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インタビュー@クラシック
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[クラシック・ニュース 2017/11/28〜 12/4]
2017年12月3(日)
新譜CD紹介:《J.S. バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータBWV 1001-1003 川田 知子 (ヴァイオリン)》
《J.S. バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータBWV1001-1003 川田 知子 (ヴァイオリン)》

《J.S. バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータBWV1001-1003 川田 知子 (ヴァイオリン)》

J.S. バッハ

  • 無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータ
  • 1-4、ソナタ第1番ト短調BWV 1001
  • 5-12、パルティータ第1番 ロ短調 BWV 1002
  • 13-16、ソナタ第2番 イ短調BWV 1003

川田 知子 ヴァイオリン

MM-4013  税抜定価¥3,000 2017年7月25日発売
マイスターミュージック:
http://www.meister-music.com/new.html

ヴァイオリンの川田知子は演奏家としてソロや室内楽など、盛んに活動している中堅奏者である。後進の人たちにもよき指導者としての存在である。川田知子はこのたびバッハのヴァイオリン・ソナタとパルティータの新譜CDをリリースした。

バッハに向き合いその大きなメッセージが伝わってくる。誠実な姿勢で、ひたむきに音楽に集中している。技巧的にも優れた内容で聴きごたえのあるCDのリリースである。

川田知子
http://tomoko-kawada.com/

試聴:川田知子
http://ml.naxos.jp/artist/77296
NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリー)

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2017年12月3(日)
ヴァイオリン和波たかよし恒例のクリスマス・バッハシリーズ「バッハと四季」で!
ヴァイオリン:和波たかよし
ヴァイオリン:和波たかよし

毎年ヴァイオリンの和波たかよし恒例の「クリスマス・バッハシリーズ」も第25回をむかえる。

今年は弦楽アンサンブルを編成して「バッハと四季」というタイトルでバッハのヴァイオリン協奏曲2曲とヴィヴァルディの四季を演奏する。「インタビュー@クラシック」で和波たかよしが語る。

「インタ ビュー @クラシック」
http://classicnews.jp/interview/index1190.html

このコンサートにいたる道筋を語る。バッハとヴィヴァルディのコンサートは40年前にも演奏会をした。その間の多くの変化があって、いまそれらの楽曲に対する考え方を語る。

ライブノーツから和波たかよし(Vn)、岩崎洸(Vc)、土屋美寧子(Pf)のトリオの新譜CDがリリースされた。この9年間トリオを組んで演奏を重ねったものである。内容的にも聴きごたえのある演奏が楽しめる。2018年秋にコンサートを予定している。

和波たかよし
http://music-wanami.com/


コンサート情報
《第25回記念 和波たかよし クリスマス・バッハシリーズ》〜バッハと四季 記念弦楽アンサンブルと共に〜

2017年12月23日(土・祝)14時 東京文化会館小ホール
《第25回記念 和波たかよし クリスマス・バッハシリーズ》
 〜バッハと四季 記念弦楽アンサンブルと共に〜

  • J.Sバッハ(1685-1750):
    ヴァイオリン協奏曲 第1番 イ短調 BWV1041
    :ヴァイオリン協奏曲 第2番 ホ長調 BWV1042
  • A.ヴィヴァルディ(1678-1741):ヴァイオリン協奏曲集「四季」op.8 no.1-4
  • Vn独奏:和波たかよし
  • 『25回記念弦楽アンサンブル』
    Vn:景山裕子/佐ぶ(にんべんに分)利恭子/田島高宏/横山奈加子
    Vla:青木紀子/中村智香子
    Vc:小川和久
    CB:矢内陽子
    Cemb:伊藤一人

全席指定: A=\6000 B=\5000お問い合わせ:03-3560-3010
お問い合わせ:03-3560-3010
チラシ(PDF/1.82MB)
※こちらのPDFを印刷し、チラシとしてご利用頂けます。
詳細:
http://amati-tokyo.com/performance/20110828.html

新譜CD情報
《ピアノ・トリオ シューマン&ドビュッシー&ブラームス和波たかよし(Vn)/岩崎洸(Vc)/土屋美寧子(Pf)》

《ピアノ・トリオ シューマン&ドビュッシー&ブラームス和波たかよし(Vn)/岩崎洸(Vc)/土屋美寧子(Pf)》

  • シューマン:ピアノ三重奏曲第1番 ニ短調 Op.63
  • ドビュッシー:ピアノ三重奏曲 ト長調
  • ブラームス:ピアノ三重奏曲第3番 ハ短調 Op.101

