声」(第六曲)には鼓による同じリズムが当てられて、その間にエコーと題された「吹渡」や、主に笛がメロディーを歌う「塩梅」が配置されています。核となる楽章、「秋庭歌」の中間部に置かれた総奏は壮観で、この曲のクライマックスを形成していました。

黛敏郎「昭和天平楽」は珍曲で、初演時(1970年)以来の再演ということでした。黛が雅楽から多くのインスピレーションを受けたことはよく知られていますが、その源泉に触れる思いがしました。武満に比べサウンドは遙かに直接的で、低音部を補強された大規模な笙のセクションや、大活躍する太鼓のセクションがダイレクトな躍動感を演出。規則的に刻まれるパルス上で展開されるクラスターのように稠密な音場は、圧倒的な破壊力をもっていました。

怜楽舎の演奏はそれはそれは魅力的で、感銘を受けました。天界の扉を開くような笙のピュアな響き。笛の音程の揺らぎが醸し出す時のはかなさ。自国が素晴らしい音楽文化を育んできたことを身を持って感じました。

秋庭楽一具 昭和天平楽
秋庭楽一具 昭和天平楽


きっちりかアバウトか

戦後日本のアジア主義―はやたつ芥川、まろかる松村 ―― 芥川也寸志と松村禎三、いずれも音楽史を語る上で重要な作曲家ですが、こうして並べて考えたことはなかった。このプログラミングのこころは「反復」にあるのですが、両者の反復はかなり異なるものだから。タイトルの「はやたつ」とか「まろかる」って見慣れない言葉ですが、ようするにきっちり反復するのが芥川で、アバウトにやるのが松村、と筆者は理解しました(9月6日、ブルーローズ)。

前半は泊真美子のピアノを中心に3曲。芥川「ラ・ダンス」は大学在学中のピアノ曲。 オスティナートなどの反復を構造原理とする伊福部的「アジア」をベースにモダンな要素を絡めた感じ。松村「ギリシャによせる2つの子守歌」。なんとも心地よいパターン音形に異音が次々に投入されて、耳をちくっと刺激するのですが、反復されるうちに文脈に回収されていく。一種のヒーリングミュージックみたいに響きますが、作曲が1969年だから、やっぱり時代を先駆けています。「弦楽四重奏とピアノのための音楽」(1962)は例のぐたぐたに厚塗りされた「交響曲」と同じ時期の作品で、ぐしゃっとした音の固まりが不規則な周期で繰り返される。

後半はサントリーの佐治敬三を追悼した松村「肖像」(2006)から。断章をつないだ音楽で、サントリーホール館長でもあるチェロの堤剛が貫禄の演奏。続く「弦楽のためのプネウマ」では松村の音楽の本質がねっとりと絡みつくような身体性にあることをつくづく実感。芥川「弦楽のための三章」。4・3・2・2・1という最小限の編成で、いつもは聴き逃している細部の工夫がみえて面白かった。若手たちの合奏もフレッシュ(指揮:伊藤翔)。

ピアノ:泊 チェロ:堤
ピアノ:泊 チェロ:堤


伊福部で新境地

戦中日本のモダニズム ―アジア主義、日本主義、機会主義 ―― この日のお題は日中戦争から太平洋戦争にかけての戦時下に作られた管弦楽曲。聴いたことのある曲が多かったけれど、こういうプログラミングはまずない(9月10日)。

尾高尚忠「交響的幻想曲〈草原〉」。満州奥地蒙古の大草原を描いた交響詩。ゆったりとさわやかに始まり、途中で行進曲調の部分も出てきますが、オーケストレーションもすっきりしていて聴きやすい。尾高はウィーンに留学していましたが、独墺というより19世紀後半のフランス交響曲運動あたりのテイストを強く感じました。山田一雄「おほむたから」はマーラーの5番のフレーズを随所に引用し、屈折したポリフォニーに日本風の旋律が絡まるグロテスクなキメラぶりが、異様に高揚した戦時下の精神状態を反映していると読めなくもない。

伊福部昭「ピアノと管弦楽のための協奏風交響曲」。尊敬の念を込めて書くんですが、こういう文脈だと伊福部のヘンタイっぷりが改めて際立つ。みんなフランス流とかドイツ流とかって、追いつけ追い越せに一生懸命な時代に、そもそも発展だの展開だのという概念を持たず、異なるパターンをひたすら併置していくだけの音楽を延々とつないでいく。でもこの説得力は何だ、と。こういう西洋音楽の概念にないものを、ソロの小山実稚恵がいったいどう演奏するか、想像もつかなかったのですが、終始ノリノリで楽しそうでした。理屈ではなく血が騒ぐって感じ。小山、伊福部で新境地、か。何だか凄いものを見た。

諸井三郎「交響曲第三番」は敗戦色も濃厚な時代の空気を反映してか、全編におもーい雲が垂れ込めている。終楽章で、分厚い雲の合間から薄明かりが差してくるのがわずかな希望。リニューアルなったサントリーホールのパイプオルガンが登場しましたが、サン=サーンスのシンフォニーみたいな派手さはゼロで、ひたすらオケを下支えしていました。当時のオケがひ弱だったから? ならば今の東フィルには必要ないかも。下野竜也が共感あふれる演奏を繰り広げてくれました。

