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[クラシック・ニュース 2016/7/26〜 2016/8/1]
2016年7月26(火)
DVD紹介: 《マリス・ヤンソンス・コンダクツ》バイエルン放送響
《マリス・ヤンソンス・コンダクツ》バイエルン放送響《マリス・ヤンソンス・コンダクツ》バイエルン放送響

曲目

  1. ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番ハ短調Op.37
  2. バッハ:『フランス組曲』第5番ト長調BWV. 816〜サラバンド
  3. R・シュトラウス:交響詩『英雄の生涯』Op.40

独奏:内田光子(P)(1,2)
楽団:バイエルン放送交響楽団

指揮:マリス・ヤンソンス

収録:2011年5月(ライヴ) ミュンヘン、フィルハーモニー・イン・ガスタイク
会社:Arthaus
番号:101683
定価:オープン価格(輸入盤)

いかにもドイツ音楽の本流を行く作品が収められている。ベートーヴェンのピアノ協奏曲は厚みのある堂々とした演奏であるが、ことさら大きく構えたところはない。そのようなヤンソンスの緻密な音楽作りの中にあって、内田光子も抑制の効いたピアノを聴かせている。とはいえ決して音楽が小じんまりとまとまることはなく、第1楽章ではカデンツァに入ってからコーダに向かってのエネルギッシュな演奏はやはりベートーヴェンの音楽である。第3楽章のロンドもダイナミックな躍動感にあふれている。 

それにしてもこのDVDの聴きものはやはり『英雄の生涯』の方である。バイエルン放送響の音は豊かな低音に加えて音色に温かみがあり、いわゆるバイエルン・サウンドというべきで、それがシュトラウスの音楽に豊かなロマンティックな色付けを施している。ヤンソンスはそのようなオーケストラの上に立って、緻密なアプローチによって確固たる音楽を作り上げる。すっきりとしていながら確かな手応えを感じさせる充実した演奏である。

野崎正俊(音楽評論家)

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