録音:2017年4月21、22日 富士見市民文化会館 キラリふじみでの録音セッション
ナミ・レコード  WWCC-7845 \2,500 +税   2017年9月25日発売
http://www.nami-records.co.jp/archive/201710.html


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2017年11月30(木)
上野優子ピアノリサイタル プロコフィエフ・ソナタ全曲シリーズ 〜プロコフィエフにはどのピアノがお似合い? 第1回スタインウェイ〜
ピアノ:上野優子
ピアノ:上野優子

ピアノの上野優子はこれからプロコフィエフのピアノソナタを全曲を数年かけて、取り組んでゆく。今回はプロコフィエフのソナタの第1、2番とトッカータを軸にして、ベートーヴェン「月光」ソナタやドビュッシ―、シベリウスでプログラムを組んだ。

これからのリサイタルで、同じ会場でピアノの6つの名器との出会いも楽しめるようになっている。
「インタビュー@クラシック」で!

「インタ ビュー @クラシック」
http://classicnews.jp/interview/index1189.html

今年で革命100年記念を迎えた。プロコフィエフ(1891〜1953)は革命をはさんだ激動の時代に生きた。その時代のさまざまな思いを作品に込められているだろう。

上野優子の持つ技巧に満ちた力と作品の叙情性をあわせて、多くの人にピアノ音楽のたのしみを味わうことができるだろう。

今後の予定

  • 第1回 スタインウェイ   ソナタ第1番、2番
  • 第2回 ファツィオリ    ソナタ第3番、4番
  • 第3回 ベーゼンドルファー ソナタ第5番、7番
  • 第4回 カワイ       ソナタ第6番
  • 第5回 ベヒシュタイン   ソナタ第8番
  • 第6回 ヤマハ       ソナタ第9番、第10番(未完)、ソナタ第5番(改訂版)

上野優子
http://yuko-ueno.com/


コンサート情報
《上野優子ピアノリサイタル プロコフィエフ・ソナタ全曲シリーズ》第1回 スタインウエイ

《上野優子ピアノリサイタル プロコフィエフ・ソナタ全曲シリーズ》
第1回 スタインウエイ
2017年12月13日(水)19時 すみだトリフォニー 小ホール

  • ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番 嬰ハ短調 Op.27-2
  • ドビュッシー
    :べルガマスク組曲より「月の光」,
    :ピアノのために
  • シべリウス:5つの小品 Op.75より
    第4曲「白樺の木」、第5曲「樅の木」
  • プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ 第1番 ヘ短調 Op.1
    :トッカータ Op.14
    :ピアノ・ソナタ 第2番 ニ短調 Op.14

チケット料金:一般3,500円 学生2,500円 全席自由
チケット取り扱い:
カンフェティ 0120-240-540 http:confetti-web.com/
ローソンチケット http://l-tike.com/ (Lコード:31728)
お問い合わせ:03-5206-5501
チラシ(JPG /648KB、/708KB)

新譜CD情報
《リストをめぐる作曲家たち 上野優子(ピアノ)》〜ボルトキエヴィチ/バルトーク/ジロティ〜

@《リストをめぐる作曲家たち 上野優子(ピアノ)》
〜ボルトキエヴィチ/バルトーク/ジロティ〜

  • バッハ=ジロティ:プレリュード ロ短調
  • セルゲイ・ボルトキエヴィチ:ピアノ・ソナタ第1番 作品9 ロ長調:エレジー 作品46 嬰ハ長調
  • フランツ・リスト:愛の夢−3つのノクターン S.541 R.211
  • ベラ・バルトーク:ピアノ・ソナタ Sz.80
  • モーツァルト=リスト:アヴェ・ヴェルム・コルプス ロ長調 S.461a

上野優子(ピアノ)
録音:2015年3月3,4日 富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ(埼玉)
RGCD‐1040 レグルス  \2,500+税


《上野優子(ピアノ) 20世紀ロシアを彩る3人の“セルゲイ”による作品集》

A《上野優子(ピアノ) 20世紀ロシアを彩る3人の“セルゲイ”による作品集》

  • ラフマニノフ:ショパンの主題による変奏曲op.22
  • ボルトキエヴィッチ:10の前奏曲 op.33
  • プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第7番「戦争ソナタ」 op.83

上野優子(ピアノ)

録音:2008年1月7日,8日 横浜市港南文化センター「ひまわりの郷」
RGCD‐1026 レグルス \2,500+税

レグルス
http://regulus-classics.com/


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2017年11月30日(木)
東京音楽通信〔224〕 2017年11月(その1)
世界のクァルテット最前線