平成29年度新国立劇場地域招聘オペラ公演 びわ湖ホール サリヴァン作曲 コミック・オペラ「ミカド」 ピアノ小山
  ピアノ小山


現代音楽の未来

テーマ作曲家 ゲオルグ・フリードリッヒ・ハース ―― 今年のテーマ作曲家は倍音や微分音など用い独自の世界を作り上げているオーストリアの作曲家ハース。委嘱新作を含む管弦楽作品展を聴きました(9月7日)。

まずはハースの師匠筋に当たるフリードリヒ・ツェルハ「夜」(2013)。巧みな管弦楽法でオーケストラを顫動させ、夜の気配の彼方でうちふるえる不安を描いています。時にははっきりとした旋律線が現れ、詩的な世界を作りながら、媒体の扱いは合理的。これはハースにも共通する態度だと思います。

サントリーホールが海外の団体と共同委嘱した新作「ヴァイオリン協奏曲第2番」(2017)は、9つの小さなセクションをつないだ30分単一楽章の大作。ハースのトレードマークである倍音を中心としたサウンドと、それに対する陰りとしての微分音程は用いられていましたが、語り口はそれにとどまらずかなり多彩で、ティンパニの刻みにのった荘重なエンディングまで、アイディア満載。ソロのミランダ・クックソンは現代物を得意としているようですが、ロマン派のコンチェルトのように美音かつなめらかな演奏になっていました。これは貴重な演奏家です。

後半はハース推薦、20代のアメリカ人作曲家キャサリン・ボールチ「リーフ・ファブリック」(2017)。オーケストレーションが精妙で、飛沫のようにはじける木管楽器の中にすら、倍音の痕跡が感じられ、それはまた、どこかエコロジカルな作品のコンセプトとも共鳴します。ハース「夏の夜に於ける夢」(2009)。メンデルスゾーンの「真夏の夜の夢」や「フィンガルの洞窟」の引用がメインですが、ここでハースは絵巻物の雲海のように語り手の位相を作って、雲海の中からメンデルスゾーンを召還する。オケを自然に鳴らしながら、きっちりと新しさを表現しているあたりに、現代音楽の未来を感じました。

ピエタリ・インキネン指揮日本フィルハーモニー交響楽団第690回定期演奏会 ワーグナー「ラインの黄金」 ヴァイオリン:ミランダクックソン
  ヴァイオリン:ミランダクックソン

写真提供:サントリー芸術財団

江藤光紀 (音楽評論)

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2017年9月23(土)
新譜CD ギター:山田岳《OSTINATI/オスティナーティ》に見る変化自在なギターを越えた新しい音楽 創造の世界を!
ギター:山田岳
ギター:山田岳
(C)SLOT PHOTOGRAPHIC

ギターの山田岳が新譜CDをリリースした。  山田岳の新譜CD《OSTINATI/オスティナーティ》はギターを越えた新し い音の世界を創造するような音の空間を描き上げる。 「インタビュー@クラシック」で山田岳が語る。

「インタ ビュー @クラシック」
http://classicnews.jp/interview/index1176.html

このCDの聴きどころ、目指すものは何か? ギターリストとしての歩んだ道などを語る。

たんにギター演奏の域にとどまらず、ギターのカテゴリーのあらゆる楽器を使って、弦を弾く役割以外にエレクトロ二クスも駆使、時には多重録音も行い、新しい音響空間を創造している。

彼はギターで現代作品の演奏の第一人者として多くの作曲家に深い信頼で結ばれて、活発な活動を続けている。10月12日には両国門天ホールでこの新譜CDリリースを記念したソロライブコンサートを開く。

山田岳
https://gacchan2001.wixsite.com/gakuyamada/


CD情報 
《石井佑輔 ピアノリサイタル》〜フランス現代音楽へと到る “もうひとつの道”

《OSTINATI/オスティナーティ》

  1. ジェームズ・テニー (1934-2006):6台のエレクトリックギターとエレ
    クトリックベースのための《七重奏曲》(1981)
  2. 山根 明季子(1982- ):アコースティックギターのための《毒棘》(2012)
  3. 鈴木 治行(1962- ):語りとアコースティックギターのための《想起 - 迂回》(2016)
  4. ヴィンコ・グロボカール (1934- ):アコースティックギターとエレクトリックギターのための《水についての対話》(1994)
  5. 川上 統 (1979- ):エレクトリックベースのための《ゴライアスオオツノハナムグリ》(2016)
  6. 山本 和智 (1975- ):アコースティックギターのための《ドルドラムIa》(2012)
  7. 松平 頼暁 (1931- ):エレクトリックギターのための《オスティナーティ》(2016)
  8. アルド・クレメンティ (1925-2011):10コース・ルネサンスリュートのための《ミケランジェロ・ガリレイの断片に基づくファンタジア》(1978)
  9. アルヴィン・ルシエ (1931- ):アコースティックギターとサイン波のための《月光に輝く散り敷ける落葉の上に》(2012)