サルビアホール クァルテット・シリーズ テンペラ・クァルテット ―― 鶴見駅に隣接するサルビア・ホールは市の建物の中にある100席程の小さなホール。ここを拠点に市民団体・横浜楽友会が主催するクァルテット・シリーズは世界の一流団体でラインナップを組んでいて、小粒ながら存在感がある。フィンランドのトップ団体、テンペラ・カルテットを聴きにいきました(11月1日)。

最初の音が鳴った瞬間、音がぱあっと広がっていったのに驚いた。このくらいの会場だと体験的には生音がびんびん来るはずなんですが、ここは天井が高く、一度上に上がった音がふんわりとしたクッションになる 。ラウタヴァーラ、ノルドグレンという前半のとんがったプロもいい。ツアーの選曲って看板プロに偏りがちですが、「やりたいものをやってもらう」のが主催者の方針だそう。

テンペラは4人とも女性という珍しい団体で、どちらかというと誰かがリードするのではなくみんなが均等に役割分担している感じ。だから一定の呼吸があり、バランスも内声までよく聞こえる。強いていうとヴィオラが少し弱いところがあったかな。クラシック・モダンという感じのラウタヴァーラ(第1番)に対し、ノルトグレン晩年の第10番は日本をテーマにした詩的な作品で、時折差し挟まれる小さな鈴のちりんちりんという音が可愛らしい。

後半はシベリウスで、「モルト・モデラート―スケルツォ JS134」という断章を最初に演奏し、それから生前に唯一発表されたカルテット。前半のすっきりしたアプローチからロマン派らしい上気して熱を帯びた音に変わっていました。中間楽章で巨大な構築性を見せた後、第四楽章後半からフィナーレにかけて、爽快な追い込みを聴かせてくれた。

この大きさ、このアコースティック、このラインナップ、このプログラム。で、さらにリーゾナブルな価格。世界の最前線を知りたいならお勧めです、サルビア・ホールのクァルテット・シリーズ。



ふんわり優しいボストン・サウンド

KDDIスペシャル アンドリス・ネルソンス指揮ボストン交響楽団来日公演 ―― ボストン響は3年前に久々に来日し、小澤時代以来久々に格調高い伝統テイストの健在ぶりをみせてくれましたが、このときはマゼール急逝によるデュトワの指揮でした。もうネルソンスは音楽監督に就任していたので「一緒に来てほしい!」の夢がようやく実現。しかも同時期に、来期からカペルマイスター就任が決まっているゲヴァントハウス管も来日中(こちらはブロムシュテット)。この2年間のネルソンスの躍進ぶりが際だちました(11月8日、サントリーホール)。

さて一曲目はモーツァルト「フルートとハープのための協奏曲」。フルートのエリザベス・ロウ、ハープのジェシカ・ジョウともに団員で、独奏が立つというよりは、オケとよく対話しつつ肌理細やかなアンサンブルを作っていく。ロウはまっすぐ太い音で、迷いのない正攻法の解釈。もうちょっと色気が…という気もするけれど、明るく健康的な香気がほのかに漂ってくるのがいい。特に両端楽章で弦がジューシーかつ立体的に鳴っていて、豪華な奥行きを作り出しました。ハープがフルートを美しく縁取りますが、音量がやや小さく少し沈んだ感じがしました。もう少し小さいホールで聴ければ。

ラフマニノフ「交響曲第二番」はボストン響の能力をうまく引き出しながら、自らの音楽を存分に展開するネルソンスの才能に魅了されっぱなし。スコア通りに演奏すると厚ぼったくぼってりするので、9月の広上&京都市響みたいに意識的に軽いサウンドで作っていくのも手だけれど、ボストンはヴォリューム感がありながら、金管が一歩引いて弦と程良くバランスを作り、聴き手の顔を張り飛ばすような堅い響きは決して作らない。

ネルソンスはボストン響の特性をよく把握し、ここぞというところではバスを先頭に一気に踏み込んでいく。一体感をもって動くので、体が持っていかれる感じがしました。一方、歌謡的な旋律はたっぷりと歌ってコクを出す。アイディア豊かに新しい展開を次々と導き、シークエンスの変化が鮮やか。あっという間の一時間でした。



ミュンヘン・バイエルン州立劇場
月半ばはミュンヘンに飛び、先日来日したばかりのバイエルン州立歌劇場で 2本のプロダクションを見ました。

●プッチーニ「トスカ」 ―― 今、ここのオペラ座は賑わっていて、座席占有率は95%、つまりほとんどの公演が完売。凄い勢いですね。この日のトスカは2年前に亡くなったリュック・ボンディ演出の2010年のプロダクションで、新しいものではないのですが客席もほぼ埋まっていました(11月11日)。

始まってみれば人気の理由もよくわかる。何といっても歌唱陣が粒より。まずタイトルロールのアニヤ・ハルテロスが素晴らしい。ドラマティックなソプラノで、輝かしいハイトーンを始め歌唱表現が力強いだけでなく、すらっと背が高く演技も良い。切々と訴えた「歌に生き、愛に生き」。撃たれたカヴァラドッシに駆け寄る幕切れで、希望が絶望へと切り替わるときの振幅の表現も実に真に迫っている。激情の迸りによって語りが歌になるというオペラの生理がすっと入ってきました。

スカルピアのジェリコ・ルチッチも見た目は今一つぱっとしないけれどさすがはベテランで、テ・デウムの最後のところで従者が担いできた大きなマリア像の足元に跪いて衣装の裾にキスをする。聖性の前でこうべを垂れた直後の第二幕では、しかし執務室に娼婦たちを侍らせ放恣にふけっている。謎めいた人物像、妖しい二面性が表現されていた。なかなかの役者。カヴァラドッシのジョセフ・カレヤも持ち前の美声で「星は光りぬ」をばっちり決めて喝采を浴びていました。

時折日本にも客演しているパオロ・カリニャーニの指揮による伴奏も見事だった。苦悩や悲しみの表現になると、ピットからゆらゆらと気のようなものが立ち上ってきて、聴き手を感情移入へと導いていく。音符を正確に弾くとか、音がしっかりあっているとかいうのと違う次元で、劇を良く知っている感じ。シンフォニー・オーケストラが真似できない座付きオケの真骨頂です。

プッチーニ「トスカ」 プッチーニ「トスカ」 プッチーニ「トスカ」
プッチーニ「トスカ」   プッチーニ「トスカ」
Wilfried Hosl

●R.シュトラウス「無口な女」 ―― 翌日(11月12日)はご当地作曲家、R.シュトラウスの「無口な女」。こちらはベルリンのコミッシェ・オーパーを拠点に強烈な演出でしばしば物議を醸しているバリー・コスキーの演出。舞台中央に巨大な台座が据えられ、その上にベットが置かれモロズス卿(ラース・ヴォルト)が寝間着姿でぐずついている。

舞台後方はそっけない黒壁で、バックステージものという趣向らしい。第一幕後半でヘンリーの率いるオペラ一座がなだれこんでくるのですが、着物を着る若い女(蝶々夫人)、闘牛士(カルメン)、エジプトの神官(アイーダ)といった元ネタが辿れるギラギラな衣装に身を包んだ集団は、まさにカオスそのもの。そこに混じっているバレリーナの衣装は前半分しかなく、お尻丸出しのままクルクルとスピン。後半にはサーカスの曲芸まで加わって、騒がしいのが大の苦手のモロズスだけに、これはたまらんだろうと気の毒になりました。

ついでに言うと、第三幕に出てくるオウムを歌う男性歌手もやはりTバックでギャーギャー鳴く悪趣味っぷり。第二幕の水夫たちは車イスに乗った退役軍人と化している。第三幕では巨大な台座が垂直に持ち上がって、モロズスが地下に隠し持っていた金貨がばらばらと落ちてくる。卑小な人間像、えげつない守銭奴ぶりを壮大な仕掛けで表現するというギャップに、客席もくっくっとかおーっとか、苦笑なのか失笑なのか分からないけど楽しそう。

歌唱陣ではアミンタを歌ったブレンダ・ラエが突出していた。この人、恐るべき高音を持っていて、モブシーンでも突き抜けた存在感を発揮。そういえば、先日の日本公演の「魔笛」の夜の女王も、凄まじい怨念の迫力でパミーナを催眠状態にかけていました。彼女のコロラトゥーラは線は細いんだけれど刺すような力があり、トンビのように美しい曲線を描いて宙を駆ける。

衣装が派手なだけでなく、台詞も音符も多く、全てが過剰な作品ですが、さらにステファン・ショルテスが飛んだり跳ねたりとノリノリの指揮。他愛もないコメディなのに長い作品ですが、飛ぶように過ぎたミュンヘンの夜でした。

R.シュトラウス「無口な女」
R.シュトラウス「無口な女」   R.シュトラウス「無口な女」
W.Hoesl

 

江藤光紀 (音楽評論)

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