山田岳(アコースティックギター、エレクトリックギター、エレクトリックベース、10コース・ルネサンスリュート)
秋山 徹次(語り) [3]

録音:STUDIO JOY 2016年10月17-18日、11月21,24日、2017年1月16,24日:神奈川県立相模湖交流センター 2016年12月1日 番号:ALCD-114  税抜価格:2,800円 2017/08/07発売
会社:コジマ録音
http://www.kojimarokuon.com/disc/ALCD114.html

コンサート情報:
《Gaku Yamada SOLO 山田岳ソロライブ》

《Gaku Yamada SOLO 山田岳ソロライブ》
CD「Ostinati」発売記念
2017年10月12日(木)19時 両国門天ホール
(〒130-0026 東京都 墨田区両国1-3-9, 1-1F)

  • ジュード・ウェイアメイア 《ハート型のサングラス》 (2011)
  • 川上 統 《ゴライアスオオツノハナムグリ》(2016)
  • 木下 正道 《リュートのための新作》(2017・初演)
  • ジェームズ・テニー 《七重奏曲》(1981)
  • ルイス・ヴィーク 《五 Guitars》 (1981)
  • 福井 とも子 《a color song III》 (2013)
  • 山本 和智 《ドルドラム Ia》(2012)

前売り\3,000 当日 \3,500
チラシ(PDF/201KB)
※こちらのPDFを印刷して、チラシとしてお使いいただけます。

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2017年9月21(木)
CDレビュー:《サマーナイト・コンサート2017》ウィーン・フィル
《サマーナイト・コンサート2017》ウィーン・フィル

《サマーナイト・コンサート2017》ウィーン・フィル

◎曲目

  1. ドヴォルザーク:「謝肉祭」序曲Op.92
  2. ドヴォルザーク:歌劇『アルミーダ』OP.115〜「美しいカモシカを追って」
  3. ドヴォルザーク:歌劇『ルサルカ』Op.114〜「月に寄せる歌」
  4. チャイコフスキー:バレエ組曲『眠りの森の美女』Op.66a〜第2曲アダージョ「パ・ダクシオン」、第5曲「ワルツ」
  5. ラフマニノフ:12のロマンスOp.21-3「黄昏」
  6. ラフマニノフ:6つのロマンスOp.4-4「美しい人よ、私のために歌わないで」
  7. ラフマニノフ:12のロマンスOp.14-1「春の奔流」
  8. フンパーディンク:歌劇『ヘンゼルとグレーテル』前奏曲
  9. ジョン・ウィリアムズ:映画『ハリー・ポッターと賢者の石』〜「ヘドウィグのテーマ」
  10. ストラヴィンスキー:バレエ組曲『火の鳥』〜第5曲「カスチェイの凶悪な踊り」、第6曲「子守歌」
  11. スメタナ:歌劇『売られた花嫁』~道化師の踊り

独唱:ルネ・フレミング(S)(2,3、5~7)

楽団:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

指揮:クリストフ・エッシェンバッハ

録音:2017年5月25日(ライヴ)  ウィーン、シェーンブルン宮殿
会社:SONY
番号:SICC30450
定価:2600円

近年恒例として初夏の一夜に開催されているウィーン・フィルのサマーナイト・コンサートであるが、従来シェーンブルン宮殿の庭園の中央に設けられていた仮設舞台が、今年は宮殿の建物を背景にその前に設営された。もちろん録音に関係はなく、一万人ともいわれる観客席収容の都合だろう。

クリストフ・エッシェンバッハが三年ぶりに指揮台に立った今年のコンサートのテーマは“おとぎ話と神話”である。プログラムはスラヴ系の曲が多く組まれている。それを表面的にみるのではなく、作曲家にインスピレーションを与えた原点として捉えるのが正しいようである。エンシェンバッハの指揮はことさら自己をアピールしたり、逆に聴衆に媚びるようなこともない。『謝肉祭』をはじめとしてきわめてオーソドックスな形でまとめられていて、チャイコフスキーとストラヴィンスキーのバレエ組曲も共に抜粋ながら、少しも中途半端な感じはない。ドヴォルザークのオペラのアリアとラフマニノフの歌曲四曲ではソプラノのフレミングが歌っているが、これまた艶やかな美声を生かした親しみやすい歌唱を繰り広げているのが聴きものである。そして『ハリー・ポッターと賢者の石』のテーマ曲は映画音楽作曲家であるジョン・ウィリアムズの鬼才ぶりを見せつける。幅広い年齢層の観客に受け入れられたことだろう。

アンコールとしてスメタナの『売られた花嫁』の「道化師の踊り」が演奏されたのは、冒頭のドヴォルザークを意識した選曲だろう。なお日本ではテレビで放映されたが、海外ではDVDも発売されている。

野崎正俊(音楽評論家)

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